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- 都市・訪問地情報 一覧
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- サウスシェトランド諸島ベイリー・ヘッド(BAILY HEAD)
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ベイリー・ヘッドには168メートルの高さまでおでこのように突き出したランチョ・ポイントと呼ばれる岸壁が目立つ場所にあり、デセプション島の南東部に位置しています。上陸することが非常に難しい場所で、それでも上陸を試みる者たちは早朝、海が穏やかでうねりが少ない時間を狙うことが多いです。上陸地点の黒砂の浜辺は島の東部へと向かって7.2kmにわたりブランスフィールド海峡に直接面しています。ベイリー・ヘッド海岸沿...
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- サウスシェトランド諸島ペンデュラム・コーブ(PENDULUM COVE)
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ペンデュラム・コーブはフォスター湾の北東部に位置する湾であり、1829年にここに来たイギリス探検隊による磁場の研究で使われた振り子(ペンデュラム)から名づけられました。緩やかな傾斜が黒い砂浜まで広がっており、砂浜からその傾斜を登って行った所に1969年の噴火により廃墟となったチリの調査基地ペドロ・アギレ・セルダがあります。この基地の裏手より急峻な崖が東岸の氷帽に覆われたカルデラ内部のふちまで伸びていま...
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- サウスシェトランド諸島ホエーラーズ湾(WHALER’S BAY)
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ホエーラーズ湾は、ネプチューンズ・ベロウ(海神のふいご)と呼ばれるデセプション島のカルデラ湾内への狭い入り口を通りぬけたすぐ右舷側に位置しています。デセプション島は直径14.8kmの輪のような(またはくつわのような)島であり、その内部にフォスター湾と呼ばれる奥行き9.3km、幅5.6kmの大きな湾があります。フォスター湾は南極半島エリアで一番外環境から守られている場所です。フォスター湾と廃墟となったイギリス南...
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- サウスシェトランド諸島ヤンキー・ハーバー(YANKEE HARBOR)
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グリーンウィッチ島の南西にある小さな湾、ヤンキー・ハーバーはグレイシャー・ブラフとスピット・ポイントの間にあります。1820年ほど前からアメリカとイギリスのアザラシ猟の場所として知られていました。この浜は削られて荒い砂利と小石で形成されており、スピット・ポイントではアザラシ猟期に使われていたトライポット(精油用の三つ足の窯)が残されています。上陸地点より3メートルと10メートル上がった位置に平らな台地...
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- サウスシェトランド諸島ロバート・ポイント(ROBERT POINT)
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ロバート・ポイントはロバート島の南東端に位置しています。1820年代よりアザラシ猟の場所として知られていましたが、島の名前や岬は無名のままでした。ヒゲペンギン、ミナミオオセグロカモメ、マダラフルマカモメなどが営巣しています。多数のミナミゾウアザラシがたびたび浜辺に姿を現します。ウェッデルアザラシやナンキョクオットセイも見かけます。固着地衣類はマダラフルマカモメの営巣地付近で見かけることができます。 ...
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- 南極半島アストロラ―ベ島 (ASTORO LABE ISLAND)
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アストロラーベ島はブランスフィールド海峡に浮かぶ細長い島で、トリニティー半島のドゥコープ岬より北西22.5Kmに位置しています。1837~40年のジュール・デュモン・デュルヴィル率いるフランス探検隊に使われた船の一艘の名前に因んで名付けられました。ここでのゾディアック・ボートによるクルージングは素晴らしく、また潮汐の状態が良く、ナンキョクオットセイが多くいない限りは上陸地点から海岸線を歩くことも楽しめます...
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- 南極半島アルミランテ・ブラウン基地(ALMIRANTE BROWN STATION)
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捕鯨業者が投錨するのに最も楽で天国のようだと称したパラダイス湾。この地域はズグロムナジロヒメウ、マダラフルカモメ、ナンキョクアジサシの営巣地としても有名です。 アルゼンチンのアルミランテ・ブラウン基地は、パラダイス湾に位置しています。この基地は南極半島本島にあるため、「南極上陸」を目指す観光客にとって、ウォーターボート・ポイントとともに、人気の場所です。 基地の背後は、50mもの急傾斜の小高い...
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- 南極半島ウィルヘルミナ湾(WILHELMINA BAY)
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ゲーラーシェ海峡を挟んでブラバンド島に向かい合うようにあるのが南極半島西岸に切り込んだ幅約27kmの大きな湾です。ゲーラーシェ探検隊(1897-99)により発見され、当時のオランダ女王の名が付けられました。 ここは捕鯨時代からよく知られた湾で、湾内に浮かぶ島々の方々に捕鯨母船やキャッチャーボートを舫った鉄の鎖が見られます。湾内はかなり遅くまで海氷が残っている事が多く、海氷下側にぶら下がる植物プランクトンを食べ...
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- 南極半島ヴェルナツキー基地(AKADEMIK VERNADSKY)
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ルメール海峡の南にあるピーターマン島からさらに南へ8km、ペノーラ海峡と外洋へ繋がるフレンチ海峡との交差点にあるのがアルゼンチン諸島で、仏南極探検家ジャン・シャルコー隊(1903~05)により発見され、アルゼンチン政府による同隊への手厚い援助に対する感謝を込めて、このように命名されました。 1935年に英南極半島観測隊の越冬臨時基地が同諸島内のウィンター島に設けられ、1947年3月末には隊員5人の恒久的な基地(Base F)と...
