ONE OCEAN社 2019年 北極
27/36

●詳細日程午前、エドモントン発のチャーター機で、カナダ、ヌナブト準州のケンブリッジベイに向かいます。ケンブリッジベイは、ビクトリア島の南岸に位置し、狩猟と罠猟、漁業の中心地です。到着後、町のウォーキングツアーをお楽しみいただき、午後、探検船に乗船します。本船に乗船後、客室にお入り頂き、船内を見学。また、エクスペディション・チームや他のお客様とお会いします。北極旅行への期待と興奮が高まる中、ウエルカム・カクテルを楽しみます。夕刻、ケンブリッジベイから伝説の北西航路に出港します。北西航路を辿ると船上でのプレゼンテーションが始まり、ジョン・フランクリン卿と伝説の「失われた探検」が解き明かされます。私達は、ビクトリー・ポイントを訪れ、海底に眠る英海軍艦船「HMSエレバス」と「HMSテラー」の近くまで行くことを目指しています。2014年9月にカナダ・パークス(カナダ国立公園管理局)とカナダ地理学会共同の探検チームがビクトリア海峡に沈んでいるフランクリン探検隊の艦船エレバスをビクトリーポイントで発見した際、謎の一部は解明されました。ワン・オーシャン・エクスペディションズ社は、科学者や歴史家、歴史の研究者,高官、スポンサー、水中探査機の輸送を担当し、捜索に重要な役割を果たしました。朝、北極で最も顕著な荒野で北西航路の中心にあたるプリンス・オブ・ウェールズ島の海岸にあるコニンガム湾に到着します。ここは、ホッキョクグマがベルーガを捕らえにやってくるホットスポットです。干潮の際、しばしば湾の入り口の岩の多い浅瀬でベルーガを捕まえています。クジラの骨が散乱している海岸を見る事は珍しい事ではありません。非常に健康的なホッキョクグマを探してみてください。サマーセット島とアメリカ大陸の北部を隔てる狭いベロー海峡を航行します。ピーク時には、7ノットもの速さで流れる潮流を避けるため、出来るだけ緩やかな潮流の通航を目指します。この海峡による水の混合は、海洋哺乳類に豊富な栄養源を作り出しています。目を凝らして、タテゴトアザラシやヒゲアザラシ、ホッキョクグマを探して見てください。北極海航行の一日、船長や航海士の操船技術と本船の能力をご理解いただける事でしょう。サマーセット島の南端にあるフォート・ロスの歴史的な遺跡は、以前、ハドソン湾会社の毛皮交易の前哨基地でした。その近くの考古学的な場所は、1000年以上もの間イヌイットとその祖先が住んでいたことを物語っています。ビーチー島は、北西航路の探検クルーズにおいて最も歴史的に重要な意味を持つ場所です。サー・ジョン・フランクリンの悲運な探検隊は、広大な氷の中に消える前の1845年に最後の冬を過ごしたところです。信じられない事に、その後、約30年間にも渡り、探検隊の捜索が続けられたのです。ビーチー島への上陸では、遠隔の吹き曝しの海岸に立つ墓標を訪れます。凍った風景の中、海路を探し求めた先駆的探検家達の勇気と愚かさに疑問を覚える事でしょう。ここは、歴史愛好家にとって非常に感動的な場所です。そして、多くの人にとって、この探検クルーズのハイライトとなるでしょう。私たちは、北緯75度付近のデボン島沿岸を航行し、ランカスター海峡に入ります。ここは、生物多様性が豊かな海域で、北極圏の野生生物の「スーパー・ハイウェイ」と言われています。バフィン湾から西への大量の潮流とボーフォート海から東への潮流、群島から北への潮流が混じり合って豊富な栄養源作り出し、北極の多くの野生生物を支えています。私たちは、デボン島の南岸に位置する王立カナダ騎馬警察(RCMP)の前哨跡地を訪れる予定です。バフィン島の野生的な北岸を見ながら、ネイビー・ボード・インレットを航行します。私たちが遠隔のポンドインレット(ミティマタリク/Mittimatalik)のイヌイットのコミュニティに近づくにつれ、シミリク国立公園の広大な風景が広がります。ミティマタリク到着後、浜辺で歓迎を受けます。ハイライトは、ナティナック(Natinnak)センターの訪問です。