ワンオーシャン社 2018年 北極
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●詳細日程この探検クルーズは、ノバ・スコシア州の歴史的な港町ルイスバーグから始まります。ケープ・ブレトン島のルイスバーグには、1597年に初めてイギリス人が訪れ、その後、1713年には、フランス人により戦略的な沿海地として町は要塞化されました。18世紀には、北米で三番目に賑わう港町でもありました。午後、アカデミック・ヨッフェ号に乗船します。夕刻、ルイスバーグを出港。灯台を通り過ぎて大西洋に入り、北米大陸東海岸の大陸棚、グランドバンクスに向けて航行します。グランドバンクスの端に位置し、ノバ・スコシア州の沿岸から数百㎞離れた場所にあるセーブル島は、船の墓場として知られています。危険な海流と砂州により350隻以上もの船が海底に眠っています。時には、アザラシ漁師、難破船の生還者、救助者が住んでいますが、島の住民は、年間を通してごく僅かです。また、独特な美しさを持つ野生の馬や多くのハイイロアザラシが生息しています。高緯度北極圏に往来をするたくさんの渡り鳥の重要な中継地でもあります。セーブル島は、カナダで最も新しい国立公園の1つで、長い砂浜を歩いて探検するのには、とても素晴らしい所です。ケープ・ブレトン島に戻り、イングリッシュタウンに立ち寄り、この美しい島を探検をします。この地域では、①ゾディアックボートでバード島を訪れニシツノメドリ(アトランティック・パフィン)やオオハシウミガラスなどを観察。②イングリッシュタウンの海辺の魅力的なコミュニティの訪問。③海岸の上陸地点からバスで直ぐの所にある気晴らしには最高のゲーリック・カレッジの訪問。④波穏やかな海でのシーカヤックやスタンダップ・パドルボーディング、ゾディアッククルージングなどのアクティビティ。或は、⑤海岸でのハイキングやササイクリングツアーなどのアクティビティをお楽しみいただけます。1864年9月、北米にあった英国植民地の代表がシャーロットタウンに集まりイギリス連邦残留の可否について会議をおこないました。その結果、1867年7月1日に、カナダ連邦への加盟を正式に決定しました。そのため、シャーロットタウンは、とても歴史的な場所で、カナダ独立150周年を祝うのに相応しい場所なのです。今日、私たちは、ノース・ラスティコ近くのプリンス・エドワード島沖に投錨します。ここからは、どの方向にでも向かうことができます。シャーロットタウンでは、町の見学や「赤毛のアン」の舞台になったグリーン・ゲイブルズ・ハウスを訪ねたり、名物のカウ・アイスクリームを味わいながら有名なキャベンディッシュ・ビーチでのんびり過ごしたり、コンフェデレーション・トレイルや海岸道路でのサイクリング、有名なゴルフコースでのゴルフ、ラスティコ湾でカヤックやパドルボードを楽しんだり、と思い思いの一日を自由にお過ごしいただけます。本船に戻り、大西洋産のシーフードの夕食をお楽しみください。本船は、マグダレン諸島に向け出港します。マグダレン諸島は、美しい水辺に面した家々やボート、草原や変形した砂岩の海岸線が特徴的なセントローレンス湾の秘境で、独特の魚が生息しています。諸島には、伝統的な漁法やアザラシ漁の文化が今なお残っています。ここでは、海岸やラグーンに沿って多様な鳥類が見られるでしょう。この諸島は、15世紀半ばにヨーロッパ人によって発見されましたが、それ以前に数世紀にわたって、セイウチ猟のために先住民のミクマク族がこの地にやってきていました。この諸島の町や村の料理や民芸品、言葉には、ケベック文化やアルカディアの文化が色濃く残っています。島の地形は平坦で、自転車に乗る人にとってはパラダイスです。シーカヤックやパドルボードで岩のアーチをくぐり、砂岩の洞窟に入るのも素晴らしい体験です。もしくは、ゾディアックボートでホエールウォッチングやビーチでの日光浴や砂の城作りをお楽しみいただけます。ボナヴァンチュール島のペルセの町の沖合に投錨し、ゾディアックボートで島を訪れます。この場所には、自然遺産や歴史遺産、地質遺産がたくさんあります。