南極の皆既日食

2021年12月4日

  天文現象の中で最も美しく壮大な現象である皆既日食が、2021年12月4日に南極で見られます。南極で皆既日食が見られるのは2003年11月23日以来18年ぶりであり、2021年の次は2039年12月15日まで待たないといけないので、雪と氷に覆われた壮大な光景の中で皆既日食を見てみたいと思う人には、見逃せないチャンスでしょう。

 皆既日食は、太陽と月と地球が一直線に並んだ時に起こります。そして、太陽の中心と月の中心を結ぶ直線上に位置する地球上の狭い地域で、月がまぶしい太陽の光を完全に覆い隠す状態になり、白昼に突然闇が訪れ黒い太陽の周りに美しいコロナが忽然と現れる現象です。皆既日食時に見られる光景は昔から人々に大きな感動を与えてきて、天照大神の天の岩戸伝説のような伝承を生んできました。このような皆既日食が見られるのは、地球から見た月の大きさと太陽の大きさがほぼ等しいという偶然がなせる業で、私たち人類は大変幸運に恵まれていると言えるので、一生の間に一度は見ておきたい現象です。

 今回そのような皆既日食が、地球最後の秘境である南極で見られるので、南極旅行を得意分野とする弊社では、南極海での船上観測・南極大陸での陸上観測など、様々なバラエティのツアープランを用意しました。以下に紹介します日食の解説を読んでいただき、どのツアーを選ばれるか、ご検討いただければ幸いです。

文責:日食画像研究会(SEPnet)前代表 塩田 和生

 

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