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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

イタチ属/イタチ科イタチ属16~18種

イタチ属 (Weasels) ネコ目イタチ科イタチ属16~18種
オコジョ(=ヤマイタチM.erminea 35p+亜種)はイタチ科の中でも最も広範囲に周極分布している種です。
主要生息地は亜寒帯の針葉樹林又は混合樹林と考えられていますが、北極地方のツンドラには広く分布しているため標高の高い森林ツンドラでも生息しています。
イイズナ(M.nivalis=コエゾイタチ 2亜種)も周極性分布ですが、グリーンランドおよび高緯度北極地域の島々にはいません。

オコジョとイイズナはイタチ科で最も小さな2種です。
一年中活動し、冬眠しません。両者とも夏の茶毛と冬の白毛(商品名アーミン)に換毛します。なかには特徴ある尻尾の先の黒い毛があるものもいます。
他の北極種が冬になると毛足の長い毛に替わるのに対して、これら2種は夏毛・冬毛とも短い毛です。外気温が酷寒であっても体温は常に40℃を保っています。

主な食べ物は小動物に加えて鳥、子ウサギ、魚などです。
冬にはオコジョもイイズナも多量のタビネズミを食べます。タビネズミの地下トンネルまで入り込んで捕らえたり、その巣に住みついたりもします。
オコジョは冬でもタビネズミを捕食します。タビネズミとオコジョの個体数の推移は同じ曲線を描き、同じ時に最高、最低となります。

(北極旅行&北極クルーズ6-30)