ワン・オーシャン・エクスペディションズ社 2018-19年 南極
39/48

午後、アルゼンチンのウシュアイアからこの旅行は、始まります。市内の中心地にご集合いただいた後、送迎バスで港に停泊中の客船に案内いたします。乗船後、客室にお入り頂き、船内を見学。そしてエクスペディション・スタッフや他のお客様とお会いします。南極旅行への期待と興奮が高まる中、ウエルカム・カクテルそして、夕食をお楽しみいただきます。夕刻、待ちに待った南極に向けて出港します。南極に向けて南に航海します。ドレーク海峡を横断する際、ワタリアホウドリやオオフルマカモメなど多くの海鳥が飛び交いながら本船を追い続けてきます。本船のデッキからこの素晴らしい海鳥の写真撮影などをお楽しみください。専属のプロカメラマンが海鳥の撮影テクニックをお教えいたします。また、ブリッジで最新設備の操船をご覧ください。南極クルーズ中、専門家による環境や野生生物、歴史、上陸予定地などについてのプレゼンテーションを予定しています。是非ご参加ください。さあ! 南極大陸到達です。大きく息を吸ってみてください。南極大陸の雪と氷河に覆われた峰々が出迎えてくれます。これからの4日間、南極半島に沿ってジェルラシ海峡沿岸と南極半島を探索します。氷の状況が許せば、ルメール海峡を航海し、プレノー島やペノラ海峡などを訪れる予定です。南のピーターマン島には、アデリーペンギンとゼンツーペンギンが繁殖する大きな営巣地があります。近くの活動中の観測基地を訪れた場合には、南極で起こっている気候変動についての説明を受ける事ができます。南極の海岸線の風景は、雪と氷河に覆われた山々が特徴です。ナチュラリスト・ガイドの同行で短時間や長時間のハイキング、野生生物の営巣地の見学、ゾディアッククルージングを予定しています。予定している上陸地は、パラダイス湾、オーンハーバー、アンドボー湾、エレラ海峡を通行し、クーバービル島のゼンツーペンギンの営巣地を訪れます。ウィルヘルミナ湾は、もう一つの素晴らし場所で、頻繁にザトウクジラとの出会いがあります。南極半島に沿っての探検後、サウスシェトランド諸島に向かいます。サウスシェトランド諸島では、天候が許せば、デセプション島の冠水した火山のカルデラを本船で航行します。ここには、昔の捕鯨基地跡、錆びた遺跡、荒廃した木造の建物などが残っていて歴史を感じさせます。古い構造物の陰には、オットセイが集まっています。海岸の遠端には、古い飛行機の格納庫があります。1928年11月16日、オーストラリアのサー・ヒューバート・ウィルキンスがデセプション島からロッキードベガ機で南極半島を初飛行した際に使用したものです。また、ここでは、「ネプチューンズ・ウインドウ」と知られている場所へのハイキングもお楽しみいただけます。条件が許せば、南極海峡に入ることを願っています。ここは南極半島とジワンビル島を隔てる広い海峡です。ここがウエッデル海への入り口です。数日間、南極半島沿岸とサウスシェトランド諸島を探検した後、エレファント島に向かいます。エレファント島は、今から約100年前のアーネスト・シャクルトンとエンデュアランス号での探検のストーリーに深く関わっています。北部沿岸に吹き付ける強風とスコシア海の荒波が打ちつけるワイルド岬。シャクルトンとその隊員達は、生還を願ってひっくり返した救命ボートの下で野営をおこなったのです。強風と荒波が打ちつける岩場の海岸に上陸する事は、かなりのリスクがあります。極地探検の歴史に興味がある方には、とてもスリリングな場所でもあります。エレファント島を離れる際、シャクルトンと5名の隊員達が行った「殆ど不可能に近い事を成し遂げた事」に敬意を表します。彼らは、1916年4月24日、全長約6.9mの無甲板の救命ボートでエレファント島から約1500km離れたサウスジョージア島に向けて出発。凍てつく荒海のスコシア海を転覆しそうになるなど多くの危険を乗り越えて、ボートは約2週間の航海の末、サウスジョージア島南岸に辿りつくことが出来ました。極地歴史家達は、それまで行われた航海の中でも「小さなボートでの偉大な航海」になったと最大級の賞賛がなされました。私達は、快適な客船でスコシア海を横断します。終日、船上の専門家たちは、魅力的なプレゼンテーションを予定しています。