12マッコーリー島は、1810年に発見された後、すぐにアザラシ猟師によってネズミ、マウス、ネコ、ウサギなどのさまざまな動物や害虫が持ち込まれ、在来の鳥の個体数は事実上排除され、植物は破壊されました。島を管理するタスマニア国立公園野生生物局は、非常に野心的な7年間の害虫根絶プログラムを実施し、2014年には、島に外来種の動物や害虫がいなくなりました。その結果、鳥と植物が再生し、増加傾向が著しく驚くべきことです。鳥と植物が反応し、鳥類の増加が目撃されるようになりました。マッコーリー島には、キング、ロイヤル、ゼンツー、イワトビの4種のペンギンが生息しており、ロイヤルペンギンは、マッコーリー島のみで世界中のどこにも繁殖していません。訪問中、私たちは2ヶ所に上陸を予定しています。(もちろん天候と海象状態に応じて)。イワトビペンギンは、他の種よりも写真撮影が困難ですが、4つの種は、すべて観察と写真撮影をする事が出来ます。マッコーリー島には、多くのミナミゾウアザラシが生息しています。子どもは10月に生まれ、繁殖中の成獣が海に戻る11月に離乳します。子供と成獣間近のミナミゾウアザラシはビーチに横たわっています。ミナミゾウアザラシの子供たちは1月のいつか海に出る際、沖合で待っているシャチから攻撃を受けます。また、バックルズ湾にあるオーストラリア南極観測基地に上陸する予定です。そこでは、科学者や基地スタッフと会うことができます。基地は1947年に設立され、それ以来、島は「有人」となっています。この基地は、亜南極で最も長く継続的に使用されている基地の1つです。キャンベル島に向けて航海します。本船のデッキからクジラやアホウドリを探索したり、レクチャーに参加して、のんびりお過ごしください。今日は、ニュージーランドの最南端の亜南極地域にあるキャンベル島を探索する予定です。その歴史は私たちが訪れた他の島々と同じくらい豊かで多様です。島は、1810年に(マッコーリー島を発見したのと同じアザラシ猟の船長によって)発見された後、アザラシ猟師によってネズミや猫が持ち込まれました。その後、それらは、根絶されました。イギリスの偉大な植物学者であるジョセフ・フッカー卿が1841年に「熱帯以外では誰にも負けない植物相の展示」と表現した植生は繁栄しており、見事なものに他なりません。島を探索するためのいくつかのオプションを用意いたします。ノース・ウエスト・ベイとおそらく、マウント・ハニーへのウォーキング、また、コル・ライオール・サドルへのウォーキングも簡単で私たちの計画は、オークランド諸島のアザラシ科の珍しい種であるフッカーズまたは、ニュージーランドアシカの3つある繁殖地の1つ、サンディベイに上陸することです。11~12月、雌たちが海岸にやってきて、上陸するとまず、前の年に妊娠した子どもを出産し、雌は出産してから1週間で発情し、交尾行います。この時期のビーチマスター(浜辺の主)の雄のアシカは、ハーレムを他の雄から守るのに忙しくなります。海岸ではいくつかのオプションがあります。長時間のウォーキング、短時間のウォーキング、そしてただ座って野生生物を眺めて楽しむための時間です。ウォーキングは、比較的簡単で、ボードウォークで島を横切って劇的な西の崖に行き、そこから海岸をたどって島を一周します。私たちが遭遇する可能性のある鳥は、シロアホウドリ、キタオオフルマカモメ、オークランドウ、クリイロコガモ、ノドグロチドリ、ニュージーランドヒタキ、スズドリ、タヒバリ属、アオハシインコ、キンメペンギン(別名キガシラペンギン)ハイイロアホウドリなどです。ムカシジシギを見られる可能性も非常に高いです。アルバトロス緯度としても知られる、狂う50度を南下する際、特にオークランド諸島の南でのバードウォッチングは最適と思われます。亜南極諸島の生物学と歴史に関する一連のレクチャーやマッコーリー島訪問の準備もいたします。