ワン・オーシャン・エクスペディションズ社 2018-19年 南極
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この旅行は、チリ南部の港湾都市、プンタ・アレナスから始まります。朝、市内の中心地にお集まりいただいた後、空港に送迎いたします。プンタ・アレナスから約2時間の飛行でドレーク海峡を横断し、南極のキングジョージ島に向かいます。キングジョージ島に到着後、ゾディアックボートを利用して客船に乗船。乗船後、客室にお入り頂き、船内を見学。そしてエクスペディション・スタッフや他のお客様とお会いします。夕刻、ウェルカム・カクテルと最初の夕食をお楽しみいただきます。これから始まる信じられない程の南極旅行を前に誰しも興奮と期待に満ちています。一晩の内にブランスフィールド海峡を横断します。南極大陸の聳え立つ峰々の素晴らしい光景で目覚めることでしょう。これからの2日間は、様々な日程でジェルラシ海峡沿岸の探検をいたします。もし、海氷の状況が良ければ、ルメール海峡を通航し、プレノー島やペノラ海峡を訪れる予定です。南側のピーターマン島には、かなりの数のアデリーペンギンとゼンツーペンギンの営巣地が並んであります。活動中の観測基地の訪問は、南極で起こっている重要な気候変動について魅惑的な洞察を提供してくれます。島の小高い雪山を横断する素晴らしいハイキングをお楽しみいただけます。古いイギリスの南極調査小屋『ウディ・ハウス』の見学をしたいと考えています。北に向かって航海します。大きな花崗岩のスコット山とシャクルトン山の脇を通過し、ルメール海峡の通航を試みます。南極半島沿岸の風景は、雪と氷河に覆われた山並みが続きます。アクティビティ・プログラムは充実しています。毎日、海岸の散策、野生生物の営巣地の訪問、専門ガイドの解説で海氷の中でのゾディアッククルージングをおこないます。ここでの予定は、パラダイス湾、オーンハーバー、アンドボー湾、或いはエレラ海峡を航行してクーバービル島のペンギンの営巣地の見学です。ウィルヘルミナ湾はお気に入りの場所で頻繁にザトウクジラと遭遇できる素晴らしい場所です。海氷に覆われたウェッデル海の入口、南極海峡に向けてクルーズします。本船の左舷にサウスシェトランド諸島が連なっています。この海域のクルーズは、いくつかの素晴らしい上陸ポイントがあります。近くのハーフムーン島には、ヒゲペンギンの営巣地があります。マクファーレン海峡を横切ると、ウェッデルアザラシが時々目撃されるヤンキーハーバーがあります。天候状況が良ければ、デセプション島の上陸を予定しています。本船が、デセプション島の狭い入口、ネプチューンズ・ベローズの通航は、スリル満点です。ここでは、本船でカルデラの中の航行とゾディアックルージングを予定しています。長さ約46Km、幅約19Kmの南極海峡は、南極半島の北端とジワンビル島を隔てています。南極海峡に入ると、壮大な南極の氷帽をご覧頂けるでしょう。ウェッデル海に本船を進めると海氷と巨大な卓状氷山の数が増えてきます。これらの氷山は、南にある棚氷から欠け落ちたもので、海流によって北に漂流しています。この変わらぬ光景は、いつ見ても感動的です。南極の柔らかな薄明りの中で素晴らしい写真が撮影できます。ここは、遠隔の原始の地で、これまでに訪れた場所とは全く異なる景観をなしています。ウェッデル海海域には、驚くほどの数のアデリーペンギンが生息する大きな営巣地があります。ある営巣地には、10万羽ものアデリーペンギンが生息していて、見る者を圧倒します。天候状況が良ければ、ホープ湾やポーレット島、ブラウン・ブラフでの上陸を予定しています。本船が航行する際、浮氷を良く観察してください。近年この付近で、コウテイペンギンを度々、目撃しています。ナチュラリストは、コウテイペンギンの大きさと羽から、若いコウテイペンギンが餌を摂りながら探検に出かけて来たのであろうと推測しています。実際、スノーヒル島の南側には、コウテイペンギンの営巣地があることが知られています。この地域は、探検の歴史がとても豊富です。1901~04年のスウェーデンのノルデンショルド探検隊の遺物が数箇所で発見されています。また、100年前のシャクルトンとエンデュアランス号の壮大な歴史物語ともつながりがあります。シャクルトンとその隊員達は、海氷によって船を失った後、大きな浮氷の上でキャンプをし、北に漂流する事を期待したのでした。本船は、北に向けて航行し、ウェッデル海域を離れます。夕日が空をベランダー・ピンク色に染める素晴らしい景色の中を航行する際、100年前にこの海域を航海した初期の探検家達の勇気に思いをはせる事でしょう。南からエレファント島に近づきます。島の南端のルックアウト岬には、ヒゲペンギンの営巣地があります。このクルーズで、これまでに観察出来なかったマカロニペンギンがここで営巣しています。多くのミナミゾウアザラシやオットセイも海岸に生息しています。もし、天候状況が良ければ、エレファント島北部沿岸の伝説のワイルド岬を訪れるかもしれません。シャクルトンと隊員達が、ひっくり返した救命ボートの下で野営をおこなった場所です。フォークランド諸島に向け北に航海します。船上の専門家たちは、ウェッデル海の探検クルーズのおさらいと最終日の準備をおこないます。再び、アホウドリやヒメウミツバメなどの海鳥が本船の周りを飛び交いながら一緒に旅をします。引き続き、船上では、プレゼンテーションが行われます。夜の内にフォークランド諸島に到着します。西フォークランド諸島のウエストポイントとサンダース島を探検します。ウエストポイントには、イワトビペンギンの営巣地とマユグロアホウドリの大きな繁殖地がある事で知られています。間近からこの素晴らしいマユグロアホウドリの繁殖地を観察できる事はとても貴重な思い出となる事でしょう。最終のハイライトは、多くの野生生物が生息するサンダース島です。白砂のビーチに沿ったタソックグラスの中には、4種のペンギン(ゼンツー、マゼラン、イワトビ、キング)が近くに営巣しています。サンダース島は、南極探検旅行を締めくくるに最もふさわしい場所でもあります。夕刻、スタンリーに向けて出港します。夜、この地球の遠隔地への壮大な南極旅行を振り返りながら、船長も出席してのスペシャルディナーを楽しみます。朝、狭い水路を航行してスタンリーに入港します。人口約2,000人のスタンリーには、明るくカラフルな色彩の建物、花々が咲き誇る庭園、大聖堂、数軒のパブなどがあり、英国やスコットランドの海岸線の田舎町の思わせる風情があります。空港に向かう前に町を散策する時間があります。スタンリーから空路チリのプンタ・アレナスへ向かいます。90分程の空の旅をお楽しみください。チリのプンタ・アレナス到着後、解散。◆プンタ・アレナス空港から市内の いくつかの場所までの無料送迎を致します。南極・ウェッデル海とフォークランド諸島探検クルーズ 12日間●詳細日程第1日目プンタ・アレナス集合/発B  キングジョージ着/出港第12日目スタンリー入港/下船/発B  チリのプンタ・アレナス到着、解散第5~7日目南極海峡とウェッデル海観光第9~10日目スコシア海 & 大西洋クルーズ第11日目フォークランド諸島観光第2~3日目ジェルラシ海峡と南極半島観光第4日目サウスシェトランド諸島観光第8日目エレファント島観光 No.516

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