ヘリテージ・エクスペディションズ社 2022-24南極
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13のチャンスがあります。ハトは最近まで絶滅の危機に瀕しており、現在はかなりの数になっています。地元のバスで保護区まで移動します。道路は私たちを開発された農地に連れて行き、そこで私たちは間違いなく多くの外来種とおそらくニュージーランドクイナを見る事ができるでしょう。ワイタンギ集落の上陸地点近くでは、固有種のチャタムウを見られるチャンスがあります。午後、南海岸に沿って戻ってクルージングします。ここは、マジェンタミズナギドリの唯一の個体群が繁殖し、捕食者のいない地域にチャタムミズナギドリの新しい個体群を確立しようとしている場所でもあります。以前の探険クルーズでは、この地域でマジェンタミズナギドリとチャタムミズナギドリの両方を見る事ができました。ブラフに向かう途中で、ニュージーランドの南島の近くから東に伸びる、ジーランディア大陸の大きくて比較的浅く水没した部分であるチャタム海膨を横断します。南からの栄養豊富な水は暖かい北の水と混ざり合い、北の遠海種と南の緯度からの鳥との間に重なりがあるので、私たちは素晴らしい遠海の鳥類を目撃する事が期待できます。遭遇すると予想される種は、ワタリアホウドリ、シロアホウドリ、マユグロアホウドリ、オークランドハジロアホウドリとサルビンアホウドリです。私たちが特定できるはずのミズナギドリの種は、キタオオフルマカモメ、マダラフルマカモメ、ウエストランドクロミズナギドリ、ノドジロクロミズナギドリ、ハネナガミズナギドリ、ヒメアシナガウミツバメ、カオジロウミツバメ、モグリウミツバメハヂロシロハラミヅナギドリです。写真撮影の機会には、アカアシミズナギドリ、ミナミオナガミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ヒメミズナギドリが含まれます。地平線上の近くにある小さなミズナギドリには、ヒメクジラドリとヒロハシクジラドリが含まれます。探険クルーズのハイライトをリキャップ(要約)で振り返ります。夜、フェアウェルディナーを楽しみます。早朝、ブラフ港に入港します。朝食と税関手続を済ませた後、エクスペディション・チームや乗組員に別れを告げて下船します。インバーカーギル空港またはクイーンズタウン空港まで、バスでお送りいたします。※天候や海象、港湾事情により予期せぬ遅延が発生する場合がありますので、インバーカーギルからは正午以降、クイーンズタウンから午後3時以降に出発する航空便をご予約下さい。の周りをゾディアッククルージングして、そこに繁殖する鳥類を詳しく調べます。亜南極諸島で絶滅の危機に瀕しているニュージーランドオットセイが多数生息しています。チャタム諸島に向けて航海する際、鳥類が見られる機会があります。これらには、ワタリアホウドリ、キタシロアホウドリ、マダラシロハラミズナギドリ、カオジロミズナギドリ、ヒロハシクジラドリ、ノドジロクロミズナギドリ、スジハラアシナガウミツバメ、アシナガウミツバメなどです。その他の目撃例としては、オークランドハジロアホウドリ、キタオオフル、マダラフルマカモメ、ギンフルマカモメ、ハイイロミズナギドリ、ヒメミズナギドリ、ヒメアシナガウミツバメなどです。また、ワキグロシロハラミズナギドリにも目を光らせます。今日、チャタム諸島に向けて航海する際、遠海バードウォッチングに絶好の機会です。特に、これまでの航海で、この区間で見られたワキグロシロハラミズナギドリに注目します。過去に、この海域で非常に珍しいマジェンタミズナギドリも観察しました。チャタム諸島固有種のマジェンタミズナギドリは、ニュージーランドで最も絶滅の危機に瀕している種の1つで、僅か150羽未満と推定される世界で最も希少な海鳥の1つです。午後は、ピット島の南にある玄武岩の露頭である壮大なピラミッド・ロックをクルーズします。ここはチャタムアホウドリの唯一の繁殖地です。午後、サウスイースト島に到着します。これは世界最大の自然保護区の1つで、上陸は許可されていません。しかし、海岸沿いをクルーズする際、ゾディアックボートから非常に珍しいニュージーランドのノドグロチドリとチャタムミヤコドリを見ることができるでしょう。島に巣を作るピットウも見られるかも知れません。チャタム群島は、1つの大きな島と、多数の小さな島と岩だらけの小島で構成されています。2つの島にだけ人間が住んでいます。それらはニュージーランドの最東端の領土となっています。島々はもともと東ポリネシア人が定住していました。1400年代に島は孤立しましたが、興味深いことに、独自の文化を発展させました。諸島は1790年代にヨーロッパ人によって発見されました。