南極クルーズの玄関口、ウシュアイア

アルゼンチンの最南端でフエゴ島に位置するティエラ・デル・フエゴの州都です。ティエラ・デル・フエゴの名は、火の土地を意味し、昔、先住民たちが焚く火が島のあちこちに見えた事に由来しています。20世紀前半には、この町は、凶悪犯の流刑地となっていた歴史があります。ここは「地の果て」と呼ばれ、夏ともなると世界中からの多くの観光客が訪れます。マルティアル山脈の麓に開けたウシュアイアの町の前には、ビーグル水道が広がっています。このビーグル水道から南極を目指します。ウシュアイアは、南極大陸から1,000㎞。南極に最も近い場所なのです。
ウシュアイアの地図はこちらから『ウシュアイアの地図PDF

ウシュアイアの町並み

 

 

メインストリート
この町の人口は、約7万人程ですが、夏季には世界中から多くの観光客が訪れ町は賑わいを見せます。町のメインストリートは、約1.3㎞のサンマルタン通りで、レストラン、カフェ、ギフトショップ、アウトドアショップなど軒を並べています。ハンバーガーやピザパイ、スパゲッティなどのファーストフード店やパタゴニア名物の羊やビーフのアサード(焼肉料理)などもあります。是非、アルゼンチンのワインを試してください。尚、治安は、ブエノスアイレスなどと比較する各段に良く、レストランやバーは、夜遅くまで外国人観光客で賑わっています。

ウシュアイアの町並み

 

ギフトショップ

 

緩やかな坂道

 

博物館
市内には、先住民族やかつてのウシュアイア周辺を紹介していえる「世界の果て博物館、ティエラ・デル・フエゴ」や監獄として使われた当時の歴史から現代アートまで展示をしている「元監獄と船舶博物館、 先住民族のうちヤマナ族(ヤーガン族)を主に紹介している「ムンド・ヤマナ博物館」などがあります。

元監獄



ティエラ・デル・フエゴ国立公園 Parque Nacional Tierra del Fuego
ウシュアイアの西方11㎞のチリとの国境に広がるフエゴ島国立公園。
アメリカ大陸を横断するパンアメリカンハイウェイの最南端地点のラパタイア湾などを訪れフエゴ島の大自然を満喫します。

ラパタイア(パンアメリカンハイウェイの終着地)

 

ロカ湖(向こう側はチリ)

 

ロカ湖(ここで切手やスタンプを押してもらえます)

 

公園内を走る観光列車「世界の果て号」は、ウシュアイアの刑務所建設の木材を運んでいた列車です。列車からは、樹木の伐採跡地やマカレナ滝、泥炭など公園内の景色をお楽しみいただけます。観光列車の乗車時間は、約50分です。

SL世界の果て号の駅

SL列車・世界の果て号

 

世界の果て号車窓