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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

ネーン

ネーンは1771年にモラヴィア教会派宣教師によって開設された、ニューファンドランド・ラブラドール州最北の町です。宣教師はドイツからプレハブ家屋を持ち込み、その多くは今でも健在です。現在ネーンには多彩な経済活動が見られます。
ダイニングルームとバーの付いたプチホテル(26部屋)、ベーカリー、お土産屋、ダイビング・ショップ、大量燃料保存施設、2軒のスナックバー、数件の下宿屋、3軒の小売店そしてたくさんの建築業です。ディーゼル発電が電力を供給し、燃料とマキは一般家庭の暖房に使われます。近距離交通は夏のボートと冬のスノーモービルを使います。商業漁業のシーズンは通常7月~10月です。
ネーンで処理される主な魚種はホッキョクイワナ、鮭、イシビラメ、ソコダラ、ホタテガイなどです。
魚の加工工場はヘブロン近海まで漁に来る人々の雇用を生み出しています。

 
海氷が割れはじめる春の終り頃、ネーン近郊の河口近くでは自家用に消費する鱒が獲れます。自給自足のための狩猟は通年行われ、鴨や雁は海が凍り始める前の秋に、陸生・海生哺乳類も様々な種類を狩猟します。
カリブーの猟はジョージ河の群れがネーンとヘブロンの間にある出産場所に向かう途中通る春に行われます。アザラシ猟は通年行われますが、わな猟はたいてい冬です。

(北極旅行&北極クルーズ2-8)