ONE OCEAN社 2020-21年 南極
9/32

No.18●詳細日程この旅行は、パタゴニアの玄関口であるプンタ・アレナスから始まります。チリのプンタ・アレナスに到着後、お客様ご自身にてOOE社指定のホテルに移動をお願いいたします。夜、ホテルのロビーに設置されているOOE社のウエルカム・デスクで担当者から乗船用荷札をお受け取りください。午前、街の中心地からプンタ・アレナス港に送迎いたします。港に到着後、レゾリュート号に乗船。客室にお入りいただいた後、この探検クルーズ中、我が家となる船内を探検します。エクスペディション・チームや他の乗客とお会いし、ウェルカム・リフレッシュメントを楽しみます。 出港する頃には興奮が高まってきます。この航海では、プンタ・アレナスからマゼラン海峡を航行してフォークランド諸島に向かいます。これから信じられない程の素晴らしい探検の旅が待ち受けていることでしょう。フォークランド諸島に向けて東に航海すると、本船の船尾には、ワタリアホウドリやオオフルマカモメ、マダラフルマカモメなど多くの海鳥が飛び交いながらついてきます。船のデッキで、これらの素晴らしい海鳥を撮影するには技術と忍耐が必要です。私どもの写真の専門ガイドがお客様に最高の撮影テクニックをお教えいたします。操舵室を訪れて本船の操船について学んでみてはいかがですか?終日、専門家達がこれから訪れる場所についての環境や野生生物、歴史などについて一連のプレゼンテーションを行います。フォークランド諸島に到着後、ゾディアックボートを準備し、初めての上陸活動をおこないます。西フォークランド諸島の幾つかの場所の探索を予定しています。この遠隔の諸島は、マユグロアホウドリなどの海鳥や渡り鳥の繁殖地です。ウエストポイント島では、賑やかなイワトビペンギンを見学するでしょう。カルカス島とサンダース島では、巣作りのマゼランペンギンやミヤコドリ、ガチョウ、猛禽類のフォークランドカラカラを観察する事ができます。翌朝、フォークランド諸島の首都、スタンリーに入港します。明るい色調にペイントされた家々が立ち並ぶ通りの散策をお楽しみください。19世紀、この静かな港町は、帆船が伝説のホーン岬を周航するのにいかに重要な港であったかを学びます。スタンリーには、海洋や自然環境、南極、1982年のアルゼンチンとの紛争などについて歴史的な出来事を概説している博物館があります。紛争中に死亡したイギリス軍の戦没者を追悼して建てられたウォーターフロントの記念碑は、最近の歴史を思い出させます。歴史的な切手のコレクションを誇る有名な切手博物館は、もう一つの興味深い場所です。サウスジョージア島に向けて南東コースを航海します。再び、多くの海鳥が飛び交いながら本船の周りを追いかけてきます。人気の教育的なプレゼンテーションは引き続き行われます。歴史がこの航海の重要なテーマで、アーネスト・シャクルトンの壮大な物語で、帝国南極横断探検隊のサウスジョージア島への過酷な旅行が中心となります。私どもの写真の専門ガイドからイメージ構成、微妙な極光、カメラの基本操作について学び、いくつかの貴重なヒントを得られるでしょう。また、プレゼンテーションでは、極地の保護についても学びます。特にこのテーマは、ワン・オーシャン社のガイドと乗組員がもっとも大切にしているものです。サウスジョージア島は、しばしば「南極海のセレンゲティ」と呼ばれてきました。本船は、岩場の深い入り江に近づき、エルスフル湾付近の島をゾディアックボートで探検します。黒砂の海岸は、多くのオットセイと巨大なミナミゾウアザラシで埋め尽くされています。ソールズベリー平野やセント・アンドリューズ湾、ゴールドハーバーにも約10万羽以上ものキングペンギンとそのヒナたちがタソックグラスの中で営巣しています。また、この島には、多くのアホウドリが繁殖していて、巣を往復しながら上空を飛び交っています。サウスジョージア島は、歴史にあふれたスリリングな場所です。初期の捕鯨基地跡の錆びた遺物が残っています。