南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

船内生活のご案内

●船内での服装
船内では、カジュアルで快適な服装でお過ごしください。一般的なクルーズ客船と異なり、ドレスコードはありませんので、夕食の時間も含め、カジュアルな服装が一般的です。ウェルカムパーティーやフェアウェルパーティーも催されますが、フリースやセーターなど自由な服装でご参加いただけます。

●デイリー・プログラム
観光や北極講座の詳細や食事時間、各地の情報など毎日のスケジュールの詳細は船内のテレビモニターまたは掲示板でご覧ください。当日のスケジュールは前日の夜に発表されます。

●船内アナウンス
ホッキョクグマやクジラなどの野生生物を発見した場合、上陸のご案内、スケジュールの変更、気象状況などはその都度、船内放送でお客様にご案内いたしますので、船内放送に耳を傾けて頂くようお願いします。また客室の音量を最大にしておいて下さい。上陸時間など重要な案内を聞き漏らした方は必ずスタッフにご確認ください。

●緊急避難訓練
SOLAS条約(海上人命安全条約)により、すべての船舶には出港後24時間以内に緊急避難訓練をする事が義務付けられています。客室に備え付けてある救命胴衣の場所、扉の内側に表示されている集合場所の位置を必ずお確かめください。訓練の時間は、お客様全員ご乗船後、エクスペディション・リーダーから案内があります。避難訓練は全員の参加が必須で、実際に救命胴衣を着用し、集合場所にお集まりいただきます。

●オープン・ブリッジ・システム
ブリッジ(操舵室)は船の運航の心臓部に当たる重要な場所です。クルーズ中は緊急の場合を除きご自由にブリッジを訪れる事が出来ます。船長以下船員たちが探検船を操る様子や海図を読む様子などを見学する事が可能です。但し、大声でおしゃべりをしたり騒音をたてて航行の邪魔をしたりせずに、常に左舷側に立つ事を心がけてください。

●インターネット、メールについて
探検船にはインターネットの設備がございますが、高緯度地域では通信が不安定なため、インターネットを利用できないケースが多々あります。また、通信速度が遅く料金も高額になるため、おすすめしていません。Eメール(有料)をご希望の方は、レセプションにてお手続きください。クルーズ中にご利用いただける専用Eメールアドレスが付与されます。このメールは英文字のみ対応となり、画像やファイルの添付はできませんので、ご注意ください。料金につきましては、乗船後レセプションへお尋ねくださいますようお願いいたします。

●喫煙について 
船内では禁煙となります。喫煙は、屋外デッキの指定された場所でのみ可能です。

●飲料水について
客室内では、直接、水道の蛇口からの生水は飲まないようにお願い致します。客室ではミネラル・ウォーター又は飲料水をお飲みになることをお勧め致します。飲料水は、コーヒーステーションに無料でご用意しております。尚、お食事の時にレストランで用意されるお水はお飲みになっても構いません。



●ご旅行中の健康管理について
現在処方薬をご使用されている方は、航空機の遅延や不測の事態に備えて、別途1週間程度のお薬を予備としてお持ちになる事をお勧めします。また、何らかの既往疾患があり、特別な治療や薬剤が必要である場合は、かかりつけ医師の署名のある診断書や薬剤の処方箋をお持ちください。これは万一既往疾患による何らかの症状や発作が起こった場合、船内常駐の医師や救急担当員がその診断書や処方箋に従って的確な処置が行える様にする為のものです。

●船内医療設備
船内には英語を話す医師が常駐しております。船内のクリニックには処方箋対応の薬剤を常備している他、突発的な怪我や事故に対する基本的な応急機材を備えております。しかしながらクリニックにはあらゆる症状に必要な薬剤はなく、全ての病状に対応出来る機器を備えていません。お客様の中で持病の治療を受けられておられる方は、ご自分で必要十分な薬剤をご持参ください。

●船の揺れと船酔いの対処法
天候や海象状況により船が大きく揺れる可能性もありますので、船酔いが心配の方は酔い止め薬の持参をお勧めします。通常、船酔い止めの薬はご気分が悪くなる前に飲まないと効き目が現れません。船内クリニックにも非常用として船酔い止めを常備しております。船酔いを防止する為には、アルコール類や、煙草、水分のとりすぎを避け、狭い場所に閉じこもらない様にする事です。デッキで水平線を眺めたり、目を閉じてじっと横になっている事も効果があります。出来るだけ空腹を避け、バターを塗らないトーストやクラッカーを少量召し上がる事をお勧めします。
※船酔いが心配なお客様は、船酔いを誘発しやすい柑橘類の果物やジュース類は避けてください。

●船の揺れが激しい場合
船の揺れが激しい場合は下記事項をお守り下さい。
・デッキには絶対出ないようにお願い致します。
・客室のドアなどが凄い勢いで急激に閉まる事がございますので、
ドアに手や指を挟まれないように十分気を付けて行動して下さい。

●身体障害者用の施設
本船には、移動に著しくご不自由がある方や介助用の機材が必要な方の設備は備えておりません。船内や船室のドアは狭くて重く、外側のドアの敷居はいずれも高くなっています。また金属製のデッキは海水や雨水により非常に滑りやすい状態になる可能性があります。残念ながら、身体に障害のある方には北極旅行は非常に困難である事を予めご承知ください。

(北極旅行乗船ガイド5-4)