南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

みんなの探検旅行~ブログ~
2017.09.30

神秘のバフィン島と悠久のグリーンランドの旅①

2017年バフィン島とグリーンランド探検クルーズに、ご参加いただいた日本人観光客のお客様から、感動・大興奮の旅日記を写真とともに頂きました。

大絶賛の北極旅行「神秘のバフィン島とグリーンランド探検クルーズ」の旅行記をご紹介します。

 

いつか「あまり知られていないバフィン島と世界最大の島、グリーンランド」を訪ねてみたいと長年思っていた。ようやく夢がかないクォーク社の「神秘のフィン島とグリーンランド探検」に個人参加し、バフィン島とグリーンランドを訪れる事が出来た。今回の旅の参加者は110名ほどで、米国、カナダ、イギリス、オーストラリア、オランダ、スイス、南アフリカ、インドなどからの参加者で日本人は、私一人だけであった。

 

9月12日(火) 東京・成田空港出発  天候:雨

いよいよ旅立ちの日が来た。地元の駅まで送ってもらい成田空港に向かう。成田空港到着後、チェックインを済ませ、飛行機に搭乗。機内は、ほぼ満席である。約11時間30分の飛行でデトロイト空港到着。入国手続きとセキュリティ検査を済ませ乗り継ぎ。オタワへ行きの飛行機の乗継まで約5時間の待合があった。

空港の見学やコーヒーを飲んだりして時間を過ごした。夜、最終目的地のオタワに向けて出発。約1時間30分の飛行でオタワ到着。

カナダ入国では、etaビザが導入されたため、入国手続きは、米国の入国と同じように機械を操作して入国カードを出力。今まで利用していたカナダの入国カードはもう使用していない。入国手続きを済ませ、税関出口で入国カードを渡し、手続完了。

ホテルのシャトルバスで空港から3分ほどのクォーク社指定のヒルトン・ガーデンイン・エアポートに到着。ホテルのレセプションで部屋のキーと乗船用荷札、明日の予定を受け取り客室に入った。明日の出発に備え、早めに就寝。

 

9月13日(水) バフィン島とグリーンランド探検に出発 / 天気:晴

すがすがしい朝を迎えた。午前530分、飛行機に預ける荷物を部屋の前の通路に出し、午前600分から朝食。レストランでは、既に多くの人が食事をとっている。午前800分、2台のバスに分乗して空港に出発。10分ほどでバスは、直接ファーストエアーの駐機場に向かい飛行機の横に到着。セキュリティーチェックもなく簡単だ。機内預けの荷物を飛行機に積込み、そして搭乗となった。

バフィン島のイカルイトまではファーストエアーの737400型機で出発。機内食も用意された。

3時間10分で北極圏近くのイカルイト到着。あいにく雨が降っている。タラップの横にスクールバスが待機している。スクールバスで町の中心地にあるビジターセンターに向かう。10分ほどで到着。センター内には、ホッキョクグマの剥製やクジラのレプリカなどこの地域の野生生物が展示されている。センター内を見学した後、雨の中、町の見学に出かけた。大きな建物が建っている。スーパーマーケットには、品物も豊富だ。その後ソープストーンを加工した土産物店を覗いてみる。かなり高額だ。小さな動物の彫り物でもカナダドルで300500もする。大きなものだと3,000ドル以上もする。

午後320分、ゾディアックボート乗場に向かう。この港は潮の干満の差が大きい事で世界的に知られている。港で1時間30分ほど待たされた後、ゾディアックボートに乗船し本船に辿り着いた。乗船後、乗船手続を済ませ休む暇なく、スタッフ紹介、救命避難訓練、夕食と続き、夕食後にパルカの受け取りを済ませ、本日の予定は終了。客室に戻り荷物の整理を行った。ベッドに入ったのは、午後1100分頃であった。

 

 

9月14日(木) ローワー・サベージ諸島 / 天気:雨

目覚ましの音も聞こえぬまま午前8時00分起床。時差の関係もありとても疲れていたのだ。急いで朝食をとり、午前8時30分からゾディアックボートの利用方法の説明を受けた後、ゴム長靴を受け取った。

午前10時30分から1時間30分ほどローワー・サベージ諸島のゾディアッククルージングをおこなった。

ここは、苔と地衣類、苔癬(たいせん)が生えているだけの花崗岩の島々だ。クルーズ中、ハヤブサとシロカモメを見たが、タテゴトアザラシを見たお客様もいた。小雨が降りしきる中でのゾディアッククルージングは、結構きつい見学となった。昼に本船に戻り食事をとった。

午後は、写真撮影についての講座やイヌイット文化についての紹介、そしてリキャップ(今日のおさらい)などがあった。

夕刻、ウェルカムカクテル、そして夕食と続いた。今日も未だ疲れを感じていて早めに就寝をした。

 

9月15日(金)パングナータング、カンバーランドサウンド  天気:みぞれ後曇り

早朝まで船は揺れていたが朝には穏やかな航海となった。朝降っていたみぞれも止み、一時雲間から太陽が顔を出したが昼頃には、どんよりした天気に変わった。天気が変わりやすいのは北極独特の天候だ。

