シルバーシー社 2021-22年 南極
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フィールド海峡によって隔てられたサウスシェトランド諸島は、南極条約の管轄下にあり、領土権の主張は凍結されています。ここには、数か国が南極観測基地を設けています。ゾウアザラシやゼンツーペンギン、ヒゲペンギン、アデリーペンギンも営巣しています。サウスシェトランド諸島で最大のキングジョージ島には、多くの南極観測基地があり、その一部の基地は、年中稼働していて科学者も働いています。デセプション島の壮大な崩壊した火山のカルデラの中心部に向かって進みます。月の景色のようなカルデラ内部でハイキングを楽しんだり、ペンデュラムコーブで地熱によって温められた海水に浸ったりする事も出来ます。この信じられないほどの雄大な氷の王国を訪れサウスシェトランド諸島が南極の宝石と称えられる理由を見つけだしてください。南米大陸に向けて伝説のドレーク海峡を航行します。ビーグル水道を目指し航海が続きます。南米大陸が近づくにつれ、今までの白と黒の世界から、緑豊かな世界が広がります。朝、ウシュアイアに入港、朝食後、乗組員やエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船です。下船後、港からウシュアイア空港に送迎。空港到着後、搭乗手続。午前、ウシュアイア発、チャーター機にて空路アエロパルケ空港へ。午後、ブエノスアイレスのアエロパルケ空港に到着。ターンテーブルで機内預けの荷物を受け取った後、午後、市内のアエロパルケ空港発、エセイサ市内のホテル・プラザ・セントラル・カニング経由、エセイサ空港まで送迎。※エセイサ市内のホテルにて18時頃まで休憩した場 合、ホテルから空港への移動は、ホテルのシャトルバ スをご利用ください。プロミネンスなどの現象が忽然と現れます。その後、再び南極が目のくらむような白の世界に戻ります。好奇心旺盛な野生生物が皆既日食にどのように反応するか、彼らの行動に注意して、船内のナチュラリストに教えてください。スリル満点の冒険、伝説の物語、完璧な美しさ、エレファント島は、おそらく南極で最も有名な場所です。初期の探険家の功績は、人類の歴史上、エレファント島を不滅なものにしました。この島は、1916年にアーネスト・シャクルトンとその隊員がこの島に到達するまで本格的に探検されませんでした。この不毛の地でのサバイバル物語は、人類史上の最も刺激的な物語です。エレファント島は、南極探検の伝説として書かれていて、島の氷の領域に到達するとシャクルトンの物語を自分の目で確かめる事が出来ます。南極半島は、この手付かずの領域を探検しようとする冒険者に手を差し伸べるように南米大陸に向かって伸びています。南極半島は、フエゴ諸島から僅か1,000㎞の距離に位置しています。南極探検では、雪に覆われた山々の風景や風と波によって彫刻された氷山などを見学します。南極は、1820年頃まで人類にとって未知の世界でした。南極探検クルーズは、想像を絶するような感動があります。広大な南極半島には、科学研究の最前線となる南極観測基地が点在しています。ユニークな景観と多くの野生生物、人類が南極大陸に与えている影響などを研究しています。巨大な氷山がゆっくりと海流に乗って近づいてきます。ホープベイの氷河が崩落するのを目撃してください。南極半島には、雪と氷に覆われた峰々が広がっています。このユニークな環境の中で何千羽ものアデリーペンギンが営巣しています。南極半島の北西端付近に位置し、ブランズ壮絶な戦いを繰り広げているミナミゾウアザラシや膨大な数のキングペンギンの営巣地など驚異と感動の世界が広がっています。亜南極に位置するイギリスの海外領土であるサウスジョージア島には、いくつもの捕鯨基地がありました。今回の探険クルーズでも捕鯨基地跡を訪れる予定です。シャクルトンの帝国南極横断探検隊は、サウスジョージア島のグリトビケンを1914年12月5日、28人の乗組員を乗せて南極大陸に出港。1915年2月末頃、ウェッデル海で流氷につかまってしまいました。1915年11月21日、エンデュアランス号は、氷に押しつぶされて、氷の下に沈没。隊員達は、浮氷上でキャンプを行いましたが、浮氷が割れたため、救命艇でエレファント島に避難。1916年4月、シャクルトンと5名の隊員が、救助を求めて小さな救命艇で荒れ狂う南極海を1500km航海してサウスジョージア島に到達。そして、険しい山岳地帯を36時間かけて横断してストロムネスの捕鯨基地に辿り着き、1916年8月末、エレファント島に残されていた隊員達を無事に救助する事が出来ました。グリトビケンには、伝説の使命を記念する博物館と偉大な探検家シャクルトンの墓があります。サウスジョージア島には、10万羽ものキングペンギンの営巣地が広がっています。マカロニペンギンのような小さなペンギン種や風に乗って滑空するワタリアホウドリも繁殖しています。サウスジョージア島での感動的な日々を過ごした後、船内でゆっくりとお過ごしください。2021年12月4日(土)、南極で皆既日食が見られます。皆既日食は、生涯において一度は見ておきたい天体ショーです。この皆既日食では、皆既継続時間が最も長い皆既帯の中心線上での観察を予定しています。1分40秒間続く神秘の天体ショーを想像してください。月が眩しい太陽を覆い隠し、白昼に突然闇が訪れ、黒い太陽の周りにダイヤモンドリング、コロナ、34皆既日食とフォークランド諸島、サウスジョージア島、南極探検クルーズ 24日間 No.11第17日目エレファント島観光第21日目サウスシェトランド諸島観光第15日目スコシア海クルーズ第16日目皆既日食観測第18~20日目南極半島観光第24日目  ウシュアイア入港/下船/発 B ブエノスアイレス着第22~23日目ドレーク海峡横断クルーズブエノスアイレス発着

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