ワン・オーシャン・エクスペディションズ社 2017-18年 南極旅行&クルーズ
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午後、アルゼンチンのウシュアイアからこの旅行は、始まります。市内の中心地にご集合いただいた後、送迎バスで港に停泊中の客船にご案内いたします。乗船後、客室にお入り頂き、船内を見学。そしてエクスペディション・スタッフや他のお客様とお会いします。南極旅行への期待と興奮が高まる中、ウエルカム・カクテルそして、夕食をお楽しみいただきます。夕刻、待ちに待った南極に向けて出港します。フォークランド諸島に向けて北東方向に航行します。ワタリアホウドリやオオフルマカモメ、マダラフルマカモメなど多くの海鳥が本船の周りを飛び交い一緒に旅をします。屋外のデッキからこれらの素晴らしい海鳥の写真撮影をお楽しみください。専属のプロカメラマンが海鳥の撮影テクニックをお教えいたします。また、ブリッジで最新設備の操船をご覧ください。南極クルーズ中、専門家による環境や野生生物、歴史、上陸予定地などについての教養のプレゼンテーション(南極講座)を予定しています。是非ご参加ください。夜間にフォークランド諸島に到着し、朝、ゾディアックボートで最初の上陸観光に出発します。西フォークランド諸島のいくつかの場所を探検する予定です。ここには、マユグロアホウドリなどたくさんの海鳥や渡り鳥が繁殖しています。イワトビペンギンの賑やかな営巣地があるウエストポイントで最初にペンギンと出会うでしょう。カーカス島では、マゼランペンギンやミヤコドリ、ガン、猛禽のフォークランドカラカラなどを見学する予定です。翌日、フォークランド諸島のスタンリーに到着します。この静かな町が、19世紀にホーン岬に行く高速帆船のためにどのような機能を果たした港であったかを学びます。スタンリーには、素晴らしい博物館があり、1982年のアルゼンチンとの間に起ったフォークランド紛争の歴史的な出来事についての展示がされています。また、ウォーターフロントには、フォークランド紛争で戦死した兵士を追悼する記念碑が建っています。切手博物館は、とても印象的で歴史的な切手のコレクションが販売されています。サウスジョージア島に向けて南東に航行します。再び、多くの海鳥が本船の周りを飛び交い一緒に旅をします。引き続き、プレゼンテーションがおこなわれます。今回のクルーズの鍵となるテーマは、探検の歴史です。アーネスト・シャクルトンや英国海軍のエンデュアランス号の英雄的な話がサウスジョージア島の旅の中心です。専属のプロカメラマンから画像合成やかすかな極地の光、カメラのテクニックなどについてアドバイスをいたします。また、ワンオーシャン・エクスペディションズ社のガイドや乗組員が特に大切にしている極地の保護についても学びます。サウスジョージア島はよく「南大洋のセレンゲティ」と呼ばれていますが、岩場が多く起伏が激しい湾に近づくとその理由がわかるでしょう。ゾディアックボートでエルスフル湾の近くの島を探検します。たくさんのオットセイやゾウアザラシが黒砂の海岸を埋め尽くしています。また、ソールズベリー平野やセントアンドリュース湾、ゴールドハーバーのタソックグラスの中には、キングペンギンの営巣地が広がっていて、10万羽もの親鳥とヒナが生息しています。また、この島には、アホウドリの大きな繁殖地があり、巣を飛び交っています。景色は素晴らしく、雪と氷河に覆われた山々を眺めると、1916年にシャクルトンと疲れ果てた隊員が南部の海岸から山脈を横断したという偉業に感動を覚えます。彼らは、約100年前、南極のエレファント島から隊員の救援を求めて凍てつく荒海のスコシア海を小さな救命ボート、ジェイムズ・ケアード号でサウスジョージア島のキング・ハーコン湾に約2週間かけて到着。すぐその後に険しい山脈を横断し、ストロムネスの捕鯨基地に辿り着くことが出来たのでした。初期の捕鯨基地の錆びついた遺跡があるため、サウスジョージア島は、歴史愛好家にとって感動的な場所です。リース港やフスビク、ストロムネスでは、古い捕鯨基地跡を訪れます。ハイライトは、かつて島内最大の捕鯨基地跡と1921年に埋葬されたシャクルトンのお墓があるグリトビケンの訪問です。