クォーク・エクスペディションズ社 2016年 北極旅行&クルーズ
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 スピッツベルゲン島と神秘のフランツヨーゼフ諸島探検●詳細日程探検船シー・アドベンチャラーでスヴァールバル諸島、スピッツベルゲン島のロングイヤー・ビーエンを出港します。氷河に覆われたごつごつした山並みに代表されるスピッツベルゲン島の景色をお楽しみください。クォーク・エクスペディション社のチームにより、フランツヨーゼフ諸島探検の歴史と素晴らしいワイルドライフについて数々の北極講座が開かれます。        船中泊スピッツベルゲン島西岸沿いに北上します。ゾディアック・ボートに乗り換えて雄大な氷の断崖、7月14日氷河周辺をクルーズしながらムラサキハマシギ、ホンケワタガモ、カオジロガン、キョクアジサシ、多くの海鳥などの見学を予定しています。その後、かつて大理石の採石場であったニーロンドンを訪れます。ここではスヴァールバルライチョウや足の若干短いスヴァールバル固有のトナカイが見える可能性があります。            船中泊トルネセットでは北極特有の動物の一つ、セイウチに出会えるでしょう。セイウチの殆どは雄でよく砂浜に群れています。また、ここでは、スノーシュー(洋式かんじき)を試す機会があるかもしれません。その後アルケフィエッレ(鳥の山)のヒメウミスズメ、ハシブトウミガラス、ミツユビカモメなどが営巣する断崖下をゾディアック・ボートで周遊すると、騒々しい程の鳥の鳴き声と繁殖活動の様に圧倒されることでしょう。崖下には落ちてくる卵や雛を辛抱強く待つホッキョクキツネやホッキョクグマが見られる事があります。              船中泊スヴァールバル諸島の東端部分では、めったに上陸できない離れ島クヴィトーヤ島への上陸を目指します。このロシア国境に近い島は常に氷冠に覆われています。岬の名前となったスウェーデンの探検家と仲間が、1800年代末に北極点へ向けて飛び立った気球もろとも遭難した、アンドレーネセットに上陸を試みます。また、クルデメルピンテンではセイウチの群れに会える可能性が高い場所でもあります。              船中泊第二次世界大戦の名残であるドイツ軍のシャッツグレーバー基地跡が見えます。ここには、1996年まで機能していたロシアのネグルスカヤ基地と滑走路があります。  船中泊フリゲリー岬はフランツヨーゼフ諸島最北端に位置していて、銅板額と十字架が立っています。ここは、ヨーロッパ最北の地でスピッツベルゲン島よりもさらに北にあります。ルドルフ島のほとんどは氷冠に覆われていて、氷点以上の気温になるのは夏の数週間だけです。条件が許せばフランツヨーゼフ諸島最北の島ルドルフ島に上陸できるかもしれません。ノルウェー岬は砕氷船でも近づけない事がありますが、夏のツンドラには様々な北極の花々が咲き乱れて植物好きの方には最適です。ここは1895年~96年の冬、探検家ナンセンとヨハンセンが北極点挑戦からの帰路7か月を過ごした所です。彼らの急ごしらえの越冬小屋跡が今でも判別できます。海にはホッキョクグマ、セイウチ、シロイルカ、イッカクなどが観察できる可能性もあります。     船中泊景色の美しいチャンプ島に上陸を予定しています。上陸予定のフューム岬には最大直径3mにもなる大小の球形砂岩が転がっています。午後、上陸予定のアルガー島には、米ツィーグラー探検隊(1901~02)が使った基地、キャンプ・ツィーグラーの残骸が残っています。                  船中泊フッカー島のティカヤ・ブクタ(静かな湾)に近づくと、諸島最大の海鳥営巣地である玄武岩の断崖、ルビニ・ロックが見えてきます。双眼鏡とカメラを持って前甲板から子育てをするハシブトウミガラスやミツユビカモメなどを観察しましょう。その他湾内にはソ連時代の基地跡があり、ホッキョククジラが見られる可能性があります。          船中泊北極探検史は北極点に挑戦して敗れた人と探検船についての話であふれています。ノースブルック島のフローラ岬は1880年にリー・スミス探検隊により発見されましたが、乗っていた探検船エイラ号は島の沿岸近くで沈んでしまいました。ジャクソン探検隊(894-97)の頑丈な探検船の遺物はまだ残ったままです。午後は、ベル島に上陸予定です。少し歩いて、驚異的によく保存されている、リー・スミス隊(1881~82)の探検小屋エイラ・ロッジを訪ねます。             船中泊スヴァールバル諸島に戻ってきました。ヴィーベブクタでは今までの陸地とは全く異なって、氷河の無い地勢の北極砂漠でのハイキングを予定しています。海から1㎞もの内陸にクジラの骨が残っています。        船中泊上陸してみると地形が変わっている事に気づくでしょう。ハイキングを楽しみながら、鳥を観察したり、極地の淡水湖と花のライフサイクルを学んだりします。運が良ければセイウチに遭遇できるかもしれません。      船中泊ポーランドのホルンスン基地(1957年設立)の訪問許可をもらえれば、1978年に改築されて、通年観測が出来るようになった基地を訪れる予定です。現在、進行中の観測は地球電界の大きさ、氷河の活動そして気候変動要素を検出する事などです。       船中泊朝、ロングイヤー・ビーエンに入港します。エクスペディション・チームに別れを告げて下船します。下船後、空港及び町の広場までお送りいたします。第1日目ロングイヤー・ビーエンにて乗船/出港第3日目トルネセット(北東島)とアルケフィレット(スピッツベルゲン島)観光第4日目アンドレーネセットとクルデメルピンテン(クヴィトーヤ島)観光第5日目アレクサンドラ島(フランツヨーゼフ諸島)観光第9日目フローラ岬(ノースブルック島)とベル島観光第10日目ヴィーベブクタ(北東島、ノルウェー)観光第11日目スンドネセット(バレンツオイヤ島)とドレリットネセット(エッジオイヤ島)観光第12日目ガシャムナ、イスビヨーン・ハムナ、ブレポレン(ホルンスン)観光第13日目  ロングイヤー・ビーエン入港/下船第6日目フリゲリー岬(ルドルフ島)とノルウェー岬(ジャクソン島)観光第7日目チャンプ島とアルガー島観光第8日目フッカー島観光第2日目7月14日氷河とニーロンドン観光16

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