シルバーシー社 2021-22年 南極
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皆既日食と南極半島、フォークランド諸島探検クルーズ 15日間 No.622英国の南にある辺境のフォークランド諸島は、パタゴニア地方からも遠く離れ、孤立した場所にありますが、多くの野生生物が生息しています。港には、錆びた難破船が幽霊のように横たわっています。遠隔の740もの島々は、歴史的に危険な自然をはらんでいます。教会や博物館、イングリッシュパブなどが点在するイギリス風の町並みのポート・スタンリーの散策をお楽しみください。●ウエストポイント島風光明媚なフォークランド諸島の北西にある開拓地では、マユグロアホウドリの巨大な営巣地の鳴き声で迎えられます。ウエストポイント島は、他の野生生物が生息する島からは、遠く離れ孤立しています。この島には、膨大な数の鳥類が生息し、僅かの人間とウエストポイント島の牧草地で草をはむ羊の数を圧倒しています。海岸の岩に沿って飛び跳ねるイワトビペンギンや、ここに数多く生息しているキバナウをご覧いただけます。●ニューアイランド遠隔のニューアイランドは、フォークランド諸島の西に位置しています。この島の人口は僅かですが、荒涼とした海岸に沿って繁殖する膨大な数の鳥類に圧倒されます。南大西洋に位置する荒野の島には、沢山のイワトビペンギン、アザラシ、アホウドリなどが繁殖し、野生生物の聖域となっています。そこには、側頭部の耳の周辺がオレンジ色のキングペンギンなど5種類のペンギンが繁殖しています。アシカ、アザラシ、ゾウアザラシは、海岸で吠えながら動き回り、海では、シャチがパトロールをし、ミナミカマイルカが波をきって泳いでいます。本船のデッキから海鳥を観察したり、図書室で読書を楽しんだり、プレゼンテーションを聴講したりのんびりお過ごしください。夜、南米最南端のウシュアイアに入港します。ラストナイトをお楽しみ下さい。朝食後、乗組員やエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。下船後、港からウシュアイア空港に送迎。空港到着後、搭乗手続。午前、ウシュアイア発、チャーター機にて空路アエロパルケ空港へ。午後、ブエノスアイレスのアエロパルケ空港に到着。ターンテーブルで機内預けの荷物を受け取った後、午後、市内のアエロパルケ空港発、エセイサ市内のホテル・プラザ・セントラル・カニング経由、エセイサ空港まで送迎。※エセイサ市内のホテルにて18時頃まで休憩した場 合、ホテルから空港への移動は、ホテルのシャトルバ スをご利用ください。距離に位置しています。南極探検では、雪に覆われた山々の風景や風と波によって彫刻された氷山などを見学します。南極は、1820年頃まで人類にとって未知の世界でした。南極探検クルーズは、想像を絶するような感動があります。広大な南極半島には、科学研究の最前線となる南極観測基地が点在しています。ユニークな景観と多くの野生生物、人類が南極大陸に与えている影響などを研究しています。巨大な氷山がゆっくりと海流に乗って近づいてきます。地球上で最も人里離れた、極端で魅惑的な原野、南極の旅のような想像を刺激する航海は殆どありません。最も純粋な形での冒険で、南極のモノクロ風景の雄大な美しさを直に体験できる幸運に恵まれた人はほんの一握りの人々だけです。南極海峡は、南極半島北端に位置し最初に出会う場所です。南極海峡の名前は、1902年に南極半島とジョインビル島の間の海峡を最初に航行したアンタークティック号の船名に因んでいます。この海峡では、ラーセン棚氷から欠け落ちた壮大なテーブル状の氷山が海流にのってゆっくりと北に向けて流れているのを沢山ご覧いただけます。翌日の皆既日食に備え、皆既帯の中心に向けて航海します。