グリトビケンには、サウスジョージア・ヘリテージ・トラストが管理運営している博物館とノルウェーの捕鯨業者によって建てられ、そして復元された教会があります。サウスジョージア島から南極までスコシア海を横断します。途中のサウスオークニー諸島やエレファント島に立ち寄れるかは、天候と海象、海氷の状況によります。計画されたすべての旅程に沿って、エクスペディション・リーダーと船長がその時の状況に応じて判断します。サウスオークニー諸島は、サウスジョージア島とサウスシェトランド諸島をつなぐスコシア・アーク(Scotia Arc)と呼ばれる海底山脈の山頂を意味しています。よく霧で覆い隠され、1年の多くは、海氷に覆われているため、これらの島を訪れるチャンスはとても少ないです。大きな氷山が南極の海域に到達したことを知らせてくれます。もし、天候が良ければ、エレファント島が見えてきます。シャクルトンとその隊員が1915年に、ウエッデル海の南に向かった際、流氷に捕まりエンデュアランス号を失い、このエレファント島で数か月間、ひっくり返した救命ボートの下で野営して過ごしました。ワイルド岬の海岸から、シャクルトンと5人の隊員は、小さなジェイムズ・ケアード号(救命ボート)でサウスジョージア島に救援を求めて船出しました。今日まで、スコシア海の凍てつく荒海を小型の救命ボートで横断したことは、歴史的にとても偉大なことと考えられています。もし、状況が許せば、エレフェント島のワイルド岬に上陸を試みます。南極大陸から約100km離れた辺りにサウスシェトランド諸島があります。サウスシェトランド諸島での上陸予定地は、キングジョージ島、ハーフムーン島、ヤンキーハーバー、ハンナ・ポイントです。天候が許せばデセプション島の火山の冠水したカルデラに入ります。これらの場所ではハイキングも予定しています。デセプション島には、古い捕鯨基地跡や飛行機の格納庫があります。多くの期待を膨らませて南極半島の冷たい海域に入ります。近くには、ミケルセン・ハーバーやシェルバ・コーブがあります。雪と氷河に覆われた山々が暗い海面からそそりたっています。南極半島沿岸には、ペンギンやアザラシ、海鳥など多くの野生生物が生息しています。ゾディアッククルージングや上陸をしながら探検します。上陸予定地は、ウィルヘルミナ湾、オーンハーバー、クーバービル島、エレラ海峡などです。専属のプロカメラマンと一緒にペンギンや青く輝く氷の写真を撮影します。また、アドベンチャーガイドの同行で雪山の頂上を目指してハイキングをいたします。もし、機会があれば、観測基地や歴史的な小屋を訪れます。それぞれに素晴らしい選択肢でお楽しみいただけます。南極半島沿岸の探検を終えた後は、南米大陸に戻る時です。プレゼンテーションが引き続き行われ、エクスペディション・リーダーと思い出深いこの旅行を振り返ります。マルチメディア・ルームで専属のプロカメラマンと一緒に、貴重な写真のダウンロードやバックアップをとりましょう。もし、天候が許せば、ホーン岬を周航します。この海域は、初期探検の伝説の場所です。夕刻、ビーグル水道に入り口に近づきます。夜、この地球の遠隔地への素晴らしい旅行を振り返りながら、船長主催のスペシャル・ディナーお楽しみください。早朝、アルゼンチンのウシュアイアに入港します。乗組員やエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。下船後、市内のホテル又は、空港に無料送迎バスでお送りいたします。フォークランド諸島とサウスジョージア島・南極クルーズ 19・20日間●詳細日程第13~16日目サウスシェトランド諸島と南極半島第3~4日目ウエストポイント&カーカス島、スタンリー(フォークランド諸島)第1日目ウシュアイアにて集合/乗船/出港第2日目南大西洋クルーズ第7~9日目サウスジョージア島第10~12日目スコシア海横断クルーズ第5~6日目南大西洋クルーズ第19日目ウシュアイア入港/下船、解散第17~18日目ドレーク海峡横断クルーズ No.1228

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