ここには、日常生活や北部の人々の文化と歴史などが展示紹介されています。イヌイットの彫刻やジュエリー、伝統的な工芸品も展示されていて購入する事もできます。そこで地元の芸術家が作った工芸品を購入することで、コミュニティを支援することができます。朝、聳え立つ断崖が広がる素晴らしいギブ・フィヨルドに入ります。暗いフィヨルドに沿ってゆっくり航海しますが、本船は、巨大な山々や氷河の中では、とても小さく感じられます。以前、参加したお客様が「ギブ・フィヨルドは、ロード・オブ・ザ・リングのシーンの中にいるような錯覚を覚える」とコメントされましたが、その言葉に同感されると思います。イザベラ湾(ニギナニク)は、絶滅危惧種のホッキョククジラの夏の重要な生息地で餌場ともなっています。この驚くべき海洋哺乳類は、頭頂部で海氷を打ち砕く事ができます。このエリアの湾の入り口には、浅瀬があり、捕食性のシャチからホッキョククジラを保護することができます。また、ホッキョクグマやワモンアザラシ、カナダガン、ハクガン、イッカクがよくこの付近で見られます。サンシャイン・フィヨルドは、北緯66度33分の北極圏に位置しています。天候状況によりますが、本船かゾディアックボートまたは、徒歩で北極圏に入ります。いずれにしても、北極圏に入ることは、とても感動的です。サンシャイン・フィヨルドでは、素晴らしい風景の中でハイキングを楽しむ機会があります。多くのハイキングルートがあり、高台まで登ると素晴らしい景色をご覧いただけます。あるいは、海岸線に沿って緩やかなルートのハイキングを楽しむ事もできます。シーカヤックをされる方は、波穏やかなフィヨルドでお楽しみいただけます。カンバーランド湾の中心でオーユイタック国立公園の西の玄関口であるパングナータング村は、山々と海に挟まれた風光明媚な場所にあります。この遠隔の村は、彫刻や絵画、カラフルな織物などの伝統美術、現代美術と工芸品で良く知られています。また、アングマリク(Angmarlik)ビジターセンターには、イヌイットの祖先、チューレ文化や現代のイヌイットの生活様式や歴史などについての展示がされています。デービス海峡に位置するモニュメンタル島の岩のドームを遠くからでも見ることが出来ます。岩場の多い海岸線に沿ってゾディアックボートで探索しますが、その際ホッキョクグマに遭遇する事を期待したいと思います。もし、天候が許せば、ゾディアックボートでモニュメンタル島を一周する予定です。時々、大きな氷山がデービス海峡を海流にのって南のラブラドル半島やニューファンドランド島方向に漂っていくのを見る事が出来ます。エクスペディション・リーダーがこの探検クルーズを振り返っての楽しいリキャップを予定しています。夕食は、船長も同席し、伝説の北西航路とバフィン島の旅を振り返りながらスペシャル・ディナーをお楽しみください。朝、バフィン島最大のコミュニティ、イカルイトの沖合に入港します。乗組員に別れを告げて下船です。本船からゾディアックボートを利用して上陸し、上陸後、港からイカルイト空港まで送迎します。イカルイト空港到着後、搭乗手続。イカルイト発、空路、チャーター機にてオタワへ向かいます。オタワ到着後、解散。※オタワ空港から市内中心部までお送りいたします。第1日目エドモントン発 B ケンブリッジベイ着/乗船/出港第3日目コニンガム湾観光(プリンス・オブ・ウェールズ島)第2日目ビクトリーポイント観光(キングウィリアム島)第13日目  イカルイト入港/下船/発B オタワ着、解散第7日目ポンドインレット観光第6日目デボン島観光第8日目ギブ・フィヨルド観光第9日目イザベラ湾観光第10日目サンシャイン・フィヨルド観光第11日目パングナータング観光第12日目モニュメンタル島観光第4日目ベロー海峡 & フォート・ロス観光第5日目ビーチー島観光伝説の北西航路と秘境バフィン島探検クルーズ 13日間 No.1026

元のページ 

page 27

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です