クォーク社 2023-24年 南極
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No.5究極のフォークランド諸島とサウスジョージア島、南極圏・南極探検クルーズ 23日間ウシュアイア発着ることが少なくないようです。なんといってもその大部分は太古から人間の手に触れられておらず、独特の空気と時間が流れています。その完璧ともいえるような静けさや言葉にできない寂寥を体感ください。氷河が海に崩落する音や、ペンギンがよちよちと足元を歩いてくる音にハッとされることと思います。エクスペディション・チームの安全管理と案内のもとで氷上を歩き、ペンギンたちに交じりながら観測基地を訪れます。ヒゲペンギン、ゼンツーペンギン、アデリーペンギン、ナンキョクオットセイ、ウェッデルアザラシ、カニクイアザラシ、ヒョウアザラシ、ミンククジラなど…挙げられるだけでもこれだけの多くの野生生物たちを上陸観光やゾディアック・クルージングで観察いただけます。同様にアドベンチャー・オプションの「シーカヤック(有料)」で入り組んだ湾部を探索することもできます。その他にも「ポーラー・プランジ」と呼ばれる「南極海飛び込み大会」では、南極海で泳ぐこともできます。笑いあふれる参加型イベントです。この旅では南極大陸への上陸だけでなく、南緯66度33分より南の南極圏を訪れます。南極圏到達時には、シャンパンで乾杯してお祝いしましょう。最後の原生地とも言える南極圏では真夜中まで煌々と太陽が降り注ぎ、ウェッデルアザラシたちが短い夏を謳歌しています。この行程に差しかかるころには、野生生物の名前や氷の用語にも相当詳しくなっていることでしょう。1日2回の上陸観光やゾディアック・クルージングで野生生物の観察や雄大な氷河の景色などをお楽しみください。エクスペディション・チームは船内イベントや様々なプレゼンテーション、皆様が訪れた南極のポイントや野生生物のスライドショーを準備し、この探検旅行を振り返る予定です。朝、ウシュアイアに入港。午前、朝食後、下船。クォーク社の無料送迎バスで空港へお送りいたします。南へ針路を進めます。船は生物学的に南極に入ったことを示す南極収束線を越えて航行します。この海域は、寒冷な南極からの海流と大西洋や太平洋、インド洋からの比較的暖かい海流が混じり合うため非常に肥沃で、世界中の海で最もクジラやアザラシの観察に適しています。バイオセキュリティ(防疫対策)の手続や南極条約、南極訪問者のガイドライン、サウスジョージア島の野生生物、探検の歴史、自然などのプレゼンテーションを行いサウスジョージア島到着に備えます。南極地域の中でもサウスジョージア島には多種多様の野生生物が生息し「南極のガラパゴス」と呼ばれています。海岸線は10万羽にもおよぶキングペンギンの一大繁殖地になっています。また、ミナミゾウアザラシやナンキョクオットセイも数多く生息しています。サウスジョージア島は、長い間、南極探検や入植の要衝の島でした。当時の開拓者たちは、捕鯨やアザラシ猟で生計を立てていました。一度は絶滅しかけたこれらの生物たちも今は、昔の個体数に戻りつつあります。グリトビケンの集落には、南極探検中に非業の死を遂げた探検家アーネスト・シャクルトンのお墓があります。現在、ここには、かつての捕鯨基地跡や博物館、土産物屋、教会、研究所があり、20名ほどの住民と科学者、助手たちが暮らしています。ここでは、捕鯨基地跡や入植の前線基地跡などを見学する予定です。終日航海日、エクスペディション・チームは、野生生物や探検の歴史などのプレゼンテーションを行い、次の目的地への到着に備えます。プレゼンテーションの合間にバーでドリンクを飲みながら乗組員とのお喋りや屋外デッキでバードウォッチングなどをお楽しみください。南極大陸がだんだんと目前に迫ってきます。南極旅行に参加されたお客様は壮大で神秘的な大自然を目の当りにした時、畏怖の念を抱かれウシュアイア空港到着後、無料送迎バスでクォーク社指定のホテルへお送りいたします。ホテル到着後チェックイン&宿泊。世界最南端の港町アルゼンチンのウシュアイアは、パタゴニア地方や南極への玄関口として、また交通の要所として栄えています。海と山に囲まれた美しいウシュアイアの町の散策をお楽しみください。手づくりチョコレートやアルゼンチンワインなどお土産も充実しています。午前、自由行動、南米最南端のウシュアイアでの休日をお楽しみください。午後、乗船手続。夕刻、いよいよ待ちに待った南極へ向けてウシュアイアを出港します。本船はビーグル水道を進みます。この水道は、チャールズ・ダーウィンが世界周航したビーグル号に因んで名づけられたことでも有名です。私たちの船出を祝うかのように山裾に開けたウシュアイアの町が夕日を浴びて光り輝き、船尾に多くの海鳥が追いかけてきます。終日航海日は、フォークランド諸島到着に備えてエクスペディション・チームは、ゾディアックボートの利用方法や野生生物、歴史などのプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションの合間に、バーでドリンクを飲みながら乗組員とのお喋りや屋外デッキでバードウォッチングをお楽しみください。フォークランド諸島では、東フォークランド島と西フォークランド島を訪れます。この2つの大きな島には、イワトビペンギン、ゼンツーペンギン、マゼランペンギンや亜南極のみに繁殖するキングペンギン、海鳥ではマユグロアホウドリ、この地域固有種のフォークランドミソサザイや飛べないフォークランドフナガモなど多種多様な野生生物が生息しています。上陸観光やゾディアック・クルージングでこれらの野生生物の観察を予定しています。また、イギリス風の町並みが残る「辺境の町」スタンリーにも寄港を予定しています。●詳細日程第1日目アルゼンチンのウシュアイア到着第3日目南大西洋クルーズ第6~7日目南大西洋 & 南極海クルーズ第12~13日目スコシア海クルーズ第17~18日目南極圏観光第21~22日目ドレーク海峡横断クルーズ第19~20日目南極半島沿岸を北上しながら観光第4~5日目フォークランド諸島観光第8~11日目サウスジョージア島観光第23日目ウシュアイア入港/下船第2日目乗船/ウシュアイア出港第14~16日目サウスシェトランド諸島と南極半島観光30

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