クォーク・エクスペディションズ社 2014~15年 南極旅行&クルーズ
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南極海の島々は、神秘と驚異に満ちた野生動物の楽園です。太古の姿をとどめる雄大な大自然の中で、新しい生命を育み、短い夏を謳歌する野生動物たちの営みは感動的です。神秘と驚異に満ちた南極海の島々スコシア海に浮かぶ長さ160㎞、幅30㎞の三日月型をした山岳性の島です。気候は寒冷多湿。海抜1,800m以上の氷河を冠した山々が12峰もあり、最高峰は、海抜2,934mのペジェット山。氷河は160か所以上あり、その多くは海まで達しています。捕鯨漁の最盛期にはグリトビケンに500人もの人間が働いていましたが、今では捕鯨基地跡、製油所跡、博物館、土産物店、教会、南極観測基地などがあるのみです。ここには、偉大な探検家アーネスト・シャクルトンが眠る墓地があります。また、この島には、10万番(つがい)ものキングペンギンや何千頭もの巨大なアザラシ、オットセイ、鳥類など多種多様の野生動物が生息し、「南極のガラパゴス」と呼ばれています。1775年1912年頃まで1904年~65年1992年ジェームズ・クックによって再発見され、イギリスが領有を宣言以降、クック船長の報告により多くのアザラシ猟師が大挙して押し寄せ、オットセイやミナミゾウアザラシは油の原料として乱獲され、ほぼ絶滅状態になる。鯨油採取の捕鯨基地として活動野生動物の保護がはじまる。現在、個体数が徐々に回復しつつある。サウスジョージア島サウスジョージア島South Georgia IslandSouth Georgia Islandキングペンギンとゾウアザラシなど野生動物の楽園7

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