アンタークティック・ロジスティックス&エクスペディションズ社 2019-20年 南極大陸の旅
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ロバート・ファルコン・スコット    Robert Falcon Scott(1868年6月6日~1912年3月29日)イギリス海軍の軍人。1868年誕生。海軍兵学校に入学し、1888年海軍大学を卒業。1899年王立地理学協会の南極探検計画を知り、隊長を志望。1901~04年、第1回南極探検(ディスカバリー号探検)へ。       アーネスト・シャクルトンらと南極点到達を目指し、残り73km       の地点まで迫る。同時に南極に関する科学的知見を習得。1910~12年、南極探検(テラ・ノヴァ号探検)へ。       学術調査と人類史上初の南極点到達を目指す。1912年1月17日、アムンゼンに遅れること35日目に南極点到達を果たすが、         帰路に遭難し死去。ロアール・アムンセンノルウェーの極地探検家。1872年誕生。幼少期から探検家に憧れ、大学を中退して航海士となる。1903年、史上初の北西航路横断航海に成功。1909年、ロバート・ピアリーの北極点到達を知り、南極点到達に目標を変更。1910年、南極探検に出発し、イギリス人探検家ロバート・ファルコン・     スコットと人類史上初の南極点到達を争う。1911年12月14日、スコットより約1ヵ月早く人類初の南極点到達を果たす。1928年、北極で遭難した探検隊を捜索中、行方不明となる。Roald Engelbregt Gravning Amundsen(1872年7月16日~1928年6月18日?)アムンセン・スコット基地 Amundsen-Scott South Pole Stationアメリカ合衆国が1956年11月に、翌年の「国際地球観測年」を記念するために南極点付近に建設した観測基地です。かつて南極点到達を争ったアムンセンとスコットの2人に敬意を表して名づけられました。標高2,835mの氷上に建っており、毎年少しずつ南極点に近づいており、現在南極点までの距離は100メートル以内と言われます。夏の間の基地人口は約200人で、研究者たちにより氷河学や地球物理学、気象学、天文学、生物医学的研究などが日々続けられています。2

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