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- 南極半島ウォーターボート・ポイント(WATER BOAT POINT)
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ウォーターボート・ポイントは、アンドボード湾とパラダイス湾を結ぶ水道の東岸にあります。ルメール島を西に、パラダイス湾のアルゼンチンのアルミランテ・ブラウン基地が南にあり、このウォーターボート・ポイントは、満潮時は半島から切り離されてしまいます。干潮時には半島側の湾にある基地から歩いて行くことが出来ます。そうでなければゾディアック・ボートで行くことが出来ます。 1897~99年のベルギー南極探検隊は...
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- 南極半島オーン諸島(ORNE ISLANDS)
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エレラ海峡の北端に位置するロンジェ島に隣接したこの小さな島々、オーン諸島は1898年のエイドリアン・デ・ジェルラシによるベルギー探検隊によって発見されました。オーンという島の名前はもともとノルウェーの捕鯨者たちによって名付けられたもので、その後1913年にこの場所を調査していたスコットランド人の地質学者デイビット・ファーガソンによって認められました。 オーン諸島の中で一番大きい島は、ジェルラシ海峡の中...
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- 南極半島エンタープライズ島(Enterprise Island)
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ウィルヘルミナ湾に位置し、かつては捕鯨船員によって使われていました。島の周りをゾディアック・クルーズし、難破した捕鯨船を通過します。
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- 南極半島クーバービル島(CUVERVILLE ISLAND)
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クーバービル島は高く突き出すような地形をしたコケ類に覆われた岩肌を持つ小さな島です。グレアムランドの西沿岸にあるロンジェ島とアルツトウスキー半島の間にあるエレラ海峡に位置しています。1897~99年のジェルラシによるベルジカ探検隊により発見され、フランス海軍の副提督の名に因んで名付けられました。エレラ海峡はジェルラシ海峡とアンドボード湾をつなぐ景観たぐいまれな海峡です。ロンジェ島が西に浮かび南極半島...
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- 南極半島グラハム・パッセージ(GRAHAM PASSAGE)
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南極半島の中程、ゲーラーシェ海峡北端と半島側のヒューズ湾南端近くにあって、南極半島とブラフ島に挟まれた狭い水路です。それまで半島に繋がっていると考えられていた場所に水路があり、それを1922年に通過した捕鯨キャッチャーボート、グラハム号に因んで名付けられました。 両岸を氷河に覆われた狭い水路を北に抜けたヒューズ湾側には海流の関係でオキアミが湾内に集まるらしく、捕鯨時代から良く知られた場所です。ザトウクジ...
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- 南極半島ゴーディン島(Gourdin Island)
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アンタークティック・サウンドの入り口近く、南極半島の北端に浮かぶ小島群中最大の島でデュモン・デュルビル探検隊(仏1837-40)により発見され、旗艦アストロラーベ号海軍少尉の名をつけたものです。唯一上陸可能な北西海岸は流氷が吹き寄せられたり、うねりが高かったりして上陸できないこともあります。しかし、ここはアデリー(14,334番)、ゼンツー(568番)、そしてヒゲ(3,282番)のペンギン三種の繁殖が一度に見られる貴重な場所でも...
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- 南極半島シェルヴァ・コヴ(CIERVA COVE)
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南極半島中部、大きなヒューズ湾の北部にある小さな入り江で、ヘリコプターの原型をデザインしたフアン・デ・ラ・シェルヴァの名が付けられています。 この入り江の南側入り口には夏のみ活動しているアルゼンチンのプリマベラ基地があります。この海域は捕鯨時代から知られており、緑豊かなコケ類や隣の大氷河の崩落とあわせてザトウクジラ親子との接近遭遇が見られるかもしれません。
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- 南極半島ジョージス・ポイント(GEORGES POINT)
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エレラ海峡の北西部に浮かぶロンジェ島の北端にジョージス・ポイントは位置しています。このポイントは、1897~99年に行われたジェルラシによるベルギー南極探検隊によって発見されました。名前の由来となったのはこの探検隊の出資者であったロンジェ夫人です。ゼンツーペンギン、ヒゲペンギン、サヤハシチドリなどがここで営巣しています。 1986年の調査では800番(つがい)でしたが、1994年の調査では1,752番(つがい)以...
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- 南極半島ダモイ・ポイント(DAMOI POINT)
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花崗岩質の丘に鏡餅のような氷河が乗っていて、それを取り巻く砂利海岸にはゼンツーペンギンの営巣地が点在しています。氷河を利用した長さ約400mの滑走路はかつて小型機の発着に使われ、サー・ヒューバート・ウィルキンスも1929年にここから高さ3,000mの半島山脈を横断してウェッデル海側迄飛んでいます。1973~1995の間にはフォークランド諸島とさらに南にあるアデレード島の英ロテラ基地を結ぶツィンオッター機航空網の中継基...
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- 南極半島スノーヒル島 (SNOW HILL ISLAND)
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スノーヒル島はアドミラルティ海峡をジェームズ・ロス島との間にはさみ、その南東に位置する全長32Km、幅10Kmの島で、1843年にロスにより発見されました。最初ロスはここが島なのがそれとも大陸に続いているのか確かではなかったため、その見た目から「スノーヒル」とだけ名付けたのでした。雪に覆われ、その様子がシーモア島などの不毛な台地が広がる様子とはまったく違っていました。スノーヒル島は氷のため、観光船が立ち寄...
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- 南極半島ダンコ島(DANCO ISLAND)
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ダンコ島は、グレアムランドの西海岸沿岸にあり、エレラ海峡の南部に位置する幅約1.6㎞島です。ダンコ島より北にはクーバービル島のキバナウの営巣地を望むことができます。ダンコ島は、1897~99年のジェルラシ率いるベルギーのベルジカ探検隊のメンバーで亡くなった地球物理学者の名に因んで命名されました。以前、英国南極探検隊の調査に使われた小屋が建っていましたが、今では取り除かれています。 ゼンツーペンギンがここ...