クォーク社 2019年 北極
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伝説の北西航路探検クルーズ 17日間 No.7フランクリン探検隊の足跡を訪ねる北西航路探検クルーズは、オタワから始まります。カナダの首都の休日をお楽しみください。夜、宿泊ホテルのロビーで、クォーク社の係員が翌日のチャーター機などのスケジュールについての質問にお答えいたします。                 オタワ泊朝食後、チャーター機でグリーンランドの玄関口で、海辺の小さなコミュニティーのカンゲルルススアークに向けて出発。カンゲルルススアーク到着後、ゾディアックボートを利用して沖合に停泊している客船に乗船します。北西航路探検クルーズに出発する際、デッキから素晴らしい風景をお楽しみください。     船中泊自然の運河によって交わった島に位置するために、地元の人はマニーツォクをグリーンランドのベネチアと呼んでいます。起伏に富んだ岩の多い小さな町を囲むように雪山が聳えています。夏には、遊び好きなザトウクジラがこの辺りの海域で過ごします。グリーンランドの首都のヌークは、歴史と文化を育む人々にとっては安息の地のようです。1728年に居住した宣教師にちなんで名づけられたハンス・エゲデ教会やハンス・エゲデの像を見に海岸通りを散歩します。グリーンランド国立博物館に展示されている500年前のミイラに驚嘆するでしょう。このミイラは、1972年にライチョウ狩りをしていた兄弟により岩の下から発見されたものです。ヌーク美術館やカトアック(Katuaq)文化センターも訪れる価値があります。    船中泊グリーンランドの地に別れを告げ、カナダ北極圏に向けてデービス海峡を横断します。船上では、専門家による今後の探検についてのプレゼンテーションが行われます。       船中泊カナダの高緯度北極圏では、昔の有名な探検家の足跡を辿りながら、フィヨルドや歴史地区、伝統的なイヌイットのコミュニティーを訪れます。北極のスイスとも呼ばれるパングナータングの素晴らしいイヌイットの集落は、ギザギザの山頂が印象的なデュヴァル山の麓に位置しています。芸術家の中心地であるパングは、特に石版画や手の込んだタペストリーなど伝統的なイヌイットの芸術や工芸品で知られています。ウクルミット(Uqqurmiut)芸術工芸センターのタペストリースタジオで、工芸品や限定版のプリントもご覧いただけます。北極旅行の残りの時間を暖かく過ごせるカラフルなパング・ハットは必見です。また、1800年代に主要な捕鯨基地があった近くの無人のケカートン島を訪れます。カンバーランド・サウンドの南端は、ケープ・マーシーで、1585年にここを航海したイギリス人の探検家のジョン・デービスにより名づけられました。かつてのレーダー網、遠距離早期警戒線が設置されていた場所は、ハイキングに最適なところです。デービス海峡を南に向けて流れる氷山は、キキクタルジュアク(かつてブロートン島と呼ばれた)に流れ着き、世界の氷山の首都と例えられています。氷の海域には、時にイッカクやベルーガ、タイセイヨウセミクジラ、ワモンアザラシ、タテゴトアザラシなどが生息しています。イヌクシュク(イヌイットによって作られた石の人形)の丘の上をハイキングすると、コミュニティーの素晴らしい景色を見る事できます。バフィン島の東海岸に沿ってさらに北に航海すると、夏と秋には、多くのホッキョククジラの餌場であるイザベラ湾に近づきます。サム・フォード・フィヨルドの聳え立つ崖は、航海する際、雄大な風景が展開します。世界で最も遠隔地のひとつで、海からまっすぐそそり立つ巨大な壁(ビッグウォール)は世界中の登山家を惹きつけてやみません。北西航路の東の入り口近くのバフィン島の北端には、ポンド・インレットの集落があります。そこでは、眺めの素晴らしい山々やフィヨルド、氷山に囲まれた伝統的なイヌイットのコミュニティーを探検します。ランカスター海峡辺りでハイキングを予定しています。デボン島のダンダス・ハーバーでは、浜辺にあるカナダ連邦警察の基地跡を訪ねる予定です。クロカー湾の近くでは、安全な距離を保ちながら氷河に沿ってのゾディアッククルージングを予定しています。エクスペディションチームは、ジャコウウシやセイウチを探索し続けます。考古学的な場所の近くでハイキングも可能です。さらに西に進むと、ホッキョクグマの観察地であるラドストック湾のキャスウェル・タワー近くには、古代チューレ遺跡があります。この辺りを探検すると、イヌイットが居住する以前にチューレ人がどのように生活していたかを窺い知ることが出来ます。デボン島の西端にある吹きさらしの小さなビーチー島は、歴史に包まれています。この島は、イギリスの探検家フレデリック・ウィリアム・ビーチーにちなんで名づけられ、カナダの国立史跡となっています。1845~46年のサー・ジョン・フランクリン探検隊隊員3名の名前が刻まれた小さな墓を訪れます。そこは、ロアール・アムンセンが北西航路を初めて船で横断することに成功した航海の際、1903年に上陸した場所でもあります。サマーセット島の東海岸を南方向に航海すると、夏の終わりにクレスウェル湾に入るたくさんのホッキョクイワナを餌とするベルーガやイッカクを見られるかもしれません。この湾は、ダイゼン、ケワタガモ、コシジロウズラシギを惹きつける海鳥が見られる地域でもあります。現在は使われていませんが、ハドソン湾会社が1937年に設立した交易所があるフォート・ロスの探検も予定しています。大陸塊最北のゼニス岬に到達します。ここは、サマーセット島と北アメリカ本土を隔てる狭いベロー海峡の中間点になります。   船中泊カナダのレゾリュート入港後、下船。エクスペディション・スタッフに別れを告げて空港へ移動します。午前、チャーター機にてレゾリュート空港からオタワに向かいます。午後、オタワ到着後、クォーク社指定のホテルに送迎いたします。         オタワ泊ホテルにて朝食後、解散となります。●詳細日程第1日目カナダのオタワに到着第3~4日目西グリーンランド観光第5日目終日航海第6~15日目カナダの高緯度北極圏観光第2日目オタワ発Bカンゲルルススアーク着/乗船/出港第17日目オタワにて解散(帰国の途へ)第16日目  カナダのレゾリュート入港/下船/発 B オタワ着28

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