ジェルラシ海峡・南極半島
夜間にブランスフィールド海峡を横断し、朝、目覚めると、雪と氷河に覆われた南極の雄大な山々をご覧頂けるでしょう。
これからの3日間は、ジェラルシ海峡沿岸を探検する変化に富んだ旅程です。
氷の状況が許せば、ルメール海峡を通航し、プレノウ島やペノラ海峡を訪れます。南に位置するピーターマン島には、アデリーペンギンとゼンツーペンギンの大きな営巣地があります。
現在稼働中の観測基地の近くを訪れ、南極の気候変動について知識を深めます。

その近くの雪に覆われた島をウォーキングで縦断します。その島には、古いイギリスの南極調査小屋ウォディ・ハウスがあります。北に向けて航行する際、大きな花崗岩のスコット山やシャクルトン山の前を通り過ぎます。その際、ルメール海峡の2回目の通航を試みるかもしれません。

南極半島の海岸線は、雪と氷河に覆われた壮大な山々が美しい風景を作り出しています。毎日ガイド付のウォーキングや野生生物の営巣地の見学、専門ガイドの解説で氷山の間をゾディアッククルージングズするなどアクティビティープログラムが盛りだくさんです。

上陸予定地はパラダイス湾、オーン・ハーバー、アンドボー湾、クーバービル島のペンギンの営巣地などです。 尚、その地を訪れるためにエレラ海峡の通航も予定しています。ウイルヘルミナ湾では、よくザトウクジラが見られます。

南極海峡・ウェッデル海
長さ約46Km、幅18.5Kmの南極海峡は、南極半島とジワンビル島を隔てています。海峡を航行する際、南極の氷冠を初めて目にします。
畏敬の念を抱く壮大な景色です。ウェッデル海に入り、巨大な氷山の数が増えたことに気が付くでしょう。南にある棚氷が割れ、海に流れ落ちた氷山は、海流に乗って北に漂流しているのです。船上から数多くのテーブル状の氷山を見学します。
素晴らしい光景を目の当たりにします。ここは、今まで訪れた場所とは異なり、まるで別世界です。
ウェッデル海地域には、10万羽以上ものアデリーペンギンの巨大な営巣地があります。天候が許せば、ホープベイやポーレット島、ブラウン・ブラフの上陸を試みます。
船が航行する際、氷山を注視してください。このエリアでは、以前にコウテイペンギンとの遭遇を楽しみました。ペンギンの大きさと羽毛から考えると、ペンギンの子供も探検や餌取りに出かけていると鳥類学者は信じています。スノーヒル島の南側には、コウテイペンギンの営巣地があることで知られています。

この地域の探検の歴史は豊富です。1901年～04年のスウェーデンのノルデンショルド探検隊の遺物がいくつかの場所で見学できます。
また、今から約100年前、シャクルトンのエンデュアランス号の探検の英雄的な話とこの地域は強くつながっています。
このウェッデル海でシャクルトン探検隊が乗っていたエンデュアランス号は、海氷に掴まり沈没してしましました。シャクルトンと隊員達は、北に進み、ウェッデル海を出て、困難を乗り越えてエレファント島辿り着く事ができました。
100年前にこの海域を探検した初期の探検家の勇敢さと無謀さに改めて考えさせられます。

フォークランド諸島に向けて終日航海
フォークランド諸島に向けて航海します。専門家がウェッデル海での探検を振り返り、そして、これから訪れる場所についてご案内します。
クジラなどの海洋動物を探索しながら洋上生活をお楽しみください。航行中、引き続きアホウドリやミズミナギドリなどの海鳥が本船の周りを飛び交います。
船のデッキから鳥の写真を撮るにはテクニックが必要で、写真の専門家がお教えします。南極関連のプレゼンテーションも引き続き行われます。

ポートスタンレー（フォークランド諸島）入港／下船／発 ✈ プンタ・アレナス着、解散
朝、狭い水路を通りスタンレー港に入港します。人口2,000人のスタンレーは、イギリスやスコットランドの海岸の田舎町を思い出させるような港町です。

明るい色彩の家々と花々が咲き誇る庭が印象的なスタンレーには、大聖堂やパブがあります。

チリのプンタ・アレナス行の飛行機に乗る前に、町を散策する時間があります。（この航空運賃はクルーズ代金に含まれています）
スタンレー発、空路チャーター機でチリのプンタ・アレナスに向かいます。プンタ・アレナス到着後、解散。

旅行終了後、プンタレナス市内に滞在される場合は、町の中心まで無料送迎バスでお送りいたします。