ヘリテージ社 2021年 北極
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21ゴルチドリ、シロカモメ、ワシカモメ、セジロタヒバリ、ライチョウ、タヒバリ、ハギマシコなどが観察できす。ニコルスコエ村を訪れた後、北西の岬のオットセイの繁殖地を訪れます。そして、アリー岩礁では、ゾディアッククルージングで海鳥の営巣地を見学する予定です。オルガ湾は、世界的に有名な間欠泉の渓谷があるクロノスキー保護区の一部で、生息地は、私達が以前経験したものとは全く異なり、緑豊かなカムチャツカの森が海岸まで続いています。この生息地には、複数の鳥類やヒグマなどが見える可能性があります。オルガ湾周辺海域には、多くのコククジラが回遊しています。コククジラは、時々ボートに近寄ってきます。もし、条件が良ければゾディアックボートでホエールウォッチングを予定しています。背後に聳える火山は、カムチャツカの原生の大地を一層素晴らしいものにしてくれます。午後、ゾディアックボートでズパノバ川をクルーズします。この探検クルーズでは、一般的に川に生息している野生生物を探索します。カムチャツカの1,800以上の川は、多種多様な野生生物を支える重要な生態系を成しています。カムチャツカの貴重な自然資源の一つであるサーモンの産卵は特に大切です。オオワシは、川の低い所に巣を作る事で知られています。多くの若いオオワシは見られると思いますが親鳥はあまり見られないかもしれません。また、アリューシャンアジサシなどの水鳥やカモメ、アジサシなどが見られます。また、ヒグマやアカギツネ、マスクラットも見られる可能性があります。天気が良ければ、ブフタ・ルースカヤを航海する際、半島南部にそびえる雪に覆われた火山の素晴らしい景色が出迎えてくれます。カムチャツカ半島の南端から約240km北にある孤立したフィヨルドの入り口には、マダラウミスズメと絶滅危惧種のコバシウミスズメの両方が目撃されています。ラッコやゴマフアザラシ、トド、シャチが見られるチャンスもあります。フィヨルドの上流に上陸してバードウォッチングをする予定です。見られる可能性としては、マキノセンニュウ、アトリ、アカマシコ、カワラヒワ、カシラダカが見られるかもしれません。但し、この地域には、ヒグマが生息しているため、注意が必要です。今日の午後、天候が許せば、ヘリコプターを手配して、ユネスコの世界遺産に登録されているカムチャツカ半島の最南端にある巨大な淡水火山盆地にあるクリル湖にご案内します。ここには、多くの野生生物が生息し、カムチャツカの鮭の産卵場の一つである湖は、ヒグマの数が多く、ここで子どもたちに餌を与えていることでも有名です。溶岩小島の円錐形のドームに囲まれたこの豊かな野生と辺境の地を探索します。レンジャーは、保護区の指導の下での見学は、一生に一度の機会となる事を約束しています。夜間に世界最大の自然港のひとつであるアバチャ湾に入ります。カムチャツカ地方の首府として、カムチャツカ半島全体の行政の中心となっているペトロパブロフスク・カムチャツキーに入港します。この市は、1700年代の第2回カムチャツカ探検の際、ヴィトゥス・ベーリング司令官によって設立されました。冷戦時代には、ロシア太平洋艦隊の重要な軍港で、大規模な潜水艦基地もありました。1992年まで、この都市とこの地域は、すべての外国人訪問者に「閉鎖」されていました。朝食後、乗組員やエクスペディション・チームに別れを告げて下船します。下船後、市内のホテル或いは、空港まで無料送迎いたします。入国手続等に時間がかかりますので、帰国便については、13:00以降に出発するフライトの予約をお勧めいたします。ます。海岸に沿ってのゾディアッククルージングで、ヒグマを探索します。子連れの雌のヒグマを見れる事を期待しています。オオセグロカモメの繁殖地となっている難破した漁船を見学します。渓谷を通過して丘の中腹で休憩し、カサマツや豊富な鳥類に囲まれた風景を楽しみます。私達は、急な道を登って崖の上に近づき、海鳥の営巣地を見学する予定です。エトピリカ、ハシブトウミガラス、ヒメウ、ミツユビカモメなどをご覧頂けるはずです。コケワタガモやシノリガモもここで見られると思います。また、沖合の岩場にはトドが繁殖していますので、トドも見られるかと思います。コマンドルスキー諸島に向かう途中、一連のレクチャーで、この諸島の詳細と歴史について学びます。午後、ベーリング島沖に投錨する予定です。1741年、不幸にもベーリングが乗っていた探検船が難破した際にこの島を発見しました。コマンドルスキー湾を探索し、ベーリングの墓まで歩いて行きます。遠隔の土地で長く寒い冬の間に乗組員の何人かは命を落としました。生き残った人々からの報告で、毛皮乱獲に火を点けることになり、加えてロシアのアラスカ進出のきっかけともなりました。コマンドルスキー諸島は、ベーリング島とメードヌイ島の2つの大きな島とアリー岩礁とトポルコフ島の2つの小さな島から成り、これらの島々は、アリューシャン列島の西端に位置しています。私達は、上陸とゾディアッククルージングでこれらの島々を探検する予定です。最初の目的地は、諸島唯一の集落のニコルスコエ村の訪問です。ここには、世界で唯一のステラーカイギュウ(海牛目ジュゴン科ステラーカイギュウ属に分類される哺乳類で現在は、絶滅)の骨格を展示している博物館あります。村周辺のバードウォッチングも素晴らしく、ゴシキセイガイインコ、モン●詳細日程第8日目ヴェルホトゥロヴァ島観光第9日目航海とコマンドルスキー湾観光第12日目オルガ湾とズパノバ川観光第13日目ブフタ・ルースカヤ、カムチャツカ観光 No.5極東ロシアの宝石探検クルーズ 14日間アナディリ発/ペトロパブロフスク・カムチャツキー着第10~11日目コマンドルスキー諸島観光第14日目  ペトロパブロフスク・カムチャツキー入港/下船

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