ヘリテージ・エクスペディションズ社 2018-19年 南極&北極クルーズ
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やウミバトなどの鳥類が繁殖する断崖があり、巣を行き来する鳥たちの写真を撮る事ができます。ここでの上陸は、ホッキョクグマの探索です。しかし、海岸にホッキョクグマがいる場合には危険ですので上陸する事はできません。その場合には、ゾディアックボートでクルーズをしながら鳥類が繁殖する断崖の下で鳥と景色をご覧頂く予定です。午後、コリューチン入り江の近くをクルーズします。そこは、多種類の鳥の繁殖地で、時期によっては殆どの鳥が巣で雛を育てています。ここでは、上陸を予定しており、ハイキングをしながら写真撮影をお楽しみください。年に一度のベリンギア・フェスティバルが開催されます。これはチュクチ最大のお祭りの1つで、地域の人々を魅了しています。フェスティバルでは、民族アンサンブルによる公演や民族工芸職人による作品の紹介、民族スポーツチームによるホエールボート(クジラの皮で覆われたボート)とバイダラ・ボート(セイウチの皮で覆われたボート)のレガッタ競争などがおこなわれる伝統的な行事です。この祭典は、毎年異なる地域で開催されますが、今回は、ノーヴォエ・チャプリノにて開催されます。このイベントでは、参加する事も出来ますし、見学する事も出来ます。地元料理の試食、お土産の購入や写真撮影のチャンスもあります。この祭典は、彼らの心と魂、文化と土地に宿る神聖なるものです。アナディリに向けて航行します。探検クルーズの多くの経験をリキャップで振り返ります。また、ゲスト・レクチャラーによる最後の講座とサヨナラディナーを楽しみます。朝:アナディリ入港朝食後、船のスタッフやエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。下船後、アナディリの中心地のホテル及び空港まで無料送迎いたします。この岬は、1648年(ベーリングが海峡を航海する80年も前に)この海峡を航海した最初のヨーロッパ人でコサックのセミョン・デジニョフに因んで名付けられました。岬の少し南には、ナウカンと言うかつてのイヌイットの居住地があります。かなり最近までここに住んでいたため、歴史的データや写真が残っています。ウランゲリ島に向けて航行します。メモを取ったり、写真をダウンロードしたり、図書室で読書を楽しんだり、ブリッジを訪れたりしてお過ごしください。海氷の状況でスピードと航路が決定します。海氷の状態は、毎年変化しますので、到着時間を正確に予測する事は不可能です。予めご了承ください。近年の気候の変化のため、ウランゲリ島の氷が解けるのが年々速くなり、特にホッキョクグマなど野生生物に大きな影響を与えています。状況にもよりますが、氷が残っている場所があれば、その場所に野生生物が集中しているでしょう。上陸してツンドラを探検し、繁殖している野生生物を探索するチャンスがあります。私達はこの島に3日間滞在して、パークレンジャーの協力を得て氷に覆われた海をクルージングしながらホッキョクグマを探索する予定です。ウランゲリ島の南を航行します。海象と氷の状況によって航路とスピードが決まります。もし、海氷が多ければデッキに出て、ホッキョクグマやセイウチ、ワモンアザラシ、アゴヒゲアザラシを探してみてください。チュクチ沿岸に近づくにつれ、ザトウクジラやコククジラが頻繁に見えてきます。そして、ホッキョククジラの数も増えてきます。また、講座やリキャップも予定しています。朝、小さなコリューチン島沖に錨をおろします。氷が後退する一定期間、セイウチの集団営巣地がこの島の海岸にできます。この島の西端には、1990年代に放置されたホッキョクグマ研究所が残っています。また、近くにはツノメドリ午後:スピリット・オブ・エンダービー号に乗船夕刻、アナディリから「チュクチ半島とウランゲリ島、ベリンギア・フェスティバル探検クルーズ」に出港エグベキノトの小さな港町と道路は、約200㎞内陸にある鉱業採掘複合施設を支える港として強制収容所の囚人によって造られました。素晴らしい博物館のある町を散策します。また、鉱山に向かう道路に沿って探検しながら、ツンドラ地帯に入り、北極圏近くの美しい景色を楽しむ予定です。エグベキノトからクレスト湾を横切ると、トナカイ牧畜の小さなコネルギノ村があります。トナカイの牧畜は、先住民の文化や経済の重要な部分で、慣習は何世紀も変わらずに残っています。ツンドラの大地にトナカイの群れを放牧しながら遊牧します。当日はこの地の牧畜を理解する最初の機会となるでしょう。チュクチ半島の南の海岸に沿ってクルーズし、プレスブラゼンヤ湾に投錨する予定です。ゾディアック・ボートで鳥の繁殖地がある崖の周りをクルージングします。素晴らしい写真が撮影できるでしょう。また、ニューリングレンの近くの狩猟キャンプ地に上陸できるかもしれません。イティグラン島のホエールボーン・アレー(鯨骨街道)は、考古学上素晴らしく14世紀までさかのぼり、よく議論されています。海岸に沿った鯨骨街道は、約500mの小路です。この付近の海域では、コククジラがしばしば目撃されます。午後の上陸では、ギルミミールの温泉を訪れます。海象の状況が許せば、早朝にユーラシア大陸最北東端のデジニョフ岬に上陸を予定しています。●詳細日程第1日目アナディリ (ロシア)出港第13日目ノーヴォエ・チャプリノとベリンギア・レガッタ&フェスティバル観光第2日目エグベキノト観光第6日目デジニョフ岬観光第3日目コネルギノ(Konergino)観光第4日目プレスブラゼンヤ湾(Presbrazhenya)観光第7日目終日航海第11日目終日航海第14日目終日航海第8~10日目ウランゲリ島観光第5日目ホエールボーン・アレーとギルミミール温泉(Gil’mimyl)観光第12日目コリューチン島/コリューチン入り江観光第15日目  アナディリ入港/下船チュクチ半島と世界遺産ウランゲリ島探検クルーズ 15日間 No.412

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