船内では、皆既日食についてのプレゼンテーションや観測する際の注意事項などのご案内があります。2021年12月4日(土)、南極で皆既日食が見られます。皆既日食は、生涯において一度は見ておきたい天体ショーです。この皆既日食では、皆既継続時間が最も長い皆既帯の中心線上での観察を予定しています。1分40秒間続く神秘の天体ショーを想像してください。月が眩しい太陽を覆い隠し、白昼に突然闇が訪れ、黒い太陽の周りにコロナ、プロミネンス、ダイヤモンドリングなどの現象が忽然と現れます。その後、再び南極が目のくらむような白の世界に戻ります。感動の皆既日食を観測した後、フォークランド諸島に向けて航海します。フォークランド諸島到着に備え、プレゼンテーションが行われます。美しい自然と多様性あふれる野生生物の観察が出来るフォークランド諸島の首都ポート・スタンリーに寄港します。ブエノスアイレス到着後、お客様ご自身にてシルバーシー社指定のホテルへ移動&宿泊。ホテルのチェックインは、15:00以降となります。早朝、早めの朝食を済ませ、ホテルからシルバーシー社の団体送迎バスで国内線のアエロパルケ空港に移動します。午前、アエロパルケ空港到着後、搭乗手続。午前、ブエノスアイレス発、チャーター機にて空路ウシュアイアへ。午後、ウシュアイア到着後、空港から港へ送迎&乗船手続。世界最南端の町として知られるウシュアイアは、ビーグル水道を一望し、北のマルティアル山脈に囲まれています。遠く離れた場所にも関わらず驚くほど活気にあふれた町で旅行者を楽しませてくれます。夕刻、いよいよ待ちに待った南極に向けてウシュアイアを出港します。ドレーク海峡を南極大陸に向けて航行します。航海中に、南極条約や南極訪問者のガイドライン、ゾディアックボートの利用方法、バイオセキュリティ(防疫対策)など、南極に上陸する為の準備を行います。また、様々な南極に関するプレゼンテーションも予定されています。途中、南極からの冷たい海水と北側の亜熱帯からの海水が交わる南極収束線を通過し、南極に入ります。この南極収束線を通過すると、水温が2~3度さがり、塩分濃度も急激に変化します。氷山が見え始めるかもしれません。また、クジラやペンギンなどの野生生物が見え始めてきます。最初に目にするのは、サウスシェトランド諸島の山々でしょう。氷で覆われたサウスシェトランド諸島は、おそらく南極大陸で最もアクセスしやすい地域です。南米大陸からは伝説のドレーク海峡を横断した772㎞に位置しています。南極半島の北西端付近に位置し、ブランズフィールド海峡によって隔てられたサウスシェトランド諸島は、南極条約の管轄下にあり、領土権の主張は凍結されています。ここには、数か国が南極観測基地を設けています。大きなゾウアザラシやゼンツーペンギン、ヒゲペンギン、アデリーペンギンも営巣しています。サウスシェトランド諸島で最大のキングジョージ島には、多くの南極観測基地があり、その一部の基地は、年中稼働していて科学者も働いています。南極半島は、この手付かずの領域を探検しようとする冒険者に手を差し伸べるように南米大陸に向かって伸びています。南極半島は、フエゴ諸島から僅か1,000㎞の■詳細日程第1日目ブエノスアイレス到着第5日目サウスシェトランド諸島観光第8日目南極海峡観光第9日目ドレーク海峡クルーズ第11日目ドレーク海峡クルーズ第10日目皆既日食観測第3~4日目ドレーク海峡横断クルーズ第6~7日目南極半島観光第2日目ブエノスアイレス発 B ウシュアイア着/乗船/出港第15日目ウシュアイアにて下船/発 B ブエノスアイレス着第14日目  ウシュアイア入港第13日目フォークランド諸島、ニューアイランド島とウエストポイント島観光第12日目フォークランド諸島、ポート・スタンリー観光ブエノスアイレス発着

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