この探検クルーズでは、リース港とフスビク、ストロムネスの幾つかの捕鯨基地跡を訪れたいと思っています。ハイライトは、カンバーランド湾の先端に位置し、最大の捕鯨基地であったグリトビケンの訪問です。ここには偉大な探検家アーネスト・シャクルトンが眠る墓があります。多くのお客様にとって偉大な探検家の墓の訪問は、この旅行のハイライトとなる事でしょう。サウスジョージア・ヘリテージ・トラストによって管理されている博物館とノルウェーの捕鯨者によって建てられ、修復された教会は、過去を偲ぶ事ができます。サウスジョージア島から南極に向けてスコシア海を航行します。天候と氷の状況が良ければサウスオークニー諸島かエレファント島に立ち寄ります。日程は、時々の状況に応じてエクスペディション・リーダーと船長が協議して決定します。サウスオークニー諸島は、サウスジョージア島とサウスシェトランド諸島と繋がるスコシア・アークと呼ばれる海底山脈の峰にあたります。一年の殆どは、海氷にとざされ霧に覆われているため、この諸島を訪れる機会はあまりありません。雪と氷河に覆われた南極大陸の端に近づくと、大きな氷山が見え始め、南極海域に到達した事を告げてくれます。天候状況が良ければ水平線にエレファント島の黒い断崖が見え始めてくるでしょう。1915年、ウェッデル海の遥か南で、分厚い氷のため、エンデュアランス号を失い、シャクルトンとその隊員達は、数ヶ月間、このエレファント島でキャンプ(野営)をしながら生きながらえました。ワイルド岬の小さな海岸からシャクルトンと5名の隊員達が小さな手漕ぎの救命ボート(ジェイムズ・ケアード号)でサウスジョージア島に救助を求めて船出したのです。今日に至るまで、この荒海の横断は、極地史上最も偉大なものの一つと考えられています。状況が許せば、エレファント島のワイルド岬に上陸を試みます。南極半島の海岸から約96km離れた場所にサウスシェトランド諸島があります。上陸可能地点としては、キングジョージ島、ハーフムーン島、ヤンキーハーバーを予定しています。気象状況が良ければ、デセプション島のカルデラに本船を進めます。デセプション島には、いくつかの素晴らしいハイキングコースがあります。また、古い捕鯨基地跡と航空機の格納庫の探索が出来ます。フォークランド諸島に向けて北東に航行する際、本船を追いかけるようにワタリアホウドリやオオフルマカモメ、マダラフルマカモメなど数百羽もの海鳥が飛び交いながら追いかけてきます。スタンリーに向けて航行する際にも、引き続き教育的なプレゼンテーションを行います。エクスペディション・リーダーによる楽しい思い出のリキャップも予定しています。マルチメディア・ステーションで写真の専門ガイドと一緒に旅行中に撮影した画像のダウンロードをしてください。夕刻、フォークランド諸島が近づいてきた頃、船長も出席してのスペシャルディナーをお楽しみください。朝、フォークランド諸島のスタンリーに入港します。エクスペディション・スタッフや乗組員に別れを告げて下船です。下船後、スタンリー空港に移動します。スタンリー発、空路チャーター機でサンティアゴに向かいます。夕刻、サンティアゴ空港到着後・解散。※サンティアゴ空港到着後、帰国便の国際線に乗 り継ぐ事も出来ます。※サンティアゴ空港から市内中心部まで無料送迎 バスでお送りいたします。第1日目チリのプンタ・アレナス到着第6~7日目サウスジョージア島に向けて航海第14~17日目サウスシェトランド諸島と南極半島観光第18~19日目フォークランド諸島に向けて航海第2日目乗船/プンタ・アレナス出港第3日目フォークランド諸島に向けて航海第4~5日目フォークランド諸島観光第8~10日目サウスジョージア島観光第20日目  フォークランド諸島、スタンリー入港/下船/発 B サンティアゴ着、解散第11~13日目南極に向けて航海フォークランド諸島とサウスジョージア島、南極探検クルーズ 20日間プンタ・アレナス発/サンティアゴ着

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る