ONE OCEAN社 2019-20年 南極 (2019年6月改訂版)
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No.7ペンギンの巨大営巣地を訪ねる フォークランド諸島とサウスジョージア島、南極探検クルーズ 18日間サンティアゴ発●詳細日程朝、サンティアゴから空路チャーター機でフォークランド諸島のスタンリーに出発します。スタンリー空港に到着後、入国・通関手続。空港からスタンリーの町にバスで移動します。小さなスタンリーの町に到着後、町を散策するか或は、ガイドと一緒に近くのジプシーコーブを訪れ、マゼランペンギンや海鳥の観察を楽しみます。午後、探検船RCGSレゾリュート号に乗船します。船内の客室にお入りいただいた後、船内を見学。そしてエクスペディション・スタッフや南極に一緒に旅をする他のお客様とお会いします。南極への期待と興奮が高まる中、ウエルカム・カクテルをお楽しみいただきます。夕刻、いよいよ待ちに待った地球の遠隔の地である南極に向けて出港します。サウスジョージア島に向けて南東に航海します。多くの海鳥が上昇気流に乗って本船の周りを飛び交いながら追いかけてきます。船内での教養プログラムのプレゼンテーションが始まります。今回の探検クルーズの主要テーマは、アーネスト・シャクルトンの歴史的な探検物語です。船上のプロカメラマンが画像の構図や微妙な極地の光など写真撮影の基礎をお教えいたします。また、ガイドと乗組員が極地の保存についてもご案内いたします。サウスジョージア島は、しばしば「南大洋のセレンゲティ」と称されます。険しい深い湾に近づくにつれ、岩場の露頭が見え始まります。ゾディアックボートでエルスフル湾の近くにある島の探検を始めます。多くのオットセイと巨大なゾウアザラシが砂浜に横たわっています。タソックグラスの中には、10万羽以上ものキングペンギンの成鳥と雛が営巣しています。この巨大なキングペンギンの営巣地は、ソールズベリー平原やセントアンドリュース湾、ゴールドハーバーなどでも見られます。また、サウスジョージア島には、多くのアホウドリが繁殖していて、巣と海を頻繁に往復し、空を飛びかっています。サウスジョージア島は、歴史愛好家にとってとても感動的な場所で、周囲には初期捕鯨時代の遺跡が点在しています。今回の探検クルーズでは、リース港やフスビク、ストロムネスなどの捕鯨基地跡のいくつかを見学する予定です。この旅行のハイライトは、カンバーランド湾の先端に位置する最大の捕鯨基地であったグリトビケンの訪問です。ここには、偉大な探検家アーネスト・シャクルトンが眠る墓地があります。また、サウスジョージア・ヘリテージ・トラストによって運営されている博物館と復元されたノルウェー・ルーテール教会があり、過去を偲ぶ事ができます。サウスジョージア島から南極に向けてスコシア海を航海すると徐々に南極の天候の影響を受け始めます。船内の専門家は、魅力的なプレゼンテーションを引き続き行います。アホウドリやミナミオオフルマカモメなど多くの海鳥が南大洋の風に乗って本船の周りを飛び交いながら追いかけてきます。南極海に入り氷山が見え始めると南極への到来を告げます。水平線上にダンガー諸島が見え始めるとさらに興奮が高まるでしょう。ダンガー諸島は、南極半島の最北端、ジワンビル島の沖合に位置しています。これからの日々、どのような感動が待ち受けているのか想像すら出来ません。今日の観光は、天候状況によって決まります。ウェッデル海からの強い海流が群島の氷に影響をもたらしますので、ゾディアックボートで諸島周辺を調査して上陸場所を探します。私たちは、このアデリーペンギンの巨大な営巣地に驚きと衝撃を受けるでしょう。黒と白のアデリーペンギンは、南極大陸で繁殖するペンギンの中で最も小さくそして最もコミカルです。彼らは巣と海を頻繁に往復しながら、巣の中の雛に餌を運んでいます。私たちのガイドは、ペンギンのライフサイクルについてご案内します。また、この場所での最近の科学的調査について説明いたします。ウェッデル海に入ると多くの巨大なテーブル型氷山が見え始まります。