時の流れや海流によって変化し、現在の島は、ガスペ半島の先端に位置していて、驚くほどの植物相や動物相、そして、シロカツオドリの世界第2の巨大コロニーがあり必見の場所です。ボナヴァンチュール島には、約300種もの鳥類が生息していると言われています。午後、フランス語圏のペルセの町を訪れ、カナダの豊かな漁業文化に触れます。天候が許せば、ゾディアッククルージングやシーカヤック、パドルボードなどのアクティビティをお楽しみいただけます。セントローレンス川の河口では、ベルアイル海峡からと北極からの海水が混じり合うため、より温暖で、アンティコスティ島には、多くの海洋生物が生息しています。イーストポイントの崖に沿ってのゾディアッククルージングの後、島の南端近くのビーチに沿って、ハイキングを予定しています。海岸に繁殖する海鳥、クジラやアザラシを探索します。渚に沿って飛ぶハクトウワシや森に生息している鹿、沖で泳ぐクジラなどを発見できるかもしれません。ニューファンドランド島西岸のボンヌ湾を航行し、グロス・モーン国立公園の中心部に向かいます。海面から聳え立つ崖やタカモア(tuckamore)の森の緑や海風に吹きさらされた木々があります。インタープリテーション・センターへのハイキングの前にウッディーポイントの町の代表者らの歓迎を受けます。そこから、さまざまなガイド付きウォーキングツアーで世界遺産に登録されたテーブルランドや公園の景色を眺められる場所にご案内します。ドラマチックな岩稜地帯や神秘的な湖や湿地帯、草原地帯や森林、驚きの食虫植物、ノドジロシトドやヘラジカにも出会うかもしれません。自転車でトラウト川までのくねった山道に挑戦するか、ボン湾の海岸でパドルを漕ぐかは、もう一つの素晴らしいオプションです。フランソワの村は、ニューファンドランド島の南海岸にあります。1700年代後半に定住が始まり、 夏の間は漁業が盛んで、小型の漁船でたくさんの種類の魚を漁獲しています。フランソワ村の漁業遺産は、19世紀後半から20世紀初頭にかけては、捕鯨産業でもありました。船もしくはヘリコプターのみでアクセスができるフランソワ港は、外港として知られ1年中航行可能な入り江の港です。フランソワ港に入港する際、ニューファンドランド島の海岸線の何処にでもあるような灯台(Light station)がまず出迎えてくれます。灯台を通過すると、険しい岩壁のフィヨルドへの狭い水路に驚かされます。カナダのセントローレンス湾に浮かぶサンピエール島とミクロン島は、ニューファンドランド島南部に位置する小さな島の集まりです。17世紀初頭にフランス人が最初に定住しました。道を歩いていると、フランスの片田舎を歩いているかのような風情があります。フランス海外準県でもあり、ヨーロッパと多くの共通点があります。ここには可愛らしいニシツノメドリ(パフィン)の営巣地があります。もし、天候が許せば、ゾディアックボートでパフィンを探索してクルージングをします。夜は、船長主催のスペシャル・ディナーを楽しみ、風光明媚なカナダ東部の沿海州(マリタイム州)の探検クルーズが終わりを迎えます。歴史的なルイスバーグ港に向けて航海し、セントローレンス湾の河口を横切りケープ・ブレトン島に戻ります。午前、乗組員やエクスペディション・チームに別れを告げて下船です。※下船後、港からルイスバーグ市内のホテル及び、シドニー 空港、シドニー市の中心部までお送りいたします。第1日目ルイスバーグ出港(ノバ・スコシア州、ケープ・ブレトン島)第3日目バード島 & イングリッシュタウン(ノバ・スコシア州)第6日目ボナヴァンチュール島(ガスペ半島の先端に位置する)第10日目サンピエール島 & ミクロン島(フランス海外準県)第11日目ルイスバーグ入港(ノバ・スコシア州、ケープ・ブレトン島)/下船、解散第4日目シャーロットタウン(プリンス・エドワード島)第8日目グロス・モーン国立公園 &ウッディーポイント第5日目マグダレン諸島(仏 : マドレーヌ諸島)第2日目セーブル島国立公園第7日目アンティコスティ島第9日目フランソワカナダ東部の沿海州探検クルーズ 11日間 No.212

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