クォーク・エクスペディションズ社 2016年 北極旅行&クルーズ
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伝説の北西航路探検クルーズ●詳細日程オタワ到着後、クォーク社指定のホテルに宿泊します。               オタワ泊オタワからチャーター機にてグリーンランドのカンゲルルススアークへ。到着後、シー・アドベンチャラーに乗船。町は、ツンドラの大地にあり、その周囲には、ジャコウウシやホッキョクギツネも生息しています。夕刻、探検クルーズに出港します。    船中泊典型的なグリーンランドの村イティレクに到着します。イティレクには水が出ません。人口約130人のカラフルな家並みがツンドラの上に建っています。シシミュートでは伝統的なカヤックの実演をご覧いただきます。グリーンランドが植民地だった18世紀の頃の建物が残る町を、大きなホッキョククジラの骨でできた門を抜けて散策してみましょう。            船中泊イルサット・フィヨルドの最奥部にある氷河は、北半球で最も早く氷山が出来る場所です。氷山は氷河から離れてフィヨルドを下り、バフィン湾へと向かいます。海に流れ出た氷山は、ニューファンドランドの沖合で、数年かけて溶解してしまいます。その後、湾の眺めの素晴らしい所までハイキングを楽しみます。         船中泊グリーンランド屈指の小さな村サッカクを訪れます。人類学者によって、村の原住民や狩猟に関する本が出版されたこともありました。巨大な氷河を探索しながら、エキプ・セルミア氷河へと航路を進めます。            船中泊本船がウマナックに近づくと、息をのむほどの景観が広がり、町の名前になったハート型の山が聳え立っているのをご覧いただけます。ウマナックは、ヌスアック本土に1758年にデンマークの植民地として建設されましたが、1763年、アザラシが豊富な島の近くに移されました。町を散策する際には、1860年に建てられた歴史的なオイル倉庫を訪れる事ができます。倉庫の裏手には、数年前まで使われていた泥炭小屋もあります。午後には、1972年に5人のグリーンランド人のミイラが発見されたキラキツソックを訪れます。 現在、ミイラはグリーンランドの首都ヌークで保存されています。           船中泊本船が西へ針路を向けて航行する際には、氷山や海鳥が滑空する姿、クジラなどが見えるかもしれません。              船中泊ポンド・インレットに到着すると、町並みや芸術家たちの集落が出迎えてくれます。ポンド・インレットの人々は、彼らが作り出した国際的に有名な芸術とホッキョクイワナ漁で生計を立てています。           船中泊デボン島のマックスウェル湾で、イヌイットの祖先が暮らしていた狩猟の根拠地を訪れた際には、ハイキングやゾディアック・クルージングを予定しています。ダンダス・ハーバー周辺では、セイウチやジャコウウシなどの野生動物を探索します。私たちが訪れる廃墟となった集落は、かつてはカナダ王立騎馬警察署でもありました。                 船中泊デボン島の西端沖に、ビーチー島があります。石の多い浜に、ジョン・フランクリンの北西航路探検で亡くなった人々のことを厳粛に思い出させる3つの墓標があります。ラドストック湾は、考古学的に素晴らしい遺跡です。近くには、ホッキョクグマの観察場所であるキャズ・ウェルタワーがあります。    船中泊北緯74度線上で、北極圏の北805km辺りのピール・サウンドにあるサマーセット島を訪れます。ここでは、カリブーやジャコウウシを見学いただけます。また、サマーセット島の北東端にあるプリンス・レオポルド島の断崖絶壁に巣を作る何十万羽もの海鳥を観察します。    船中泊サマーセット島の沿岸に沿って、南へと航路を進めます。無人のハドソン湾会社の交易所があるフォートロスに上陸を予定しています。北米大陸とサマーセット島を隔てる狭いベロー海峡を抜け、西へと航路を進めます。      船中泊1845年、ジョン・フランクリンは、北西航路を発見するために、129名の英海軍士官と乗組員を率いて、カナダ北極圏の探検にやってきましたが、以降の消息は不明となり、32年間にわたって救援の捜索が行われました(探検隊は1848年に遭難したと考えられています)。1859年にフランシス・マクリントックにより、最初に発見された白骨化した遺体は、キング・ウィリアム島の西沖で見つかり、船員だと考えられました。 1859年以来、フランクリン探検隊のたくさんの白骨化した遺体や遺物がキング・ウィリアム島のいろいろな場所で見つかりました。一番最近のものでは、2013年に、カナダ国立公園局が識別と分析のために、骨や約200の帆布、皮、爪、びょう、缶、金属のコンテナ、鋳鉄、ロープなどの遺物を収集しました。         船中泊ジョン・フランクリンの物語の地に戻ります。フランクリン探検隊のエレバス号とテラー号は、2年の冬の間、島の近くの氷に閉じ込められ、1848年に船を放棄しました。10年後、探検隊が遺した簡単な書置きが、ビクトリー岬の石塚の前で発見され、これにより生じた謎が、21世紀になってもなお探検隊の捜索熱を高めています。フランクリン隊のエレバス号とテラー号の両船も行方不明のままで、様々な人が捜索を続けていましたが、2014年9月にビクトリア海峡探検隊が両船捜索を広い範囲で行った結果、9月7日にキング・ウィリアム島沿岸で沈んでいるエレバス号の遺物を発見しました。      船中泊私たちの探検クルーズでは、コロネーション湾での時間を最大限に確保するために、アイス・チャートや天気予報をはじめ、これまでの北極探検の経験を生かします。上陸してハイキングをおこなったり、ゾディアックボートで野生生物の探索も予定しています。もし天候が許せば、歴史的な場所を訪れることもできるでしょう。ビクトリア島で最大のコミュニティでケンブリッジベイとして知られている人口約1400人のイカルクトゥティアックの人々は、彼らの伝統文化である歌やダンスで歓迎してくれることでしょう。                  船中泊バサースト入り江周辺で、素晴らしい秋色に染まったツンドラのハイキングを予定しています。                 船中泊1851年、ジョン・レイとその同伴者たちは、2台のソリと5匹の犬で、湾の東端のドルフィン・アンド・ユニオン海峡を横断しました。この探検の終着点は、ジョン・フランクリン探検隊の船が氷に閉じ込められた地点から西へ80㎞のところでした。もし、レイがそのことを知っていたならば、フランクリン探検隊は全く違った結末になっていたでしょう。             船中泊クグルクトゥク入港/下船。感動あふれる北西航路の探検クルーズに別れを告げて下船です。クグルクトゥク発、チャーター機にて空路カナダのエドモントンへ。エドモントン着後、クォーク社指定のホテルに宿泊。     エドモントン泊エドモントンのホテルにて朝食後、解散。第5日目エキプ・セルミア氷河観光第6日目ウマナック観光第3日目イティレクとシシミュート観光第4日目イルリサット観光第7日目バフィン湾横断クルーズ第8日目ポンド・インレット観光第9日目デボン島観光第10日目ビーチー島観光第1日目オタワ(カナダ)に到着第2日目オタワ発Bカンゲルルススアーク着/乗船/出港第14日目キング・ウィリアム島観光第15日目コロネーション湾とケンブリッジベイ観光第13日目ビクトリー岬観光第16日目バサースト入り江観光第17~18日目アムンセン湾観光第20日目エドモントン(カナダ)にて解散第11日目サマーセット島観光第12日目フォートロスとベロー海峡観光第19日目  クグルクトゥク(コパーマイン)入港/下船/発Bエドモントン着 24

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