クォーク社 2026-27年 南極
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ウシュアイア発着第12〜13日目スコシア海クルーズキングペンギンたちに別れを告げ、南極半島を目指して航海を続けます。船内では、野生生物や探検の歴史に関するプレゼンテーションを通じて、サウスシェトランド諸島や南極半島への到着に備えます。第14〜17日目サウスシェトランド島・南極大陸が徐々に目前に迫ります。参加者は壮大で神秘的な自然を目の当たりにし、畏敬の念を抱くことが少なくありません。なんといっても、その大部分が太古から人の手に加わっておらず、ここでしか味わえない独特の空気と時間が流れています。完璧ともいえるような静けさや、孤高の美しさを体感し、氷河の崩落音や、ペンギンが足元をよちよちと歩いてくる音に思わず息をのむことでしょう。エクスペディションチームによる案内のもと氷上を歩き、ペンギンたちと共に観測基地を訪れます。ヒゲペンギン、ゼンツーペンギン、アデリーペンギン、ナンキョクオットセイ、ウェッデルアザラシ、カニクイアザラシ、ヒョウアザラシ、ミンククジラなど…多くの野生生物たちを、上陸観光やゾディアック・クルージングで観察できます。さらに、アドベンチャーオプションの「カヤック」で入り組んだ地形を探索したり、「ポーラー・プランジ」と呼ばれる「南極海飛び込み大会」では、南極の海で泳ぐという特別な体験に挑戦することも。思わず笑みがこぼれるような、旅の思い出になるアクティビティです。第18〜19日目ドレーク海峡横断クルーズ2週間以上の野生生物探索を終え、ドレーク海峡を横断して再びウシュアイアへ戻ります。第1日目アルゼンチンのウシュアイア到着ウシュアイア空港到着後、無料送迎バスでクォーク社指定のホテルへお送りいたします。ホテル到着後チェックイン&宿泊。世界最南端の港町、アルゼンチンのウシュアイアは、パタゴニア地方や南極への旅の玄関口、そして交通の要所として栄えています。海と山に囲まれた美しい町並みの散策をぜひお楽しみください。手づくりチョコレートやアルゼンチンワインなど、お土産も充実しています。●詳細日程 ※乗下船日の詳細は、ウシュアイア発着コースのご案内(P59〜P60)をご参照ください。第2日目乗船/ウシュアイア出港午前は自由行動。南米最南端の港町ウシュアイアでの休日をお楽しみください。午後に乗船手続きを済ませ、夕刻、いよいよ南極へ向けて出港します。本船はビーグル水道を進みます。この水道は、チャールズ・ダーウィンが世界周航した「ビーグル号」に因んで名づけられたことでも有名です。私たちの船出を祝うかのように、山裾に広がるウシュアイアの町が夕日に染まり、船尾には多くの海鳥が飛び交います。第8〜11日目サウスジョージア島観光南極海域の中でも、サウスジョージア島には多種多様な野生生物が生息しており、「南極のガラパゴス」とも呼ばれています。海岸線には10万羽にも及ぶキングペンギンの一大繁殖地があり、ミナミゾウアザラシやナンキョクオットセイなども多数生息しています。サウスジョージア島は、長年にわたり南極探検や入植の要衝として重要な役割を果たしてきました。当時の開拓者たちは、捕鯨やゾウアザラシ猟で生計を立てており、一時は絶滅の危機に瀕したこれらの生物も、現在ではかつての個体数に戻りつつあります。グリトヴィケンの集落には、南極探検中に非業の死を遂げた偉大な探検家アーネスト・シャクルトンの墓地があります。現在では、かつての捕鯨基地や博物館、土産物店、教会、研究所などがあり、約20名の住民や科学者、助手たちが暮らしています。ここでは、捕鯨基地跡や入植当時の施設跡などを見学する予定です。第3日目南大西洋クルーズフォークランド諸島に向けて航海を進めます。船内では、ゾディアックボートの利用方法や、現地の野生生物・歴史に関するプレゼンテーションを実施し、到着に備えます。第20日目  ウシュアイア入港/下船第4〜5日目フォークランド諸島観光フォークランド諸島では、東フォークランド島と西フォークランド島を訪れます。これらの島では、イワトビペンギン、ゼンツーペンギン、マゼランペンギンなどの営巣地に加え、亜南極地域でのみ繁殖するキングペンギンに出会える可能性もあります。海鳥やフォークランドツグミ、フォークランドフナガモなど、多様な野生生物が生息しており、上陸観光やゾディアック・クルージングでの見フォークランド諸島とサウスジョージア島、南極探検クルーズ 20日間 No.7学を予定しています。スタンリーには教会や博物館、イングリッシュパブなどが立ち並び、イギリス風の町並みと「辺境の町」ならではの魅力が感じられます。第6〜7日目南大西洋&南極海クルーズ船は南へと航行を続け、生物学的に南極圏の始まりを示す南極収束線を越えていきます。この海域では、寒冷な南極からの海流と、大西洋・太平洋・インド洋からの比較的暖かい海流が交わることから、非常に肥沃で、世界の海の中でもクジラやアザラシの観察に最適な場所とされています。船内では、バイオセキュリティ(防疫対策)の手続きや、南極条約・訪問者ガイドライン、サウスジョージア島の自然と歴史に関するプレゼンテーションが実施され、サウスジョージア島への到着に備えます。図書室で南極の本を楽しんだり、バーやデッキでゆったり過ごしながら、旅への胸の高鳴りを感じてください。南極半島観光朝、ウシュアイアに入港。午前、朝食後に下船し、クォーク社の無料送迎バスで空港へお送りします。38

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