ONE OCEAN社 2021年 北極
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●詳細日程スピッツベルゲン島のロングイヤー・ビーエンで、耐氷船レゾリュートに乗船します。夕方、ロングイヤー・ビーエンを出港。アドヴェントフィヨルデンからイスフィヨルデンに向けて航海します。出港の際には、白夜のため屋外のデッキから景色を楽しんで頂けます。グリーンランド海に入りスピッツベルゲン島の南に向けて航行します。説明会とエクスペディション・チームの紹介を予定しております。夕食は、ウェルカムディナーをお楽しみください。バーボンハムナ(Bourbonhamna)近くの狭い海峡を航行する際、ベルーガ(シロイルカ)が頻繁に見られます。大人のベルーガは真っ白で、若い子供のベルーガ斑状の灰色です。スヴァールバル諸島には、約5千~1万匹ものベルーガが生息していると推定されています。ベルーガは、イッカクやホッキョククジラのような高緯度北極に住むクジラ種のような背骨がありません。これは氷で覆われた海域に棲息するには、氷上に出ることで背骨にダメージを受ける可能性があるため、進化して背骨が欠如したものと考えられています。ゾディアッククルージング中にベルーガを探索します。上陸観光でインゲブリグステンブクタ(Ingebri-gstenbukta)をハイキングする際、古い狩猟用の小屋や遺物をご覧いただけるでしょう。また、大量のベルーガの骨も目に留まります。骨やすべての遺物は、スヴァールバル諸島政府によって管理・保護されていますので、持ち出すことはできません。また、この地域に生息する多数のトナカイを見られる可能性があります。スピッツベルゲン島の最南端を巡って、広大なストーフィヨルデンに入ります。カップリーの近くにあるドルリットネセットを探索します。北緯70度に位置するこの地域の植生は素晴らしいものです。この地域には、トナカイの枝角が広く散乱しています。しかし、この探索で最も顕著なものは、昔のホエールボーン(クジラの骨)の多さです。時の流れが骨の構成要素を芸術作品のような彫刻へと変えました。スピッツベルゲン島の西岸に戻り、氷河に囲まれたホーンスンドに船を進めます。氷の状態が良ければ、氷河の近くを航行する予定です。スヴァールバル諸島は、氷河学の学習には最適な場所で、ここでは、ハイキングやゾディアッククルージングで素晴らしい氷河をご案内いたします。スミーレンブルグは、400年の捕鯨の歴史があります。スピッツベルゲン島の北西端を回るお気に入りのスポットです。スヴァ―ルバル諸島のどこにでも現れる野生生物の探索や脂肪のオーブンを眺めながら海岸の散策、3脚を使って風景を撮影などで1時間を過ごします。北に向けて北緯80度に達した後、東に航行する予定です。流氷の縁に近づくにつれ、本船の速度を落として野生生物の探索を開始します。乗客もブリッジや屋外デッキから野生生物の探索をお楽しみください。  流氷の縁でアゴヒゲアザラシやワモンアザラシ、セイウチ、ホッキョクグマなどをご覧いただける可能性があります。本船は、騒音対策を講じていますので、静かに野生生物に接近を試みます。北緯81度のフィプソーヤは北極点から約1千㎞の距離に位置していてパックアイスに覆われていることが多くホッキョクグマを見られる可能性があります。最近のシーズンこの地域でホッキョクグマとの出会いを楽しみました。北極点の近くに来ていることを示すものとして、操舵室のGPS、もしくは手持ちのGPSで緯度を確認してみてはいかがでしょうか?フィプソーヤから南西に位置する湾でフィンローペン海峡の入り口にあたるソルグフィヨルデンで一日を始めます。ソルグフィヨルドは、1683年に容赦のない氷に閉じこめられ厳しい冬を過ごしたオランダの捕鯨船によって「悲しみのフィヨルド」と訳されています。その後、ヒンローペン海峡を下ってアルケフィエッレの断崖に向かいます。フィンローペン海峡は、私たちがここを訪れる際には、多くの海鳥が戻ってくる暖かい夏の時期です。海鳥が帰還する時期には、アザラシやホッキョクグマもやってきます。双眼鏡のご用意を忘れないように!アルケフィエッレはギザギザした断崖で、海からそそり立っていて壮観な景色を作り出しています。ここは、バードウォッチングの天国です。数千羽ものハシブトウミガラスが繁殖しています。ミツユビカモメとシロカモメの幾つかの営巣地もあります。運がよければ、ホッキョクギツネを見られるかもしれません。ホッキョクギツネは辛抱強く卵が落ちてくるのを待ち続けています。クロスフィヨルデンの岩場の海岸には、多くの鳥のコロニーがと多くの鳥類が生息しています。本船は、保護された港に投錨します。ゾディアックボートで7月14日氷河近くの鳥が営巣している崖に沿ってクルーズをします。アゴヒゲアザラシとワモンアザラシは、この水域で頻繁に見られることが知られており、フィヨルドの暗い海でそれらに注意します。クロスフィヨルドの北西の上にあるリリーフック氷河は、信じられないほどの素晴らしい光景です。 氷河の正面は、全長約7kmで、高さは80mです。ゾディアックボートからこの氷河を眺めるとその壮大なスケールに圧倒されることでしょう。ミツユビカモメやゾウゲカモメなどの大きなコロニーがあって、氷河の前面で海に飛び込むのを見る事ができます。氷河が崩落すると、水中の栄養素をかき混ぜます。ここでは、氷の上にいるアザラシの数が多いため、ホッキョクグマがアザラシを狙っているのをよく見かけます。イスフィヨルドの入り口にあるアルクホーネットは、スヴァールバル諸島の冒険を終えるにふさわしい場所で、素晴らしい景色とツンドラハイキングをお楽しみいただけます。ここでは、トナカイだけでなくホッキョクギツネも見る事ができます。聳えるような角型をした山には、ウミガラスとミツユビカモメが営巣しています。近づいて足を止めると、何千羽もの鳥が一斉に歌を歌うような鳴き声が聞こえてきます。朝、スピッツベルゲン島のロングイヤー・ビーエンに入港します。朝食後、エクスペディション・チームに別れを告げて下船します。下船後、町の中心地及び空港までお送りいたします。第1日目ロングイヤー・ビーエン集合/乗船/出港第9日目ソルグフィヨルドとアルケフィエッレ観光第10日目7月14日月氷河とシグネハムナ観光第2日目バーボンハムナ観光第4日目ホーンスンド観光第5日目スミーレンブルグ観光第8日目フィプソーヤ観光第3日目ストーフィヨルデン観光第6~7日目氷海を探検第11日目アルクホーネット観光第12日目  ロングイヤー・ビーエン入港/下船、解散スピッツベルゲン島探検クルーズ 12日間 No.210

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