この地域は歴史が豊富です。初期のスウェーデンの探検隊、オットー・ノルデンショルドとその隊員たちは、お互いの生存を知らずにこの地域で数年間過ごしましたが、そのサバイバル物語はあまり知られていません。それからちょうど10年後の1914~17年、帝国南極横断探検隊のシャクルトンとその隊員の奇跡の生還が世界中を驚かせました。今日まで、シャクルトンの極地探検の旅は、偉大なサバイバル物語となっています。ダンガー諸島とともに、ポーレット島やゴーディン島には、大きなペンギンの営巣地があります。近くのベガ島には、南極全土でも発見されている最も魅力的な化石があります。この化石は、ゴンドワナ大陸の巨大なペンギンや他の恐竜種、地球の初期の植物などです。この地域での上陸可能な場所は、ブラウンブラフとデュルビル・モニュメントです。南に航海し、サウスシェトランド諸島に到着します。ここでは、ハーフムーン島への上陸を目指します。ヒゲペンギンの騒々しい営巣地があります。短時間のハイキングでは、ゾウアザラシをご覧いただけるかも知れません。ゾウアザラシについてナチュラリストガイドがその家族と行動についてユニークな説明をいたします。近くには、ヤンキー・ハーバーやハンナ・ポイントがあり、代替の上陸地として最適な場所です。デセプション島の水没した火山カルデラを本船で航行する予定です。ホエーラーズ湾には、昔の捕鯨基地跡が残っていて老巧化したボイラーや荒廃した木造小屋などを見ることが出来ます。海岸の東端には、飛行機の古い格納庫があります。これは、1928年にオーストラリアのヒューバート・ウィルキンスが南極で初飛行を行った際のものです。ここでは、クレーターの周縁までのハイキングもお楽しみいただけます。シェルバ・コーブやミケルセン・ハーバーでは、海岸やゾディアッククルージングで素晴らしい観光をお楽しみ頂けます。また、ここでは、氷盤の上に寝そべるヒョウアザラシを見られるかもしれません。遠隔地のスパート諸島は、地質学上とても魅力的な場所です。群島の狭い海峡と入り江は迷路のような水路になっていて、ここでのゾディアッククルージングやシー・カヤックは、とてもスリルがあります。ゾディアッククルージングとシー・カヤックは、1日に数回予定しています。本船でエレラ海峡を航行して、大規模なゼンツーペンギンの営巣地があるクーバービル島などいくつかの場所に上陸します。もう一か所の上陸可能地点は、南極大陸本島に位置するネコハーバーです。ここには、活発な氷河があり、轟音と共に、氷河が崩落し海に崩れ落ちる様子をご覧いただけるかも知れません。ドレーク海峡を横断しながら南米大陸に戻る際、引き続き教養プログラムのプレゼンテーションが行なわれます。エクスペディション・リーダーによる思い出に残る今探検クルーズのリキャップを予定しています。マルチメディア・ルームで写真専門家と一緒に貴重な画像のダウンロードなどでお過ごしください。気象条件が許せば、ホーン岬の周航を予定しています。この伝説的な海域は、探検と初期の航海に出てくる伝説のドレーク海峡は、地球の遠隔の地まで旅した最終章に相応しい海域です。夕刻、ビーグル水道の入り口に近づく頃、船長も出席してのスペシャルディナーをお楽しみいただきます。早朝、アルゼンチンのウシュアイアに入港します。午前、乗組員やエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。※市内のホテル或いは、空港に無料送迎バスでお送りいたします。第2~3日目サウスジョージア島に向けて航海第4~6日目サウスジョージア島観光第7~9日目スコシア海クルーズ第16~17日目ドレーク海峡横断クルーズ第10~12日目ダンガー諸島とウェッデル海観光第13~15日目サウスシェトランド諸島とジェルラシ海峡観光第1日目チリのサンティアゴ集合/発Bフォークランド諸島のスタンリー着/乗船/出港20第18日目  ウシュアイア入港/下船、解散

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