午前中は、北極旅行の規則についての話があった。午後2時にパングナータング到着予定であったが、海が時化て減速したため到着が遅れて午後4時以降となった。その間、カナダの岩石についての講演やビデオが行われた。

午後4時30分、パングナータングの沖合に投錨。午後4時45分、 最初のグループの下船開始の放送が入る。バフィン島へ初上陸だ。本船は、町までは1㎞ほど離れた場所に投錨している。ゾディアックボートで約20分の距離だ。私達が下船できたのは午後5時40分過ぎで町の桟橋に到着した時は、午後6時を過ぎていた。桟橋では、地元の人々が出迎えていた。子供達は人見知りする事無く懐っこい。日没が近づいている。急いで町の博物館やスーパーマーケット、土産物店を見学。途中アザラシの毛皮を干している民家の前を通りすぎた。パングナータングの人口は約1,600名、主な産業は漁業とアザラシ猟である。夏場に食料や燃料などの必需品を満載した貨物船がイカルイトから4~6回入港するが、冬場には、海が氷結のためにやってこない。野菜などの生鮮食料品は、1日に2~4便の航空便が運んでくるが天候が悪化すると1週間以上も物資が届かい事もあるが各家庭には、アザラシの肉を貯蔵しているため何も困る事は無いとの事だ。

地元のスーパーには、生鮮食料品など何でもそろっているが物価は高い。特に土産物はとても高いと思われた。

日没後の午後8時:00分、パングナータングの桟橋から本船に向かう。到着後、着替えを済ませて夕食をとった。

午後9時30分からエクスペディションスタッフによるバフィン島のアークティック・ベイで一冬をイヌイットの家庭で過ごした体験談が話され、とても興味深かった。家の中の温度は、裸で過ごせるぐらいの暖房が効いている事やアザラシとホッキョクグマの狩猟についての話はとても興味深かった。明日は、サンシャインフィヨルドに到着予定だ。

 

 

9月16日(土)サンシャインフィヨルド  天気:晴

波静かで穏やか航海だ。天気も快晴とはいかないまでも青空も見える。午前中は、アザラシとホッキョクグマの北極講座が行われた。

正午030分から昼食。午後、サンシャインフィヨルドに到着予定だ。サンシャインフィヨルドでは、ハイキングが予定されている。

グループ分けは、チャレンジャー、メディアムファースト、メディアムスロー、フォトグラフィー、コンティンプラティブとなっているのでフォトグラフィーグループに入る事にした。到着が楽しみだ。

午後330分頃、サンシャインフィヨルドの入り口付近に到着。大きな岩山の島が印象的だ。岩山の海辺に2頭のホッキョクグマが見えるとの事、急いでホッキョクグマを探し、撮影をする。ホッキョクグマはほどなく海に入ってしまった。

午後515分、チャレンジャー(健脚組)の下船開始の連絡が入った。フォトグラフィーグループはまだ先になりそうだ。

午後545分、フォトグラフィーグループの下船が始まった。10分程で石ころの海岸に上陸、救命胴衣を脱ぎ、散策しながらの写真撮影だ。山々が美しい。地衣類や苔のような植物が生えている。チャレンジャーグループが山の尾根に見え、夕焼けがグループを一段とロマンチックに醸し出している。2時間程写真撮影を楽しんだ後、船内に戻った。

その後、夕食、リキャップが行われた。明日は、イザベラ湾に向かう。天気が良い事を願う。

ベッドに横になって間もなくの午後1130分頃、オーロラが見えるとの船内放送で飛び起きた。急いで着替えをしてデッキの船尾に向かった。最初、天の川の様な白い形であったが、徐々に白いカーテンのようになっていた。1時間ほどの天体ショーであったがとても幻想的であった。

 

 

 

9月17日(日) イザベラ湾 / 天候:曇り時々晴れ

イザベラ湾への到着は午後の予定だ。朝食時、流氷と氷山が見えた。午前中は、クジラの講座を聞いたりしてのんびり過ごした。

時折、流氷と氷山が見えた。イザベラ湾は、ホッキョククジラが回遊する事で知られている。

午後2時30分頃、イザベラ湾近くに到達。船上からは、ホッキョククジラの潮吹きが見える。2頭いるようだ。連続で潮吹きが2回見えた時々、クジラの背中が見えるが、尾びれは見えない。船上で1時間程クジラ見物を楽しんだ。

夕刻、ゾディアッククルージングの予定なので、それまではのんびり過ごした。

午後5時45分、 ゾディアッククルージングでホッキョククジラを探索。時々遠くで潮吹きが見える。ゾディアックボートで近づくがクジラはなかなか現れない。こちらかと思えば別の方向に出る。とてもスリリングだ。突然音もなく空から光り輝く小さな物体が落ちてきた。キラキラ光りながら高速で海に落下した。隣に座っていた外国人が僕に今の見たろうと語りかけてきた。ゾディアックボートに乗っていた乗客でその物体を見たのは二人だけであった。たぶん隕石だと瞬間的に思った。また、再びクジラ探しが始まった。それから数回潮吹きと背中を見た後、最後に尾びれが見えたが遥か遠くであった。でもとても感激であった。

本船に戻ったのは午後7時30分頃であった。そして夕食。その後、今日のおさらいのリキャップと続いた。

 

 

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