ヘリテージ・エクスペディションズ社 2020年 北極(2019年9月改定版)
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クルーズします。天候と海象状況が許せば、午後、デジニョフ岬に上陸を予定しています。晴れていれば、ユーラシア大陸最東端の辺境の地からアメリカの海岸線を望む事が出来ます。デジニョフ岬は、1648年に北極海からベーリング海峡を越えて太平洋へ航海した最初のヨーロッパ人で、シベリアのコサック、セミョン・デジニョフに因んで名付けられた歴史的なランドマークです。海岸から険しい道を登ると、放棄された国境警備隊の建物やデジニョフとこの海を航海した船員の記念碑が建っています。ベーリング海峡を越えた89km先には、アラスカのプリンスオブウェールズ岬があります。デジニョフ岬の北西12キロメートルに位置するロシア最北東のウエレン村を訪れます。人口は、約800人で1年中強風が吹き、気温は10度から零下40度。村は伝統的なチュクチとイヌイット芸術の世界最大のセンターの1つです。 村人に歓迎を受けます。訪問中に骨を彫るワークショップを訪れます14この小さな島はかつてロシアの重要な極地研究基地であり、北極圏に点在する数ある島の1つでした。遺棄された建物の近くには、鳥類が繁殖している崖がいくつかあります。ここでは、ツノメドリ、ウミネコ、カモメを間近で観察する事ができます。氷と天候条件が許せば、私たちは次の数日間はウランゲル島で過ごします。また近くのヘラルド島も訪れる予定です。 ウランゲリ島に人類が初めてやって来たのは紀元前3200年頃で、シベリアからの季節的な猟師であったと言われています。島の存在は、初期のロシア探険家によって地図上にマークされていただけの推測で1849年にイギリスによって再発見されるまでは、明確にわかりませんでした。カナダの探検隊が恒久的な定住を試み、カナダが島の領有を主張したため、島を領有していたロシア人により追い出されました。ウランゲリ島には、野生生物や野生の花々、北極圏の風景など沢山の見どころがあります。 全ての旅行参加者がアナディリに到着します。 到着時間に応じて、他の乗客やエクスペディションスタッフと会う前に、アナディルを探索する機会があります。お客様全員が本船に乗船したらアナディリを出港します。今日の航海では、いくつかのブリーフィングとレクチャーが行われます。また、船上からバードウォッチングやホエールウォッチング楽しむチャンスもあります。船内生活をお楽しみください。 今日の午後遅く、プレオブラジェニア湾で鳥が繁殖する素晴らしい断崖下をゾディアックボートでクルージングする予定です。イティグラン島の海岸に沿って約500mの距離にクジラの骨が並べられていて、ホエールボーンアレーとして知られ、古代先住民族の故郷です。島の周辺では、コククジラが頻繁に見られます。また、海鳥の巣やセイウチを見る事が出来るヌニャンガン島とアラカムチェチェン諸島を●詳細日程第2日目アナディル湾クルーズ第4日目デジニョフ岬とウエレン村観光第5日目コリューチン島観光第6~10日目ウランゲリ島とヘラルド島観光第3日目イティグラン島、ヌニャンガン島、アラカムチェチェン諸島観光 No.4世界自然遺産ウランゲリ島と北極探検クルーズ 15日間アナディリ発着第1日目ロシアのアナディリ到着/出港15ページに続く●クルーズ代金(大人/お一人様)                          ※単位 : 米国ドル(US$)利用客船旅行開始日旅行終了日期 間チャーター機アラスカのノーム/ロシアのアナディリ間の往復航空運賃ショカルスキー7月13日(月)7月27日(月)15日間 9,00010,00011,00012,00012,50013,300500ー 2,000エンダービー8月3日(月)8月17日(月)15日間 9,00010,00011,00012,00012,50013,3005001,4502,000エンダービー8月17日(月)8月31日(月)15日間 9,00010,00011,00012,00012,50013,3005001,4502,000トリプルメインデッキスーペリアスーペリア・プラスミニ・スイートヘリテージ・スイート客室タイプ(備考1)ランディングフィー(US$ 500)は、ご乗船後、米国ドルの現金でお支払いいただきます。ランディング・フィーOP/ウランゲリ島周遊野生生物観察の旅3日間

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