クォーク・エクスペディションズ社 2015年 北極旅行&クルーズ
29/44

伝説の北西航路探検クルーズ●詳細日程バフィン湾は、正確には海で、湾ではありません。北極海の延長で、広い水域がカナダとグリーンランドを隔てています。船中泊第7日目バフィン湾クルーズカナダの北極圏に入り、ポンド・インレットに到着すると、地元の人々が出迎えてくれます。ポンド・インレットの人々は、彼らが作り出した国際的に有名な芸術とホッキョクイワナ漁で生計を立てています。写真を撮影したり、集落を散策したり、ツンドラ・ハイキングなどでお楽しみください。船中泊第8日目ポンド・インレット観光船がウマナックに近づくと、息をのむほどの絶景が広がります。町の名前になったハート型の山が聳え立っているのをご覧いただけます。ウマナックは、1758年にデンマークの植民地としてヌスアック本土に建設されましたが、1763年にアザラシが豊富な島の近くに移されました。街を歩くと、1860年に建てられた歴史的なオイル倉庫を見る事ができます。倉庫の裏手には、数年前まで使われていた泥炭小屋もあります。午後には、1972年に5人のグリーンランド人のミイラが発見されたキラキツソックを訪れます。 女性4人と子供1人は溺死で、乾燥した状態で涼しい洞窟の中に600~700年間埋もれていたと考えられています。現在、ミイラはグリーンランドの首都ヌークで保存されています。船中泊第6日目ウマナック観光コペンハーゲンに到着後、クォーク社指定のホテルに宿泊します。コペンハーゲン泊第1日目コペンハーゲン集合船中泊第3日目イテレック & シシミュート観光グリーンランドの典型的な集落イテレックに到着します。集落の人口は約130人で、ツンドラの大地にカラフルな家々が建ち並んでいます。シシミュートでは、伝統的なカヤックの実演が予定されています。カヤックは本来イヌイット語で、パドルで漕ぐ一人ないし二人乗りの小さな舟のことです。グリーンランドが植民地だった18世紀の建物や大きなクジラの骨で作られたアーチなど歴史的な町並みの散策をお楽しみください。コペンハーゲンからチャーター機にてグリーンランドのカンゲルルススアークへ向かいます。カンゲルルススアーク到着後、シー・アドベンチャラーに乗船し、出港します。カンゲルルススアークは、北極圏の北約60㎞のところに位置し、グリーンランドの中でも長いフィヨルドの最奥部にあります。第2日目コペンハーゲン発 B カンゲルルススアーク着/乗船船中泊グリーンランド屈指の小さな村サッカクを訪れます。人類学者によって、村の原住民や狩猟に関する本が出版されたこともありました。巨大な氷河を探索しながら、エキップ・セルミア氷河へと航路を進めます。船中泊第5日目エキップ・セルミア氷河観光グリーンランドで3番目に大きな町を訪れます。このフィヨルドの最奥部にある氷河は、北半球で最も早く氷山ができている場所です。氷山は氷河から離れてフィヨルドを下り、バフィン湾へと向かいます。本船がイルリサットに近づいたら、氷山の撮影に備えてカメラを用意しましょう。第4日目イルリサット観光海に流れ出た氷河は、ニューファンドランドの沖合で数年かけて溶けます。イルリサットのアイスフィヨルドは、世界自然遺産に指定されています。ゾディアック・クルージングの際には、氷山の音に耳を澄ましてみてください。太古の音が聞こえてきそうです。その後、素敵な遊歩道を進み、湾が一望できる場所までハイキングを楽しみます。ここでは、別料金になりますが、氷河のヘリコプター遊覧を楽しむ事もできます。あるいは、パブで地ビールを満喫したり、地元の工芸品のショッピングをお楽しみください。船中泊次頁に続く28デボン島のマックスウェル湾で、イヌイットの祖先が暮らしていた狩猟の根拠地を訪れた際には、ハイキングをしたりゾディアック・クルージングを予定しています。ダンダス・ハーバー周辺では、セイウチやジャコウウシなどの野生動物を探索します。訪れる集落には、かつてカナダ王立騎馬警察署の派出所もありました。この警察署は、現在もまだ存在しているものとみなされており、倒れた僚友たちの墓参りのために毎年、騎馬隊がここを訪れています。船中泊第9日目デボン島観光デボン島の西端沖に、ビーチー島があります。石の多い砂浜に、ジョン・フランクリン探検隊の北西航路探索で亡くなった人々のことを厳粛に思い出させる3つの墓標があります。ビーチー島に近づくころ、フランクリン探険隊についての解説を予定しています。ラドストック湾は、考古学的に素晴らしい遺跡です。近くには、ホッキョクグマの観察場所であるキャズ・ウェルタワーがあります。船中泊第10日目ビーチー島観光

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です