ヘリテージ・エクスペディションズ社 2022-24南極
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5記することは不可能です。キャプテンとエクスペディション・リーダーは、毎日の天候と氷、海象状況を的確に判断しながら、あらゆる機会を利用してお客様を上陸活動やゾディアッククルーズにご案内します。私たちのプログラムは、野生生物の観察、主要な科学的拠点、史跡、そしてロス海の沿岸地形、氷河、氷山の壮大な風景に重点を置いています。特定の上陸は、保証できませんが、私たちは以下の場所を訪問したいと考えています。●アデア岬(Cape Adare)南極で最大のアデリーペンギンの営巣地であるロス海の先端にあるアデア岬に近づくと、アデア岬の大胆な岬とダウンシャークリフが私たちを出迎えます。岬を形成する大きくて平らな砂嘴を覆うのは巨大な営巣地で、今では夏の真っただ中に100万羽を超えるペンギンが営巣しています。これは驚異的な光景です。絶え間なく活動的で騒々しい「ペンギンの街」での最初の体験は、決して忘れる事はできません。そこに営巣しているペンギン達は、訪問者を恐れることはありません。私たちのナチュラリストは、彼らのライフスタイルのさまざまな側面を指摘し、静かに座ることによって、ペンギンのコミカルな行動、求愛の表現、空腹のヒナへの餌やり、縄張り、巣の材料の盗難などを観察することができます。ペンギン達に囲まれた南極で最も古いカルステン・ボルクグレヴィンクの小屋は、1899年に南極大陸での最初の探険のための越冬小屋です。南極探検の「英雄時代」の魅力的な遺跡です。そして、初期の探検家の遺物がまだ残っている内部を見学することができます。アデア岬の後ろの丘の305メートル上には、南極で最も古い墓があります。これは、ボルクグレヴィンク探検隊の動物学者であった22歳のニコライ・ハンセンの墓です。●ハレット岬(Cape Hallett)巨大なアドミラルティ山脈が見えてくるとロス海のハレット岬への到着を告げます。ここの風景は荒涼として素晴らしいものです。標高4,000m以上もの山々が聳え立ち、巨大な氷河が内陸から海辺まで続いています。放置された米国とニュージーランドの基地跡付近に上陸します。そこでは、アデリーペンギンの営巣地とウェッデルアザラシをご覧いただけます。●フランクリン島(Franklin Island)ロス海の奥深くにあるこの険しい島には、大きを予定しています。ミナミゾウアザラシの大規模なグループは、ビーチと上陸地点のタソック草の中で眠っています。これらの巨大な生き物は、毎年、グループで横たわって脱皮を行います。私たちの存在をほとんど気にしていません。若いゾウアザラシは、海岸の浅瀬で過ごし、成熟してハーレムを持つ準備に備えます。ルシタニア湾のキングペンギンの繁殖地は騒々しくて壮観です。100万羽ものキングペンギンが岸辺に密集し、私達が乗ったゾディアックボートの周りでは、水面を泳いだり跳ねたり潜ったりして忙しく動き回っています。繁殖地の中心にある錆びたペンギンの油を搾り取る装置は、膨大な数のペンギンが油のために屠殺された悲惨な名残です。今、彼らの子孫はこの場所を取り戻しました。島を管理するタスマニア国立公園野生生物局は、非常に野心的な7年間の害虫根絶プログラムを実施し、2014年には、島に外来種の動物や害虫がいなくなりました。その結果、鳥と植物が再生し、増加傾向が著しく驚くべきことです。ペンギンやゾウアザラシに加えて、そこには3種類のオットセイと4種類のアホウドリ、ワタリアホウドリ、マユグロアホウドリ、ハイイロアホウドリ、ハイガシラアホウドリが生息する素晴らしい島です。南極海を南下するにつれて、本船の周りをアルバトロスとミズナギドリが飛び交いながらついてきます。現在、レクチャーは、南極大陸とロス海地域についておこなっています。南極収束線(南極前線)を通過して非常に生産性の高い南極海に入るのを確認するために、水温の変化に注意を払います。漂流する氷山は鮮やかな色を帯びており、並外れた形をしています。それぞれがユニークで自然の彫刻です。本船は、素晴らしい写真撮影が出来るよう氷山の近くを航行します。南緯66度33分を通過して24時間太陽が輝き続ける南極圏に入る際には、お祝いをします。バーでドリンクを楽しんだり、図書室で読書を楽しんだり、撮影した写真のダウンロードや編集などで自由にお過ごしください。ロス海地域にいる間、南極の最も歴史的な地域のハイライトを訪問する予定です。予測不可能な天候と氷の条件のために、毎日の旅程を明メ、オークランドウ、クリイロコガモ、ノドグロチドリ、ニュージーランドヒタキ、スズドリ、タヒバリ属、アオハシインコ、キンメペンギン(別名キガシラペンギン)ハイイロアホウドリ、ムカシジシギを見る可能性も非常に高いです。航海中は、一連のレクチャーとプレゼンテーションで、亜南極諸島と南極海の生物学と歴史について詳しく学びます。私たちは一日中航海していますので、遠海にすむ鳥類を観察する事が出来ます。(但し、これらに限定されません)ワタリアホウドリ、シロアホウドリ、ハジロアホウドリ、オークランドハジロアホウドリ、ハイイロアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、マユグロアホウドリ、ノドジロクロミズナギドリ、マダラシロハラミズナギドリ、メグロシロハラミズナギドリ、マダラフルマカモメ、モグリウミツバメ、ヒメアシナガウミツバメ、スジハラアシナガウミツバメなど。これは、探険クルーズで最高の遠海の「バードウォッチング」の一部である可能性があります。マッコーリー島は、オーストラリア領の亜南極の島で、多くの野生生物が繁殖しています。キングペンギン、イワトビペンギン、ゼンツーペンギン、そして固有種のロイヤルペンギンの4種の異なる何百万羽ものペンギンがここで繁殖しています。私たちは、サンディ湾とバックルズ湾の2ヶ所の承認された上陸地点と、気象条件が許せばルシタニア湾でのゾディアッククルージングを時間帯を分けてご案内する予定です。ロイヤルペンギンの営巣地があるサンディ湾では、元気なヒナたちが駆け巡っています。海岸を出入りする際には、金色の冠羽が揺れ動いています。世界中の300万羽のロイヤルペンギンは、すべてマッコーリー島で繁殖しています。この島には、キングペンギンの営巣地もあります。静かに座ってペンギンを見ていると、ペンギン達が近づいてきますので最高の観察をする事ができます。彼らは恐れを知らず好奇心が旺盛です。バックルズ湾では、1940年代後半に設立され、それ以来継続的に人員が配置されているオーストラリア南極観測局のガイド付きツアー●詳細日程 No.1第6日目終日航海第6~7日目マッコーリー島観光第11~22日目南極・ロス海地域観光第8~10日目終日航海南極・ロス海探検クルーズ 28日間ブラフ発着

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