南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • ホ-ム > 
  • 南極クルーズ・北極クルーズの手引き

南極クルーズ・北極クルーズの手引き

気候変化

過去100年の間、南大洋、特に南極周極海流以南は温暖化しています。
サウスジョージアでの記録によれば、海水温が2.7℃から3.5℃、特に冬の水温が上昇しています。
キングエドワード・ポイントで記録された気温も同様の上昇を表しています。

気候変化の原因要素はまだ全て解明されているわけではありませんが、気候変化の影響はサウスジョージア氷河の後退に顕著です。また、海洋生物の生息地への影響はそれほど顕著ではありませんが深刻です。
最も重要なオキアミは最も影響を受けやすい海域の北端に生息しています。
冷水生物として、大幅な水温上昇には耐えられないでしょう。事実、サウスジョージアが暖かい年はオキアミが少なくなっています。
もし、水温上昇がオキアミの餌となっている植物プランクトンの種類を変えれば、オキアミと他の動物プランクトンも影響を受けるでしょう。地域的エコシステムに与える気候変化の長期的影響をより良く理解する事は調査の優先課題です。

(南極旅行/サウスジョージア島7-2)