クォーク・エクスペディションズ社 2018年 北極
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北極の野生生物Wildlife of Arctic● ホッキョクグマ Polar Bear生息地により違いがありますが、体長は2~3m、体重はオス500kg、メス150~250kg。クマの中でも最も肉食性が強く、長い首と小さな耳が特徴です。1日におよそ160kmも泳ぐことができます。かぎ爪のある大きな脚、その掌は剥き出しになっていて、氷の上でも素早く動けるよう静止摩擦を得ることができるようになっています。大きな脚は泳ぐ際にオールの役目をし、冬ごもりはしませんが、雌は雪の中に穴を掘り、1~2子を産みます。● スヴァールバル・トナカイ Reindeer雄の枝角は、1.2mにも達し、枝角の1本が湾曲して顔の真ん中に垂れ下がっているという点でも特異です。特長は、幅の広い蹄にあります。蹄は深く割れているため全体に広がり、雪やぬかるみでも体を支えられるようになっています。脚を使って蹄で雪を掻き出してハナゴケや地衣類を食べます。北米ではカリブーと呼ばれていますが、カリブーに比べトナカイは体が小さく、早く繁殖します。● ジャコウウシ Musk-ox体長150cm、体重は200~300kgで北極地方の厳しい環境条件に適応し、ツンドラと極地砂漠の両方で生息する草食動物です。できる限り移動をせず控え目な活動をするため、エネルギーの消耗は少なく餌漁りの欲求が抑制されています。繁殖は鈍く、隔年で1産1子を産みますが、植物が豊富な地域では毎年子を産む事もあります。● ホッキョクギツネ Arctic Fox北極の中型動物のなかでは最も長い毛皮をもっていて、南部地域に住む個体の外皮は1年中青みがかった灰色をしています。夏の間は、四六時中活動していて、24時間昼間の北極の太陽光を利用します。繁殖場所となる岩だらけの尾根や崖を探して、枝分かれした長い巣穴を堀って、そこで4月から5月にかけて子を産みます。驚くべきことに1産につき10子を産むこともあります。● ベルーガ(シロイルカ) Beluga大型のイルカ。真っ白で背びれがない体で、大きくて丸い頭部、自由自在に曲げる事の出来る首が特徴です。柔らかくてよく動く口と共に、鯨類にしては珍しく「表情」があるように見えます。体色は出生時には灰褐色ですが、次第に淡くなり幼体で灰青色に、最終的には成体(概ね5~6歳)純白となります。● イッカク Narwhal北極海だけに分布している小形のハクジラ類です。体長5mぐらいに成長し、雄は上顎左側の第1歯(門歯)が左巻きにねじれながら伸び続け、最長3mぐらいに達します。これが頭に1本の角(つの)があるように思われて名前がつけられました。● タテゴトアザラシ Harp Seal北方のアザラシ科の中では最大の繁殖グループを形成しています。新生子は白い新生子毛を生やして生まれますが2~4週間で抜け落ちます。● アゴヒゲアザラシ Bearded Seal北極地方の全域に分布しています。名前の由来は、海底で餌を探すのに役立つ震毛(口の周りの剛毛)に由来しています。餌は、カニやエビジャコ、コマイ、ホッキョクダラです。● ワモンアザラシ  Ringed Seal北極のアザラシの中では、最も広く分布しています。岸まで張った海氷の生活に最も適応しています。● セイウチ Walrus体長2~3.5m、体重はオス750~1,400kg、メス500~900kg。鋭く尖った2本の白い牙がトレードマークです。太い首でまるみのある巨大な頭部を支えています。北極圏に近い氷上や沿岸で何百頭もの群れで生活をしています。餌は、主として大陸棚に生息する軟体動物です。約75mも潜る事ができます。● シロカモメ  Glaucous Gull● クジラ Whale● ハシブトウミガラス Brunnichs Guillemot● ミツユビカモメBlack-legged Kittiwake6

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