その後、アザラシ猟師と入植者が続き、1830年代に、ニュージーランドのマオリ族が先住民の多くを殺害し奴隷にしました。元々の入植者、ヨーロッパ人、そして後にマオリ族の人々が在来の動植物に与えた影響は悲惨なものでした。導入された動物、狩猟、火事、土地の開墾により、多くの種類の固有の鳥類 が一掃されました。幸運にも群島の沖合の島々で多くの鳥類は、生き残る事ができました。新世代と協調した保全活動に参加するという新たな取り組みと意欲が生まれました。多くの私有保護区が設立され、多くの植え替えが行われ、捕食者は制御されています。今日、私達は、元の私有保護区の1つを訪問します。本島の南海岸に地元の家族によって設立され、固有種のチャタムバトとチャタムセンニョムシクイを見る絶好す。これらすべてのオプションにより、ここに多くの巣を作るシロアホウドリを楽しむ機会と時間があります。また、島で有名なメガハーブといわれる巨大植物群があるエリアを訪れます。私たちが探索する他の鳥には、コガモとシギが含まれ、固有のウが港で見られます。私たちが見るべき他の鳥には、ハイイロアホウドリ、キタオオフルマカモメ、ミナミオオトウゾクカモメ、アカハシギンカモメ、オオカモメ、ナンキョクアジサシ、ベニヒワ属、ヨーロッパカヤクグリ、マミジロタヒバリ などが含まれます。アンティポデス諸島に向かう航海は、遠海のバードウォッチングの日です。この地域でよく見られる種は、ワタリアホウドリ、シロアホウドリ、マユグロアホウドリ、キャンベルアホウドリ、ハイイロアホウドリ、サルビンアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、キタオオフルマカモメ、オオフルマカモメ、ハイイロミズナギドリ、ヒメミズナギドリなどです。南極海のこの地域は、ヒメクジラドリ、ハシブトクジラドリ、ナンキョククジラドリが一緒に生息する数少ない場所の1つであり、比較する良い機会を提供します。注目すべき他の種は、カオジロミズナギドリ、マダラシロハラミズナギドリ、メグロシロハラミズナギドリ、Grey-faced Petrel、ノドジロクロミズナギドリ、ヒメアシナガウミツバメ、アシナガウミツバメ、スジハラアシナガウミツバメ、モグリウミツバメなどです。アンティポデス諸島は、ニュージーランドの亜南極諸島の中で最も孤立していて、おそらく最も知られていない島です。オットセイ猟師達は、1806年に島が発見された直後の数十年間ここに住んでいました。島に持ち込まれた動物はマウスだけでしたが、今、それらを根絶するための努力が行われています。島々は火山起源ですが、特に西海岸線はひどく侵食されています。諸島最大の島は、アンティポデス島です。上陸は、許可されていないため、ゾディアックボートで海岸線をクルーズします。ニュージーランド最大のムジアオハシインコを見られるチャンスがあるかも知れません。この種は完全に緑色の頭を持っています。また、オークランド諸島とチャタム諸島で見つかったアオハシインコの亜種であるthe Reischek’s Parakeetも探します。尚、マミジロタヒバリのアンティポデス種も見られます。シュレーターペンギンとイワトビペンギンは、海岸沿いの混合コロニーにいる可能性があります。ニュージーランドの5つの亜南極諸島の最北端にある、バウンティ諸島に到着します。この諸島は、悪名高い反乱のほんの数ヶ月前の1788年にバウンティ号のウィリアム・ブライによって発見されたためバウンティ諸島と名付けらました。ここでは、水没したバウンティプラットフォームの先端で、風雨にさらされた花崗岩のノブが南極海に打ち付けられています。バウンティ諸島は、何千ものサルビンアホウドリの生息地であり、シュレーターペンギン、ハシブトクジラドリ、固有種のバウンティヒメウは、世界で最も希少です。早朝に到着する予定ですが、天候と海象状況が良ければ、花崗岩のノブ●詳細日程 No.3(注1)(注2)航海中に、天候不良や予定外の探検を実施した場合、予定の旅程に変更が生じる場合があります。ニュージーランド領の亜南極諸島への上陸に関しては、二ュージーランド政府の許可が必要となります。※スネア―ズ諸島は保護区のため、上陸はできません。ゾディアックボートで海上からの見学となります。マッコーリー島上陸には、オーストラリア・ビザ(ESTA)が必要となります。第13日目ピラミッド・ロックとサウスイースト島(チャタム諸島)第17日目  ブラフ入港/下船第10日目終日航海第12日目バウンティ諸島第11日目アンティポデス諸島第14日目ワイタンギ(チャタム諸島)第15~16日目終日航海亜南極の島々とチャタム諸島の野鳥観察探険クルーズ 17日間ブラフ発着

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