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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

監視及びモニター

違法で統制されず、報告もされない(IUU)、いわゆる密漁は、入漁権を持たない漁船が資源持続可能なレベル以上に捕獲するので、南大洋では深刻な問題です。
また、密漁はアホウドリなどの海鳥の犠牲にも責任があります。サウスジョージア政府の入漁料収入を使ったねばり強い法と監視の実行で、サウスジョージア海域では密漁は事実上なくなりました。漁業監視船ファロスSG号はサウスジョージアおよびサウスサンドイッチ両経済海域を違法漁業がないようパトロールしています。

漁業開始前に、入漁権を持つ全ての船はキングエドワード・ポイントで政府の役人により詳しく検査され、操業中も漁獲量と船の位置を毎日報告しなければいけません。コオリウオとマジェランアイナメの漁船は監視員を同乗させる必要がありさらに、密漁船を見分けるために人工衛星監視のための自動認識システム(AIS)を搭載します。オキアミ漁船には最低漁期半分の期間、監視員が乗り込みます。
ファロスSG号に乗り込んでいる漁業保護官は漁船の入漁権条件とカムラー保護規定に準拠しているかどうかを定期的に検査します。

マジェランアイナメ漁業に関する海洋管理協議会(MSC)認証の一環として、全ての製品は捕獲から販売店まで書類でたどれるようになっています。
ですから、レストランや魚屋で販売しているマジェランアイナメがサウスジョージアなどの法に準拠した方法で捕られたものであるかを聞くことが可能です。
カムラーも加盟国に輸入されるマジェランアイナメの経路を示す捕獲書類を必要とする制度があります。

(南極旅行/サウスジョージア島12-4)