9天候や滑走路の状況など運航条件が揃えば、プンタアレナスからのチャーター機がユニオングレーシャーキャンプへ到着します。到着後、帰りのお客様は航空機へ搭乗し、チリのプンタアレナスへ戻ります。プンタアレナスでは、ALEスタッフがお出迎えをし、お客様をホテルまでお送りします。プンタアレナス泊コウテイペンギン営巣地と南極点到達の旅プンタアレナス発着ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊グールドベイキャンプ泊グールドベイキャンプ泊ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊コウテイペンギン営巣地へのフライトは、気象状況に応じて出発します。いざ出発するとロンネ棚氷、バークナー島上空へと北東方向へ飛行します。飛行時間は約4時間を予定しています。必要に応じて燃料補給のために途中着陸することもあります。キャンプ地は、ペンギン営巣地から2〜3km離れた場所に準備され、飛行機は海氷へと着陸します。到着後、グールドベイキャンプのマネージャーがキャンプをご案内し、営巣地への往来の安全やバイオセキュリティ手順をご案内します。お客様の安全と野生生物の保護は当社の最優先事項です。この遠隔地での環境と生活は、経験豊富なスタッフの指示に従っていただくことが不可欠となります。これから数日間、営巣地での風景や音、リズムなどペンギンの世界に没入いただけます。活動の際はフィールドガイドとともに営巣地まで歩き、写真撮影をお楽しみいただけます。活動する海氷の上は一般的に硬い表面を歩きます。キャンプと営巣地の間では、カメラ機材を運ぶための小型ソリやウォーキングポールをご用意しております。南極での活動は、野生動物の生活を妨げることはできません。そのため旅行者は南極訪問者ガイドラインを厳守いただきます。ガイドラインにはアザラシを含むすべての野生動物から最低5mの距離間隔を保つことが含まれます。また近年、鳥インフルエンザ(HPAI)のまん延リスクを最小限に抑えるために、バイオセキュリティを強化しています。また旅行中の疑問点や野生動物のこと、南極環境の適応などガイドがお応えしますのでお気軽にご相談ください。この時期、日照時間が24時間となるため、写真撮影は最適な天候と自然光に合わせて活動スケジュールを調整できます。ガイドは個別のリクエストにも喜んで対応しますが、ご希望は事前にお伝えください。ガイドは全員のお食事や睡眠を含むキャンプスケジュールを調整しています。現地スタッフたちは、キャンプ地同士で密に連絡を取り合っています。帰りのフライトは最適な「天候状況」を特定してご案内します。グールド湾でコウテイペンギンとの特別な時間を過ごした後、ユニオングレーシャーキャンプへ戻ります。そして天候が許せば、いよいよスキープレーンで地球最南端、南極点への旅が始まります。飛行時間はおよそ4〜5時間半。極地の高原上空を飛行し、機内からは風によって形成された浮彫模様のサスツルギやクレバス地帯、そして果てしなく続く白銀の世界を眺めることができます。南緯90度に近づくと、雪と空に囲まれたアムンゼン・スコット南極点基地の建物群が見えてきます。飛行機は整備された着陸地点に着陸し、ついに南極点標識(サウスポールマーカー)へ降り立ちます。ここは360度すべての経線が交わる地点。足元の氷の厚さは約3,000mに達します。こうして、あなたはついに、南極点に到達したごく限られた人類の一人となるのです。おめでとうございます!ユニオングレーシャーキャンプに戻るフライトは、同日中を予定しています。ただし万が一天候が変化し、現地での宿泊が必要となった場合に備えて、食料とキャンプ用品を準備しています。その際は、ゲストサービスチームが寝袋の設営や準備をお手伝いします。南極点滞在中は、地理学的南極点の標識と、南極条約の締結を記念して建てられた華やかなセレモニアルポールの両方を訪れます。撮影の時間はもちろん、かつてここに立った探検家たちに思いを馳せる静かなひとときも、ゆったりと設けられています。100年以上前、この地にたどり着いた彼らは何を感じたのでしょうか。聞こえるのは風の音だけ。北に向かってどこまでも続く白い大地に、あなたは何を思うでしょうか。訪れた者にしか味わえない、特別な時間を心ゆくまでお楽しみください。通常、南極点での滞在時間は2〜3時間ほどです。当社は極寒の気候や標高の影響を考慮した上で、お客様が無理なく目的を果たし、十分に体験を楽しめるようスケジュールをたてております。南極点の気温は-35〜-25℃ほど。ほんのわずかな隙間でも肌を露出すると直ぐに凍ってしまいます。手や顔を完全に覆える防寒装備で臨んでください。南極点での生理学的高度は約3,300m。標高による影響で、滞在中に息切れや軽い頭痛を感じることがあります。行動はゆっくりと無理のないペースで進め、体への負担を最小限にとどめて環境に順応するよう心がけます。南極点へのフライトには、万一の医療的問題に備え、経験豊富な医療スタッフが同行します。目的を達成した後は、スキープレーンに再び乗り込み、ユニオングレーシャーキャンプへ戻ります。プンタアレナス到着日は、お客様自身で宿泊ホテルをお手配ください。南極フライトは気象、運航状況によって、プンタアレナス到着が遅れる可能性があります。南極旅行後もプンタアレナス後泊2〜3日分の旅行計画を推奨いたします。余裕を持った日程を計画いただき、旅程変更にも柔軟に対応できる日程で、この南極旅行を満喫ください。 No.212ユニオングレーシャーキャンプへ飛行機でペンギン営巣地へ出発コウテイペンギン営巣地6-8フライト状況によっては、ユニオングレーシャーキャンプで南極滞在最後の活動をお楽しみいただけるかもしれません。今回の南極体験を祝福するイベントなど最後まで南極滞在の時間をお楽しみください。ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊いざ、南極点到達へユニオングレーシャー探検プンタアレナスへ出発/解散解散案内プンタアレナス出発
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