ワン・オーシャン・エクスペディションズ社 2017-18年 南極旅行&クルーズ
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この旅行は、チリ南部の港湾都市、プンタ・アレナスから始まります。朝、市内の中心地にご集合いただいた後、空港に送迎いたします。プンタ・アレナスから約2時間の飛行でドレーク海峡を横断し、南極のキングジョージ島に向かいます。キングジョージ島に到着後、ゾディアックボートを利用して客船に乗船。乗船後、客室にお入り頂き、船内を見学し、そしてエクスペディション・スタッフや他のお客様とお会いします。夕刻、ウェルカム・カクテルと最初の夕食をお楽しみいただきます。これから始まる信じられない程の探検旅行を前に誰しも興奮と期待に満ちています。一晩の内にジェルラシ海峡を横断します。南極大陸の聳え立つ峰々の素晴らしい光景で目覚めることでしょう。これからの3日間は、ジェルラシ海峡沿岸を様々な日程で探検します。海氷の状況が良ければ、ルメール海峡を通航し、プレノウ島やペノラ海峡を訪れる予定です。南側のピーターマン島には、かなりの数のアデリーペンギンとゼンツーペンギンの営巣地が並んであります。南極観測基地の訪問では、気候変動について研究している魅惑的な洞察を提供してくれます。南極の海岸線の風景は、雪と氷に覆われた山並みが続いています。私達のアクティビティ・プログラムは、ガイド同行でのハイキングや野生生物の営巣地の見学、専門ガイドの解説で海氷の中のゾディアッククルージングなどをご案内します。訪問予定地は、パラダイス湾、オーンハーバーあるいは、アンドボー湾あるいは、エレラ海峡を航行してクーバービル島のペンギンの営巣地を見学します。頻繁にザトウクジラと遭遇するウィルヘルミナ湾もお気に入りの場所です。海氷に覆われたウェッデル海の玄関口、アンタークチック海峡に向けて北に航行します。途中、デセプション島への訪問を予定しています。天候状況が良ければ、海水が流れ込んだ火山のカルデラまで本船を進めます。この島は、劇的な場所で、黒砂の海岸に沿って、いくつかのペンギンの営巣地があります。錆びた遺物や老巧化した木造建築が残る昔の捕鯨基地跡など歴史を感じるものが沢山残っています。オットセイたちは、風雨から身を守るため、古い構造物の間に集まっています。海岸の外れには、飛行機の古い格納庫があります。これは、1928年にオーストラリアのサー・ヒューバート・ウィルキンスが南極で初飛行を行った際のものです。「ネプチューンズ・ベローズ」として知られるクレーターの周縁までのハイキングもお楽しみいただけます。私達の目標は、南極半島とジワンビル島を隔てるアンタークチック海峡を航行して、海氷に覆われたウェッデル海に入る事です。巨大な卓状氷山に畏敬の念を打たれます。氷山の間の航行はとても感動的です。この地域には、いくつかのアデリーペンギンの大きな営巣地があります。数日間、南極半島沿岸とウェッデル海の入口を探検した後、エレファント島に向かいます。エレファント島は、今から約100年前のアーネスト・シャクルトンとエンデュアランス号での探検のストーリーに深く関わっています。北部沿岸に吹き付ける強風とスコシア海の荒波が打ちつけるワイルド岬。シャクルトンとその隊員達は、生還を願ってひっくり返した救命ボートの下で野営をおこなったのです。強風と荒波が打ちつける岩場の海岸に上陸する事は、かなりのリスクがあります。極地探検の歴史に興味がある方には、とてもスリリングな場所でもあります。エレファント島を離れる際、シャクルトンと5名の隊員達が行った「殆ど不可能に近い事を成し遂げた事」に敬意を表します。彼らは、1916年4月24日、エレファント島から約6.9mの無甲板の救命ボートで約1500km離れたサウスジョージア島に向けて出発。凍てつく荒海のスコシア海を転覆しそうになるなど多くの危険を乗り越えて、約2週間の航海の後、サウスジョージア島南岸にたどり着いたのでした。私達は、快適な客船でスコシア海を横断します。終日、船上の専門家たちは、魅力的なプレゼンテーションとディスカッションを予定いたしております。海鳥たちは、本船を追って飛び続けています。