ヘリテージ・エクスペディションズ社 2019-20年 南極・北極
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第7~8日目マッコーリー島観光(オーストラリア領)第9~12日目終日航海第13~22日目南極・ロス海地域観光●詳細日程ハイイロアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、マユグロアホウドリ、ノドジロクロミズナギドリ、マダラシロハラミズナギドリ、メグロシロハラミズナギドリ、マダラフルカモメ、モグリウミツバメ、ヒメアシナガウミツバメ、クロハラウミツバメなどの遠洋種を目にする機会があるでしょう。オークランド諸島からマッコーリー島に向けて航行中は、遠洋の海鳥の観察に最適です。マッコーリー島は、亜南極に位置するオーストラリア領の島で、多くの野生生物が繁殖しています。この島では、キングペンギンやイワトビペンギン、ゼンツーペンギン、ロイヤルペンギンの4種類のペンギンが無数に繁殖しています。この島で上陸が許可されているサンディー湾とバックルベイの2ヵ所で上陸を予定しています。また、天候が許せば、ルシタニア湾では、海岸までへばりつくように繁殖しているキングペンギンの大営巣地をゾディアック・ボートで海上からの見学を予定しています。サンディー湾のロイヤルペンギンの営巣地では、金色の冠羽(トサカ)が美しいペンギンが元気よく駆け回り、営巣地と海の間を行ったり来たりしています。世界中で約300万羽生息しているロイヤルペンギンのすべては、マッコーリー島で繁殖しています。膨大な数のキングペンギンの営巣地もあります。静かに座って観察していると、ペンギンたちが近寄って来ます。観察できる最適の場所がいくつかあります。ペンギンたちは人間に対して恐れがなく探究心が旺盛です。バックルベイでは、1940年代後半に創設されたANARE(オーストラリア国立南極研究遠征隊)の基地のガイド付きツアーがあります。ここには、さまざまな科学研究施設や戦略的にきわめて重要な測候所があります。ミナミゾウアザラシの集団は、ビーチや上陸地の茂みで眠っています。これらの巨大な生き物は、ほとんど人間の存在を意識せず、集団で横たわり体を絡めあって年に一度の換毛を行っています。若い雄は、浅瀬でけんかをし、成熟してからハーレムを形成する準備をしています。ルシタニア湾のキングペンギンの営巣地は、まさに驚異と感動の世界です。キングペンギンはゾディアック・ボートの周りを泳ぎ回り、さらに陸上では、25万匹ものキングペンギンが直立して歓迎してくれます。オイル製造用の錆びた蓄電器があり、ペンギンオイルが製造された恐ろしい時代を思い出しますが、現在のその子孫はこの地に繁殖しています。 2011年、タスマニア国立公園と野生生物サービスは、世界中で最も積極的なプロジェクトに着手しました。そのプランは、うさぎやねずみを含むすべての外来種を島から除去するものです。現在、植物は回復し、ウミツバメやクジラドリの数は増えています。また、この島には、ペンギンやゾウアザラシに加え、3種類のオットセイと4種類のアホウドリ(ワタリアホウドリ、マユグロアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、ハイイロアホウドリ)が営巣しています。南大洋を南に向けて航行する際、アホウドリとミズナギドリが本船の回りを飛び交っているのがご覧いただけるでしょう。 船内では、南極とロス海地域についてのレクチャーが行われます。途中、南極収束線を通過します。何時、南極の海域に入ったか知るために水温の変化に注意を払います。漂流する氷山は、色鮮やかで、それぞれがユニークで自然の彫刻です。船長は、氷山の写真を撮りやすいよう氷山との距離に気を配りながら操船します。また、南緯66度33分を通過し、24時間太陽が輝き続ける南極圏に入った時には、特別なお祝いを予定しています。 船内のバーでリラックスしたり、図書室で読書をしたりするのもいいでしょう。もし、ノートパソコンを持ってきていたら、記憶が新しいうちに写真をダウンロードしたり編集したりする時間もある事でしょう。南極・ロス海地域の最も歴史的な場所を訪れる予定です。氷や天候状況により日程は変更になる場合がありますが、船長とエクスペディション・リーダーが日々の状況を判断しながら上陸観光やゾディアック・クルージングにご案内いたします。日程は、野生生物の見学や南極観測基地の訪問、歴史的な場所、素晴らしい海岸地形、神秘的なロス棚氷、氷山の見学などに重点を置いてご案内する予定です。上陸地の特定は保証できませんが、下記の地域を訪れる予定です。ロス海の入口にあたるアデア岬、その先端にあるダウンシャー・クリフが見えてきます。氷の状況が許せば、南極で最も大きなアデリーペンギンの巨大な営巣地をご覧いただけます。人間を恐れず、絶え間なく動き回り、騒々しい「ペンギンの街」を初めて目にした時は、一生の思い出となることでしょう。博物学者が座りながら静かに、ペンギンの生活スタイルのさまざまな側面をご案内するでしょう。ペンギンたちの滑稽な行動や求愛行動、お腹を空かした雛に餌をあげる様子、縄張り争い、巣の材料を盗む行動などをあちらこちらで観察できるかもしれません。好奇心の強いペンギンは、しばしば近くまで寄ってきて、素晴らしい写真撮影の機会を提供してくれます。まるでペンギンの海に囲まれているような錯覚に陥ることでしょうアデア岬のペンギンの営巣地の中に、南極で一番古い小屋を見ることができるでしょう。この小屋は、ボルヒグレビンクが、1899年に南極大陸で初めて越冬した時に建てたものです。南極探検の英雄時代の遺跡で、昔の探検家の遺物が残る内部も見学することができます。また、アデア岬の後方にある標高304mの丘の上には、南極で最も古いお墓があります。ボルヒグレビンクの探検に加わり、22歳で亡くなったニコライ・ハンセンのものです。巨大なアドミラルティ山脈が見えてくるとロス海のハレット岬への到着を告げます。ここの風景は荒涼として素晴らしいものです。標高4,000m以上もの山々が聳え立ち、巨大な氷河が内陸から海辺まで続いています。放置された米国とニュージーランド基地跡付近に上陸します。そこでは、アデリーペンギンの営巣地とウェッデエルアザラシをご覧いただけます。ロス海の奥に位置するフランクリン島には、アデリーペンギンや海鳥の大きな営巣地があります。ゾディアック・ボートで営巣地近くへの上陸や海岸線の探検を予定しています。もし、天候状況が良く、上陸ができれば、島の頂上に登ることもできます。4ページからの続き●アデア岬●ハレット岬●フランクリン島南極・ロス海クルーズ 30日間 No.15

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