ONE OCEAN社 2019-20年 南極 (2019年6月改訂版)
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南極のペンギン愛らしいペンギンたち愛らしいペンギンたち●アデリーペンギン体長60~70cm、体重5kgほど。特長は、目のまわりには白いアイリングがあり、頭部から背中と羽が黒色です。●ゼンツーペンギン体長は75~90cm、体重は5~8.5kgほど。大きさは皇帝ペンギン、キングペンギンに次いで3番目です。頭に両目をつなぐ白い帯模様と両側がオレンジ色のくちばしが特徴です。●キングペンギン(オウサマペンギン)コウテイペンギンに次ぐ大形種で、南極の高緯度部分や亜南極海域の島で繁殖し、体長95cmに達する。魚類やイカを食べ、氷雪のない海岸斜面で集団繁殖する。1個の卵を産み、約55日間抱卵。雛の巣立ちまでの期間は10~13ケ月を要し、3年に2回の繁殖をします。●イワトビペンギンやや小型のペンギン。頭部の「黄色の飾り羽」が特徴。●マゼランペンギンフンボルトペンギンに属するペンギン。体長は約70cmで中形のペンギン。●ヒゲペンギン体長は70~75cm、体重4~7kgほど。特徴は、顎の下に黒い羽毛の線が走っていて、まるでひげのようです。ペンギンは、南極を訪れる大きな魅力の一つです。ペンギンの巨大な営巣地は見るものを圧倒します。海で泳ぐペンギン、氷山に乗っているペンギン、抱卵しているペンギン、ヒナに餌をあげているペンギンなどなど感動的です。フォークランド諸島、サウスジョージア島、南極半島には色々なペンギンが営巣しています。愛嬌があり愛らしい行動に見入ってしまいます。●マカロニペンギン目の上に生えたオレンジ色の羽が特徴で、体長は約70cm。体重は5~6kg程度です。大型ペンギンの抱卵期間はおおよそ5~6週間ですが、アデリーペンギンとヒゲペンギンは大体7週間、ゼンツーペンギンは14週間で成長し巣立つことになります。雛は親から口移しに半消化の餌を貰って食べます。ペンギンは滑りやすい岩や氷を登る為に、発達した大きな爪が付いた逞しい足を持っています。3

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