クォーク・エクスペディションズ社 2018-19年 南極
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●詳細日程第1日目アルゼンチンのウシュアイア到着第2日目乗船/ウシュアイア出港第3~4日目ドレーク海峡横断クルーズ第12~13日目ドレーク海峡横断クルーズ第5~11日目ウェッデル海とスノーヒル島のコウテイペンギンの営巣地第14日目  ウシュアイア到着/下船 No.4ウシュアイア発着スノーヒル島のコウテイペンギンの営巣地を訪ねる南極探検 14日間親鳥が海から餌を持って営巣地に戻るとトランペットのような鳴き声でヒナを呼び寄せますので注意して聞いてみてください。ヒナはその声に反応し、鳴きながら親鳥のもとにやってきます。ペンギンを観察する際には、ペンギンを保護するために少なくとも5m離れて見学してください。コウテイペンギンは人間をおそれる事はありません。静かに観察しているとペンギンから近づいて来ることがあります。また、しゃがんで写真撮影をしている際、ちょっとカメラから目を離して周りを見渡してください。もしかするとペンギンに取り囲まれているかもしれません。コウテイペンギンの営巣地の見学を終え、ウシュアイアに向けてドレーク海峡を横断します。船内のラウンジでお友達と写真を共有したり、図書室で読書をしたり、エクスペディションチームのプレゼンテーションを聞いたり、テレビでドキュメンタリー番組を見たりしてお過ごしください。南極講座のトピックスは、探検の英雄の時代や南大洋のクジラなどを予定しています。屋外デッキからは多くの海鳥をご覧いただけるかもしれません。写真撮影やバードウオッチングでお楽しみください。ビーグル水道の入り口に到着するとパイロット(水先人)が本船に乗船しウシュアイアまでの航海をヘルプします。天気が良ければ、南米最南端の夏の柔らかな日差しを楽しむ事ができます。朝、ウシュアイア到着。午前、エクスペディションスタッフに別れを告げて下船です。下船後、ウシュアイア空港あるいは市内のホテルまでお送りいたします。今回の探険クルーズには、上陸や野生生物の観察、ヘリコプター遊覧、氷の状況など様々な要因が含まれています。流氷や卓状氷山が浮かぶウェッデル海を航行する素晴らしい体験をしながらスノーヒル島に向かいます。スノーヒル島への上陸と野生生物の見学は、天候と氷、野生生物の自然界のサイクル状況によって決定します。コウテイペンギンの営巣地へは順番にヘリコプターでご案内いたします。ヘリコプターの離着陸は、コウテイペンギンを保護するため少なくとも営巣地から約1.4km離れた場所となります。ヘリコプターの離着陸場所からすべての装備を持ってコウテイペンギンの営巣地まで厚さ数メートルの海氷上を徒歩で往復します。必要なものは、バッグパックに詰めてお持ちください。コウテイペンギンの営巣地の訪問は、生涯に一度かも知れません。いつでも撮影ができるよう常にカメラを持ち歩く事をお勧めいたします。プロのカメラマンなどからなるエクスペディションチームは、船上で撮影テクニックについてのワークショップをおこないます。また、営巣地では、撮影のお手伝いもいたします。滞在中、コウテイペンギンの営巣地に何度訪れる事が出来るか分かりませんが、エクスペディション・リーダーは、天候や飛行条件が許せば出来る限りご案内する予定です。そして可能な限り営巣地に滞在しコウテイペンギンやその周辺の自然環境を十分に観察できるよう配慮する予定です。コウテイペンギンの営巣地を訪ねる探検クルーズは、通常の南極探検クルーズよりも早い時期に南極を訪れていますので、コウテイペンギンのヒナは、未だ親鳥の抱卵嚢(ほうらんのう)にいるかも知れません。あるいはヒナばかり集まって大規模なクレイシ(保育所)を形成しているかも知れません。親鳥は、トボガン滑りをしながら餌を捕りに営巣地と海の間を往復するのをご覧いただけるでしょう。 ウシュアイア空港到着後、クォーク社の無料送迎バスでホテルへお送りいたします。クォーク社指定のホテルに宿泊。世界最南端の港町アルゼンチンのウシュアイアは、パタゴニア地方や南極への旅の玄関口として、また交通の要所として栄えています。海と山に囲まれた美しいウシュアイアの町の散策をお楽しみください。手づくりチョコレートやアルゼンチンワインなどお土産も充実しています。午前、自由行動午後、乗船手続夕刻、ウシュアイアから待ちに待った南極に向けて出港します。本船はビーグル水道を進みます。この水道は、チャールズ・ダーウィンが世界周航したビーグル号に因んで名づけられたことでも有名です。私たちの船出を祝うかのように山裾に開けたウシュアイアの町が夕日を浴びて光り輝き、船尾には多くの海鳥が追いかけてきます。天候の予測が難しいことで有名なドレーク海峡を横断します。ここでは刻々と天候や海象状況が変化しますので備えが必要です。この2日間は、スノーヒル島のコウテイペンギンの営巣地に到着してからの準備をします。クルーズ中、南極条約、南極訪問者のガイドライン、ゾディアックボートやヘリコプターの利用方法、南極の捕鯨の歴史やコウテイペンギンの生態や生息地、繁殖行動などについてのプレゼンテーションを予定しています。ドレーク海峡を横断し、南極海峡に入ると棚氷から分離し海に流れ出た巨大な卓状氷山が見え始め、南極への到来を告げます。24

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