ヘリテージ・エクスペディションズ社 2018-19年 南極&北極クルーズ
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衛星写真で見ることができるほど大きな入り江には、たくさんの水鳥や回遊性の渉禽類が繁殖しています。入り江の入り口近くにあるベラカ・スピット(Belaka Spit)を訪れます。ここは荒涼とした景色ですが、不思議と美しい場所です。ミカドガン、ヘラシギなどの野鳥を砂丘や潮のエリアで探索します。また、頻繁にコククジラがこの海域に現れ、時々近くで子育てをしています。早朝、ダイオミード諸島を通過します。この諸島は、国際日付変更線をまたいでいるため、時々トゥモロー(明日)島やイエスタデー(昨日)島とも呼ばれています。ここは、ロシアとアメリカが、たったの3.7km離れている所です。ロシア領のビッグダイオミード島を通過して南へ航海します。夕方、この探検クルーズ最後の上陸地、チュクチ海岸で野生生物の探索やツンドラの景色を楽しむ予定です。アナディルスキー湾を横切って、アナディリに向けて航行します。朝 : アナディリ入港朝食後、船のスタッフやエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。下船後、アナディリの中心地のホテル及び空港まで無料送迎いたしますこの小さな島には、かつてロシアの極地研究所がありました。放置された建物の近くでは、ツノメドリやウミバト、カモメが観察でき、写真撮影ができる素晴らしい断崖があります。天候と氷の状態が許せば、数日間ウランゲリ島で過ごし、近くのヘラルド島も訪れる予定です。島に上陸して、野生生物や花々を探索し、極北の景色をお楽しみいただきます。ウランゲリ島では、少し辛抱強くお待ち頂くとたくさんのホッキョクグマを見ることができます。ジャコウウシやトナカイは1948年と1975年にウランゲリ島に持ち込まれましたが、現在、トナカイの数は減少しています。1914年に氷に衝突したカールック号の生存者が岸によじ登り、救出されるまで耐え凌いだドラギハーバーを訪れるチャンスもあります。ウランゲリ島には、多くのホッキョクグマが生息しているため、ロシア連邦自然保護区の中でも国際的に重要な島となっています。毎年夏には、ハクガン、シロフクロウ、トウゾクカモメ、キョクアジサシ、ヒメクビワカモメ、クビワカモメ、ゾウゲカモメなど何千もの鳥が繁殖のために渡ってきます。狭い砂州で隔てられたラグーンと入り江のあるこの地域には、多くの上陸箇所がありますので広い海岸線の探検ができます。クジラやセイウチ、他の野生生物などを探索します。苛酷な気候の中で、アザラシやクジラを狩猟した先人が住んでいたチュクチ村を訪れます。午後 : スピリット・オブ・エンダービー号に乗船夕刻、アナディリから「ウランゲリ島と北極探検クルーズ」に出港説明会やレクチャーを予定しています。屋外のデッキで鳥やクジラを見るチャンスがあります。船内生活をお楽しみください。午後、プレブランゼニヤ(Preobrazheniya)湾の鳥の繁殖地がある断崖近くをゾディアック・クルージングする予定です。イティグラン島には、クジラの骨が500m近く海岸に沿って広がっているためホエールボーン・アレイ(鯨骨街道)として知られ、古来の先住民の不朽の地です。島の近海では、コククジラがよく見られます。海鳥の繁殖地やセイウチが見られるニューネンガン島やアラカムチェチェン島の沿岸をクルーズします。海象の状況が許せば、早朝にデジニョフ岬に上陸します。ユーラシア大陸最東端で、時々、辺境の地からアメリカの海岸線を望むことができます。デジニョフ岬から西に数海里の所にあるロシア最北東のウエレン村を訪れます。村民は、殆どチュクチ族で占められ、村は伝統的なチュクチ文化やイヌイット芸術の中心地となっています。滞在中には、村民による歓迎が予定されています。骨を使った彫刻芸術品の製作所も訪れます。●詳細日程第13日目ベーリング海峡とチュクチ沿岸観光第2日目アナディルスキー湾観光第3日目イティグラン島とニューネンガン島、アラカムチェチェン島観光第4日目デジニョフ岬とウエレン村観光第5日目コリューチン島観光第11日目北シベリア沿岸観光第12日目コリューチン入り江観光第14日目終日航海第6~10日目ウランゲリ島とヘラルド島観光第1日目アナディリ (ロシア)出港第15日目  アナディリ入港/下船世界遺産ウランゲリ島と北極探検クルーズ 15日間 No.514

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