ヘリテージ社 2021年 北極
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14る場合には危険ですので上陸する事はできません。その場合には、ゾディアック・クルージングをしながら鳥類が繁殖する断崖の下で鳥と景色をご覧頂く予定です。午後、コリューチン入り江の近くをクルーズします。そこは、多種類の鳥の繁殖地で、時期によっては殆どの鳥が巣で雛を育てています。ここでは、上陸を予定しており、ハイキングや探索を楽しみながら写真撮影のチャンスがあります。毎年恒例のベリンギア・フェスティバルの初日に参加する予定です。これはチュクチ最大のお祭りの1つで、地域の人々を魅了しています。フェスティバルでは、民族アンサンブルによる公演や民族工芸職人による作品の紹介、民族スポーツチームによるホエールボート(クジラの皮で覆われたボート)とバイダラ・ボート(セイウチの皮で覆われたボート)のレガッタ競争などがおこなわれる伝統的な行事です。これはチュクチ暦で最もカラフルな祭りの一つであり、地域の多くの村の人々を魅了します。このイベントに参加する事も出来ますし、見学する事も出来ます。地元料理の試食、お土産の購入や多くの写真撮影のチャンスもあります。この祭典は、彼らの心と魂、文化と土地に宿る神聖なるものです。チュクチ半島の南海岸に沿ってクルージングし、プレスブラゼニア湾に立ち寄る予定です。海の状況が許す限りゾディアックボートで鳥が営巣する壮大な崖を観察します。写真撮影には絶好のチャンスです。また、近くのヌンリグレンの村にある狩猟キャンプ(およびボートの運搬エリア)に上陸できるかもしれません。今夜はクルーズのおさらいと最後のディナーをお楽しみください。朝、アナディリ入港。朝食後、船のスタッフやエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。下船後、アナディリの中心地のホテル及び空港まで無料送迎いたします。ノームへ戻るお客様は、正午頃にアナディリを出発するチャーター便に搭乗し、国際日付変更線を越え、前日の夕方にノームに到着します。ただし、チャーター便が遅れる可能性があるため、ノームから先のフライトは翌日以降にすることを強くお勧めします。モスクワに戻るお客様は、出発時間に応じて空港またはアナディリのホテルに移動することができます。の協力で上陸観光や氷に覆われた海をクルージングしながらホッキョクグマを探索する予定です。ウランゲリ島の南を航行します。海象と氷の状況によって航路と航海速度が決まります。もし、海氷が多ければ是非デッキに出て、ホッキョクグマやセイウチ、ワモンアザラシ、アゴヒゲアザラシを探してみてください。チュクチ沿岸に近づくにつれ、ザトウクジラやコククジラが頻繁に見えてきます。そして、ホッキョククジラの数も増えてきます。また、レクチャーやリキャップも予定しています。朝、小さなコリューチン島に錨をおろします。氷が後退する一定期間、セイウチの集団営巣地がこの島の海岸に現れ、近くのヌーテペルメンの村の人々がセイウチ狩りにやって来ます。この島の西端には、1990年代に放置されたホッキョクグマ研究所が残っています。ソビエト時代には、高緯度北極圏にこれらの研究所が多数存在していましたが、1990年代の経済破綻によりほとんどの研究所が閉鎖されました。また、近くにはツノメドリやウミガラスなどの鳥類が繁殖する断崖があり、巣を行き来する鳥たちの素晴らしい写真を撮る事ができます。上陸を予定していますが、海岸にホッキョクグマがい第15日目  アナディリ入港/下船、解散 No.3チュクチ半島と世界自然遺産ウランゲリ島探検クルーズ 15日間アナディリ発着第11日目チュクチ海クルーズ第12日目コリューチン島/コリューチン入り江観光第13日目ベリンギア・レガッタ &フェスティバル観光第14日目プレスブラゼニア湾(Presbrazhenya Bay)観光

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