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ハット岬(Hut Point)

ロス島南端のハット岬と呼ばれる岬にあるディスカバリー小屋(Hut=小屋)はスコット第一回目(1901~04年)の南極探検のためにオーストラリアから持ち込まれたものです。隊員たちは探検船ディスカバリー号で寝泊りし、この小屋は主として貯蔵室や実験室として使用されました。隊員たちがこの小屋で余興の演劇を上演するときは「ロイヤル・テラー劇場」とも呼ばれました。
それから4年後、この小屋はシャクルトン率いる1907~09年の南極探検のソリ用前進基地として利用されました。(探検隊の基地はロイズ岬におかれた)さらに下がって1911~13年には第二次スコット南極探検隊(基地はエヴァンス岬)のソリ隊がこの小屋を利用しました。南極の地に命を落としたスコットと4人の仲間の為にこの小屋で大きな慰霊の十字架が作られ、その十字架は今でもオブザベーション・ヒルの頂上に立っています。4度目にこの小屋が使用されたのは、1915年で、1914~17年のシャクルトン率いる南極大陸横断遠征でロス海支援隊のソリ隊が使用しました。

ハット岬(Hut Point)

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