ポーラーラティチュー社 2021-22年 南極
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ウシュアイアの利用ホテルアラクルウシュアイアリゾート&スパポーラーラティチュードシチズンサイエンス(市民科学)プロジェクトポーラー・ラティチュード社ではウシュアイアから出発するすべての南極クルーズは、アラクルリゾート&スパでの2泊の滞在から始まります。2泊することで、フライト遅延のストレスを解消し、リゾートの満喫、自然保護区の散策、お買い物など十分な時間を確保できます。自然保護区内の美しい峰に位置するアラクルホテルは、息をのむような景色と洗練された装飾が特徴です。ホテルから始まるいくつかのハイキングロードには美しい森、大草原、山のコースが設定されています。また、最先端のスパ&エクササイズの施設では、たくさんの楽しいアクティビティを用意しています。ロビーのピアノバーでは、素晴らしい景色を眺めながら、美味しい地元のお菓子をカクテルと一緒にお楽しみ頂けます。レストラン「La Cravia」ではアルゼンチン料理と各国料理を提供しています。代表的な夕食のメイン料理には、アルゼンチンバーベキュー、カニ、メルルーサ(タラの仲間)などです。朝は無料のビュッフェ形式の朝食をお楽しみください。ホテルでリラックスしたり、乗船前にショッピングを楽しむためにウシュアイアの町を散策するのもいいでしょう。市民科学は自然現象の観察や記録、報告など旅行者の力を利用する方法です。これは長い期間、学術的な観測チームをサポートすることが難しい南極で特に役立ちます。ポーラー・ラティチュード社の南極クルーズにご参加のお客様は、主要な研究プロジェクトを手助けするデータ収集活動に参加することができます。私たちが収集したデータは南極のユニークな生態学と気候変動の理解を深めるのに役立ちます。提供されるプロジェクトはクルーズによって若干異なる場合があります。参加に興味がある方は、船内のデイリープログラムをご覧いただき、クルーズ出発時に予定されている市民科学の紹介ミーティングへご参加ください。参加に追加費用はかかりません。■南洋の海水サンプリング → スクリップス海洋研究所へデータを提供しますこの研究所ではウシュアイアと南極半島の間、サウスジョージア島と南極半島の間の海面水温と塩分を測定します。このデータは、南極海の長期的な気温と塩分の傾向の研究に貢献しています。■海洋哺乳類の識別 → Happy Whaleへデータを提供します唯一識別が可能なクジラの尾と背びれの斑紋を撮影します。これによりHappy Whaleは危害を加えることなく時間の経過とともにクジラの動きを追跡することができます。クジラに焦点を当てることにより、海洋生態系全体と国際社会に直面している課題に注目しています。■SALPプロジェクト   → アルフレッドウェゲナー極地海洋研究所へデータを提供しますサルパは植物プランクトンを食べ自由遊泳する無脊椎動物です。上陸地点周辺のサルパ分布の基本データを収集し遺伝種を決定するためにいくつかの標本も収集します。南極を囲む極周付近ではサルパの存在量が最近増加しています。私たちが収集したデータは研究所の科学者たちが、この状況が気候変動とどのように関連しているのかを調査するのに役立ちます。■フィヨルドの植物(植物プランクトン)          → スクリップス海洋研究所へデータを提供します南極半島に沿ったフィヨルドで植物プランクトンのサンプルを収集することにより、海洋研究所の科学者は10月~3月の植物プランクトンの成長シーズンを通して全体の豊富さ、構成、分布など季節的な画像を入手でき、氷河から融水の流入(増加)によってどのような影響があるか研究することができます。■雲量観測 → NASAグローブオブザーバーへデータを提供します雲量とタイプを観察して記録しNASAの気象衛星と合わせることで、地上と気温が雲量によってどのように影響を受けるか、また雲が気候の変化にどのように反応するか科学者の研究に役立ちます。■海鳥調査 → ストーニーブルック大学へデータを提供します南極海および南極半島に沿った鳥の分布、個体数、繁殖について調査し、海上および陸上での鳥についての研究に役立てられます。POLAR LATITUDESPOLAR LATITUDES17

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