海鳥たちは、本船を追って飛び続けています。スコシア海の風に乗って飛行するアホウドリやオオフルマカモメもご覧いただけます。地平線に山脈の峰々が見えてくると、サウスジョージア島への到来を告げます。サウスジョージア島の最も遠隔の地の南東端を周って航行します。これからの4日間は、海岸線に沿って探検します。黒砂の海岸やタソックグラス、氷河に覆われた峰々がとても印象的です。サウスジョージア島は、地球上における野生生物の多くを占めていると言われています。海岸線を覆うアザラシ、巨大な岩場に繁殖し空を舞う海鳥、ものすごい数のキングペンギン。サウスジョージア島訪問の主な目的は、野生生物の営巣地の見学です。ナチュラリストによれば、およそ10万羽ものキングペンギンの親鳥とヒナが生息しているものと推測しているとのことです。今回のクルーズでは、ゴールドハーバー、ロイヤル湾、セントアンドリューズ湾、ソールズベリー平野などの訪問を予定しています。沿岸部には、捕鯨時代の錆びた遺跡が点在するようにあります。最も大きな捕鯨基地の遺物があるグリトビケンには、博物館や美しく復元されたノルウェー・ルーテール教会があります。捕鯨基地の近くには、1922年にこの地で亡くなったアーネスト・シャクルトンが眠る小さな墓地があります。船上では、この旅行のハイライトとなる偉大な探検家、アーネスト・シャクルトンについてのプレゼンテーションを予定しています。引き続き、沿岸部に沿って航行を続け、最後の上陸予定地は、捕鯨基地があったストロムネスです。ここは、約100年前、無甲板の救命ボートでエレファント島から凍てつく荒海のスコシア海を横断した後、アーネスト・シャクルトンとフランク・ワースリー、トム・クリーンの3人が不可能と思われたサウスジョージア島の険しい山岳地帯を横断して救助を求めて辿り着いた場所でした。フォークランド諸島に向けて航行中、写真をダウンロードしたりしてお過ごしください。また水平線にクジラや海洋哺乳生物を観察できるかもしれません。また、本船の周りを飛び交うアホウドリやオオフルマカモメなど海鳥の観察をお楽しみください。専属のプロカメラマンが鳥類の撮影方法やテクニックをお教えいたします。船内では、専門家が教養プログラムのプレゼンテーションやリキャップを引き続きおこないます。マルチメディア・ルームでこれまでの旅行で撮影した画像の整理を行うことができます。数日間の航海の後、フォークランド諸島の最南端に位置するシーライオン島に到着します。吹きさらしのシーライオン島への上陸を予定しています。ゾディアックボートで海岸に上陸し、野生生物の営巣地を見学します。付近の海岸には、3種類のペンギン(ゼンツー、マゼラン、イワトビ)とゾウアザラシ、オットセイが生息しています。また、キバナウやフォークランド・カラカラも繁殖しています。見学を終えた後、フォークランド諸島のスタンリーに向けて北に針路をとります。夜、この地球の遠隔地への素晴らしい旅行を振り返りながら、船長も出席してのスペシャルディナーを楽しみます。朝、狭い水路を航行してスタンリーに入港します。その後、空港にお送りいたします。スタンリーから空路チリのプンタ・アレナスへ向かいます。90分程の空の旅をお楽しみください。チリのプンタ・アレナス到着後、解散。(備考1)プンタ・アレナスに滞在されるお客様のため、市内への送迎バスもご用意いたしております。(備考2)プンタ・アレナスからサンチャゴへの接続も可能です。南極とサウスジョージア島、フォークランド諸島探検クルーズ 20日間●詳細日程第4~7日目ジェルラシ海峡と南極半島観光第8日目サウスシェトランド諸島観光第2~3日目ドレーク海峡横断クルーズ第10~11日目スコシア海横断クルーズ第9日目エレファント島観光第16~18日目南極海 & 南大西洋クルーズ第12~15日目サウスジョージア島観光38第19日目フォークランド諸島観光 No.16第20日目スタンリー入港/下船/発B  チリのプンタ・アレナス到着、解散第1日目ウシュアイアにて集合/乗船/出港

元のページ 

page 39

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です