クォーク・エクスペディションズ社 2015年 北極旅行&クルーズ
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浪漫のグリーンランドとカナダ北極圏近隣で出土したルーン石碑は、世界最高の高緯度で発見されたバイキングの痕跡として知られています。クロルスアクの集落では、伝統文化を守る人々の生活をご覧いただくことができます。この一帯の集落は漁業や捕鯨、アザラシ猟で生計を立てています。クロルスアクから次の目的地まで、約1日の航海が続きます。デッキで海鳥やクジラを探したり、エクスペディション・チームの講座を聞いたりして浪漫あふれる北極の洋上ライフをお楽しみください。次の上陸予定地は、グリーンランドの北西端、ダンダスとカーナークです。ダンダスでは、大氷河と1916年に発見された考古学上重要な遺跡を見ることができます。ハイキングでは北極の夏を五感で感じることができます。また、世界最北の集落カーナークでは、雄大な自然と色彩豊かな建物の美しいコントラストをお楽しみいただけます。博物館ではこの地方の生活や人々の営みに触れると同時に北極に関する知識を深めていただくことができます。●詳細日程コペンハーゲンに到着し、クオーク社指定のホテルに宿泊します。第1日目コペンハーゲン(デンマーク)集合コペンハーゲン泊チャーター機にてカンゲルルススアークに到着し、グリーンランドの大地に第一歩を刻みます。港への送迎後、港からゾディアック・ボートで探検船「シー・エクスプローラー」に乗船し、いよいよ北極探検クルーズが始まります。第2日目コペンハーゲン発 B カンゲルルススアーク着/乗船/出港船中泊第3~7日目西グリーンランド観光西グリーンランドでは、考古学的に重要な遺跡や壮観なフィヨルドを訪れ、上陸観光やゾディアック・クルージング、ツンドラハイキングなどをお楽しみいただきます。シシミュートには、豊かな漁場があり、小さな集落ながらも開拓時代の面影が色濃く残り、中心部には色とりどりの美しい家々が建ち並んでいます。町の周囲には山々が迫り雄大な風景を作り出しています。ここでは、土地の文化や慣習に触れたり、伝統的なカヤックの実演をお楽しみいただきます。カヤックは仕留めたクジラの運搬手段として数千年前から、人々の生活必需品として使用されています。グリーンランドの集落はほとんどが周辺の小さい島にあるため、町への移動には空路もしくは船を利用するしかありません。世界自然遺産のアイスフィヨルドで有名なグリーンランド第3の町イルリサットを訪れます。まず、世界一流れの速いセルメク・クジャレク氷河をご覧いただきます。また、冬場は犬ぞりが主な移動手段として利用され、町の人口よりも多い6,000匹ものそり犬用のエスキモー犬が飼育されています。さらに、ゾディアック・クルージングやハイキングでお楽しみいただけます。続いて遥か北にあるウペルナビク群島を目指します。この海域にはクジラやアザラシが数多く生息しており、目を離すことができません。クォーク社がこの船旅で何としてもご案内したい場所は、ウペルナビクとクロルスアクです。ウペルナビクには、グリーンランド最古の博物館があります。船中泊グリーンランドを離れカナダのエルズミア島沖合にある無人島のコーバーグ島を訪れます。アザラシやセイウチ、ホッキョククジラ、シロイルカ、イッカクが生息しています。そして何と言っても、ホッキョクグマを目撃する可能性があります。また、この島は、鳥類の一大繁殖地としても知られていて、ウミガラスやフルマカモメ、ミツユビカモメ、シロカモメなどの鳥類も観察いただけます。断崖がそびえる場所でのゾディアック・クルージングも予定しています。第8日目コーバーグ島観光船中泊カナダ高緯度北極地域を航行し、ハイキングや海鳥観察を予定しています。まず、デボン島のダンダスハーバーでその機会が訪れます。海岸線のハイキングの見どころは、1924年に建設された王立カナダ騎馬警察の派出所跡地です。この海域には、数千年前から前エスキモーや古代チューレ人、現在ではイヌイットの人々が生活しています。歴史探訪中、時には近くの海岸に棲息するセイウチに出会うこともあります。第9~11日目ランカスター海峡観光ホテルにて朝食後、解散となります。第13日目トロントにて解散(帰国の途へ)クローカー湾では探検の足を休めて、古代の重要な遺跡を訪れます。クローカー湾は1800年代の北西航路開拓の時代には、長い航海の疲れを癒すための寄港地でした。付近にある氷河からはたくさんの氷山が生み出され、この湾に流れこんできます。プリンス・レオポルド島では、50万羽の海鳥が営巣する断崖をゾディアック・クルージングで探索します。コーバーグ島で見られなかった海鳥をここで観察できるかもしれません。カナダの国定歴史景勝地のビーチー島は、探検史や高緯度北極地域を語る上で欠かすことができない場所です。英国海軍将校フレデリック・ウィリアム・ビーチーの名を冠したこの島では、まず、小さな墓地を訪れる予定です。ここには1845~46年に行われたジョン・フランクリン探検隊による北西航路遠征で命を落とした船乗り数名の墓と、一行を祀った記念碑が建立されています。1903年に世界で初めて北西航路開拓に成功したロアール・アムンセンも、その栄誉ある航海の際にこの場所に立ち寄りました。ランカスター海峡観光の最終日を飾るのは、豊富な野生動物と歴史に彩られたラドストック湾です。ここは、古代チューレ文化の遺跡があり、チューレ人の住んだ半地下の住居が保存されています。イヌイット以前の文化を知る上でも興味は尽きません。また、ランカスター海峡もホッキョクグマを探すのに最適な場所です。船中泊レゾリュートに入港します。レゾリュートはフランクリン探検隊、およびその探検船エレバス号とテラー号の捜索に使用された「レゾリュート号」にちなんで名付けられました。探検船「シー・エクスプローラー」を下船し、ゾディアック・ボートで上陸します。その後、チャーター機でトロントへ移動。トロントで旅行最後の夜をお楽しみください。トロント泊第12日目  レゾリュート入港/下船/レゾリュート発 B トロント着24

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