私達が見られるかも知れない種は、ワタリアホウドリ、シロアホウドリ、マユグロアホウドリ、ハイイロアホウドリ、サルビンアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、キタオオフルマカモメ、オオフルマカモメ、ハイイロミズナギドリ、ヒメミズナギドリです。また、ヒメクジラドリ、ハシブトクジラドリ、ナンキョククジラドリなどのクジラドリはたくさんいるはずです。しかし、それらを特定するのは簡単ではありません。注目すべき他の種では、カオジロミズナギドリ、マダラシロハラミズナギドリ、メグロシロハラミズナギドリ、Grey-faced Petrel、ノドジロクロミズナギドリヒメアシナガウミツバメ、アシナガウミツバメ、スジハラアシナガウミツバメです。オーストラリアの偉大な南極探検家、ダグラス・モーソン卿は、かつてマッコーリー島を「世界の不思議な場所の1つ」と呼んでいました。私たちがこの素晴らしい島を探索するのに2日間を費やします。これは、亜南極諸島で最初に世界遺産に登録された島の1つであり、それは主にその独特の地質学によるものでした。オーストラリア・プレートと太平洋プレートの衝突により、海嶺の岩石が地表に露出している地球上で数少ない場所の1つです。ニュージーランドの世界的に有名なアルペンリゾートタウン、クイーンズタウンに到着後、ヘリテージ社指定のホテルに宿泊します。夜、クルーズに参加するお客様が一同に会しての夕食をお楽しみください。ホテルにて朝食後、午前中は、クイーンズタウンの散策などで自由にお過ごしください。午後、クイーンズタウンからブラフ港にお送りいたします。ブラフ港到着後、ヘリテージ・アドベンチャラーに乗船いたします。ご乗船後、キャビンにお入りいただき、探険クルーズ中、我が家となる船内を探検します。その後、エクスペディションスタッフと乗組員の紹介、安全に関するオリエンテーションが行われます。スネアーズ諸島に向けて出港する際には、エクスペディション・チームと一緒にオブザベーシラウンジやオブザベーションデッキから出港風景をご覧ください。ニュージーランドに最も近い亜南極諸島は、かつて帆船の航行が危険な場所と見做され、スネアーズ(snares = 罠)と名づけられました。諸島は、無人で、自然保護区として最高の保護を享受しています。これらの島々には、すべてのイギリス諸島よりも多くの海鳥が繁殖していると主張する人もいます。早朝に到着する予定ですが、上陸が許可されていないため、天候や海象状態が良ければ、本島の保護された東側に沿ってゾディアッククルーズを行います。保護された湾では、固有種のスネアーズペンギン(別名ハシブトペンギン)、ニュージーランドヒタキ、シダカッセを見ることができます。スネアーズ諸島には何十万羽ものハイイロミズナギドリが営巣しています。実際の数については多くの議論があります。オークランド諸島は、約1,000万から2,500万年前に噴火した2つの火山によって形成されました。その後、氷河作用によって侵食されて分断され、今日私たちが知っている群島が作り出されました。エンダービー島は、このグループで最も美しい島の1つであり、著名な海運家にちなんで名付けられました。群島のこの最北端の島は、野生生物とバードウォッチングの素晴らしい場所で、上陸して徒歩で探索するには最適です。1994年に、人間が島に持ち込んだ動物や害虫が一掃され、鳥と植生、特に草本植物が数と多様性の両方で回復しています。●詳細日程 No.313ページに続く第3日目ノースイースト島(スネアーズ諸島)観光第4日目エンダービー島(オークランド諸島)観光第9日目パーシビアランス港(キャンベル島)観光第1日目クイーンズタウン到着第8日目終日航海第5日目終日航海第6~7日目マッコーリー島観光第2日目クイーンズタウン発ブラフ港着/出港亜南極の島々とチャタム諸島の野鳥観察探険クルーズ 17日間ブラフ発着
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