クォーク社 2022年 北極
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No.220スコットランドから北極圏の島々への探険クルーズ 14日間アバディーン発/オスロ着アバディーン到着後、お客様ご自身でクォーク社指定のホテルに移動。ホテル到着後、チェックイン&宿泊。午前、アバディーンの町の散策などで自由にお過ごしください。午後、宿泊ホテルから港に送迎いたします。港に到着後、乗船手続。夕刻、スコットランドから北極圏の島々への探検クルーズにアバディーンを出港。イギリスで最も人里離れたフェア島は、シェトランド諸島を構成する島の一つです。フェア島の風景は多様で、海辺の断崖や驚くほどの海食柱、自然のアーチ、洞窟が大部分を占めています。美術館で地元の芸術品や写真、有名なニットウェア「フェア・アイル」、歴史的な記録などをご覧ください。春と夏には、沿岸の断崖に多くの海鳥が営巣することでも良く知られています。最も有名な海鳥、ニシツノメドリ(パフィン)は、急斜面にしがみつくように繁殖しています。フェア島の草に覆われた土手は、色鮮やかなニシツノメドリを観察するのに最適な場所の一つです。フルマカモメ、ミツユビカモメ、ヒメウミツバメ、オオハシウミガラス、ウミスズメなども見られる可能性があります。アーティストのコミュニティを訪れた際には、北極旅行を暖かく快適に過ごせるよう伝統的なフェア・アイルニットをお買い求めになってはいかがでしょうか。最初の入植者は、どの大陸からも遠く離れたこれらの島々で孤独を求めていた7世紀のアイルランドの修道士であったかもしれません。彼らの孤独は、北欧の農民がやってきた800年頃に終わり、ヴァイキング時代を通してノルウェーの植民地化が続きました。今日、フェロー諸島は、デンマークの自治領ですが、多くの住民はノルウェーのヴァイキングの子孫です。フェロー諸島での1日目は、狭い海峡とフィヨルド、シュールな風景、劇的な断崖、ロック・フォーメーション、急峻な山々と緑の渓谷、写真のような美しい芝屋根のカラフルな木造住宅など群島の外側の島々の探険を行います。そして、海洋生物や海鳥、特に象徴的なニシツノメドリ(パフィン)を探索し続けます。フェロー諸島での2日目は、紀元825年頃にヴァイキングが建設した首都のトースハウンを訪れます。写真のように美しい世界最小の首都の一つトースハウンは、旧市街の迷路のように蛇行した路地や白い窓と伝統的な芝屋根の木造家屋などリラックスした雰囲気と数多くの歴史的、文化的な見どころがあります。トースハウンをさらに探索したい場合には、海賊の襲撃から身を守るために1580年に建てられた歴史的な要塞や、カフェやパブ、古い倉庫が建ち並ぶチャーミングな港でラテを飲みながらのんびりとお過ごしください。世界最北の火山島、ヤンマイエン島に向けて航海します。航海中、幾つかのアクティビティを予定しています。グリーンランドとノルウェーの間に位置し、グリーンランドから東に450㎞、アイスランドから北に550㎞、北極圏に位置し、絶海の孤島のヤンマイエン島は、神秘に包まれています。島唯一の住民は、ノルウェー空軍とノルウェーの気象観測要員の18名がいるだけです。天候条件が良ければ、本船が島に近づくにつれ、島の最高峰、標高2,277mのベーレンベルク山が見えてきます。夏の間、黒い溶岩台地は、草やコケ、花々で覆われ島の風景は一変します。私達が訪れたいと思う1つの場所は、オロンキンビエンとその周辺地域です。そこには、島唯一の入植場所で気象観測所があります。いかにして、北極圏で気候が観測されているのかを見る事によって極地研究について学ぶ機会があります。もう一つの選択肢は、クヴァルロスブクタ(Kvalrossbukta)の黒砂海岸です。17世紀、ここには、オランダの捕鯨基地がありましたが、1632年、オランダ北方会社は、デンマーク人たちが雇用していたバスク人の捕鯨家たちをスピッツベルゲンから追放。バスク人たちはこれに対する報復としてヤンマイエン島を襲撃し、オランダの入植地や捕鯨基地を焼き討ちしました。こうした状況の中、オランダ北方会社は、捕鯨基地の防衛のため船長と6人の航海士を派遣、しかし、彼らは、壊血病と旋毛虫症(ホッキョクグマの生肉を食べたため)によって全滅してしまいました。それから20年後、この地域での捕鯨は終焉を迎えました。バードライフ・インターナショナルによって重要な鳥類保護区と指定されているヤンマイエン島は、フルマカモメやヒメウミスズメ、シロカモメ、ミツユビカモメ、ハジロウミバト、ハシブトウミガラスの巣を保護しています。もしかしたら、ニシツノメドリを観察できるかも知れません。スピッツベルゲン島に向けて北に航海します。北極圏に位置し、スヴァ―ルバル諸島最大の島で野生の手つかずの大自然が残るスピッツベルゲン島を探検します。島の南西端のフィヨルドを探索すると、スピッツベルゲン島が「野生生物の王国」である理由を理解する事ができます。私達が訪れたいと考えている場所は、ホルンスン・フィヨルド、ベルスン・フィヨルド、リリーフック氷河です。可能性のある上陸地点は、島の南端に位置し、豊かな歴史があるホルンスン・フィヨルドです。南端の湾でイスビヨルンハムナには、かつての科学基地があり古いクジラの骨などが散乱しています。スヴァールバルトナカイと賑やかなヒメウミスズメの繁殖地をご覧いただけます。長さ約20kmのベルスン・フィヨルドは、1世紀前に炭鉱労働者をその天然資源に誘いました。今日、観光客は歴史的な鉱山や猟師の遺跡、壮大な眺望を楽しみにバーバンハムナやカリプソビーエンにやってきます。花々が点在する色とりどりのツンドラに沿ってのハイキングを楽しめます。このエリアには、トナカイが頻繁にやって来ますので、トナカイを見られる可能性があります。朝、スピッツベルゲン島のロングイヤー・ビーエンに入港します。午前、朝食後、エクスペディション・チームに別れを告げて下船です。港へは、ゾディアックボートを利用して上陸する予定です。港に上陸後、町の中心部にお送りいたします。町の中心部で多少の時間を過ごしていただいた後、空港へお送りいたします。午後、空港到着後、チャーター機にて空路オスロ空港へ向かいます。午後、オスロ空港到着後、解散●詳細日程第1日目イギリスのアバディーンに到着第3日目フェア島観光第4~5日目フェロー諸島観光第6~7日目ノルウェー海クルーズ第2日目アバディーンにて乗船・出港第8~9日目ヤンマイエン島観光第10日目クリーンランド海クルーズ第11~13日目スピッツベルゲン島観光第14日目  ロングイヤー・ビーエン入港/下船(注)入港は、07:00~08:00頃を予定しています。港には、ゾディアックボートを利用して上陸を予定しています。

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