スコシア海の風に乗って飛行するアホウドリやオオフルマカモメもご覧いただけるでしょう。水平線に山脈の峰々が見えてくると、サウスジョージア島への到来を告げます。サウスジョージア島の最も遠隔の地の南東端を周って航行します。これからの4日間は、海岸線に沿って探検します。黒砂の海岸やタソックグラス、氷河に覆われた峰々がとても印象的です。サウスジョージア島は、地球上における野生生物の多くを占めていると言われています。海岸線を覆うアザラシ、巨大な岩場に繁殖し空を舞う海鳥、ものすごい数のキングペンギン。サウスジョージア島訪問の主な目的は、これらの巨大な営巣地の見学です。ナチュラリストによれば、およそ10万羽ものキングペンギンの親鳥とヒナが生息しているものと推測しているとのことです。今回のクルーズでは、ゴールドハーバー、ロイヤル湾、セントアンドリューズ湾、ソールズベリー平野の訪問を予定しています。沿岸部には、捕鯨時代の錆びた遺跡が点在するようにあります。最も大きな捕鯨基地の遺物があるグリトビケンには、博物館や美しく復元されたノルウェー・ルーテール教会があります。捕鯨基地の近くには、1922年にこの地で亡くなったアーネスト・シャクルトンが眠る小さな墓地があります。船上では、この旅行のハイライトとなる偉大な探検家、アーネスト・シャクルトンについてのプレゼンテーションを予定しています。引き続き、沿岸部に沿って航行を続け、最後の上陸予定地は、ストロムネスです。ここは、昔の捕鯨基地で、アーネスト・シャクルトンとフランク・ワースリー、トム・クリーンの3人が不可能と思われたサウスジョージア島の険しい山脈を横断して救助を求めて辿り着いた場所でした。クリスマスを祝うにサウスジョージア島は最適な所です。調理チームは素晴らしいクリスマス・ディナーをご用意致します。フォークランド諸島に向けて航行中、写真をダウンロードしたりしてお過ごしください。また、本船の周りを飛び交うアホウドリやオオフルマカモメなど海鳥の観察をお楽しみください。船内では、専門家が教養プログラムのプレゼンテーションやリキャップを引き続きおこないます。数日間の航海の後、フォークランド諸島の最南端に位置するシーライオン島に到着します。吹きさらしのシーライオン島への上陸を予定しています。ゾディアックボートで海岸に上陸し、野生生物の営巣地を見学します。付近の海岸には、3種類のペンギン(ゼンツー、マゼラン、イワトビ)とゾウアザラシ、オットセイが生息しています。また、キバナウやフォークランド・カラカラも繁殖しています。天候状況が良ければフォークランド諸島の南東部に位置し、集落があるブリーカー島を訪れる予定です。見学を終えた後、フォークランド諸島のスタンリーに向けて北に針路をとります。夜、この地球の遠隔地への素晴らしい旅行を振り返りながら、船長主催のスペシャル・ディナーを楽しみます。早朝、狭い水路を航行してシスタンリーに入港します。人口約2,000人のスタンリーには、明るくカラフルな色彩の建物、花々が咲き誇る庭園、大聖堂、数軒のパブなどがあり、英国やスコットランドの海岸線の田舎町を思わせる風情があります。空港に向かう前に町を散策する時間があります。スタンリーから空路チリのプンタ・アレナスへ向かいます。90分程の空の旅をお楽しみください。チリのプンタ・アレナス到着後、解散。◆プンタ・アレナスに滞在されるお客様のため、 市内への送迎バスもご用意いたしております。クリスマス! 南極とサウスジョージア島、フォークランド諸島クルーズ 17日間●詳細日程第1日目プンタ・アレナス集合/発B  キングジョージ島着/出港第7~8日目スコシア海横断クルーズ(サウスジョージア島に向けて航海)第9~12日目サウスジョージア島(クリスマスイブ&クリスマス)第13~15日目南大西洋クルーズ(フォークランド諸島に向けて航海)第2~4日目ジェルラシ海峡と南極半島第5日目南極半島とウェッデル海第6日目エレファント島第17日目スタンリー入港/下船/発B  チリのプンタ・アレナス到着、解散第16日目シーライオン島とブリーカー島(フォークランド諸島) No.1024

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