南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • エリア: 南極
  • サウスシェトランド諸島

ホエーラーズ湾(WHALER’S BAY)

ホエーラーズ湾は、ネプチューンズ・ベロウ(海神のふいご)と呼ばれるデセプション島のカルデラ湾内への狭い入り口を通りぬけたすぐ右舷側に位置しています。デセプション島は直径14.8kmの輪のような(またはくつわのような)島であり、その内部にフォスター湾と呼ばれる奥行き9.3km、幅5.6kmの大きな湾があります。フォスター湾は南極半島エリアで一番外環境から守られている場所です。フォスター湾と廃墟となったイギリス南極調査隊の飛行機格納庫の間にはクロナー湖があり、ここは南極保護区域(ASPA)に指定されているため50メートル以内から先へは立ち入ることはできません。

過去のイギリス南極調査隊の基地が飛行機格納庫とノルウェーの捕鯨基地跡に建ち並ぶボイラータンクのあいだにあります。ホエーラーズ湾は南西に向けて、灰岩石でできた浜が100メートルほど奥のカルデラの丘陵地の急峻な斜面まで平らに広がっており、過去にここでの活動の名残の樽や様々な器具、クジラの骨、その他いろいろな遺物が火山灰と凝灰岩の小石に埋もれつつもところどころに顔をのぞかせています。氷河や雪原からの雪解け水がいくつかの小川として流れだし、海岸線に近づくところでは火山の地熱により温泉のように硫黄臭が広がり、温かくなっていることがあります。

20世紀初頭に捕鯨基地として非常に栄えた場所であったことから、フランス人探検家ジャン・バティスト・シャルコーによりホエーラーズ湾(クジラ漁師たちの湾)と名付けられました。錆びついたボイラータンクや廃屋は1910年から1931年の間に陸上捕鯨基地としてこの場所が使われていたころからの名残です。1969年2月の噴火により埋もれてしまったが20世紀前半に亡くなった約40名のノルウェー人のクジラ漁師たちが埋葬されている墓地跡は標識で示されています。また1906年に初めての海上捕鯨施設を創設したアドルファス・アマンダス・アンドレセン船長をたたえる記念碑も建てられています。

デセプション島はサウスシェトランド諸島の中では最も火山活動が活発な場所(ペンギン島とブリッジマン島も火山活動をしている)です。デセプション島の平均標高は300メートルで、南西にはカークウッド山(標高465メートル)があり、東にはポンド山(標高548メートル)があります。標高100メートルあたりに氷河と灰を含んだ雪原が黒い灰岩石の台地と境目を作っているデセプション島は1800年、1812年、1842年、1871年、1912年、1956年、1967年、1969年そして1970年に噴火しています。

ミナミオオセグロカモメが捕鯨基地跡に、浜の端の岸壁にマダラフルマカモメやアシナガウミツバメ、そして、『クラブ』(集会所)と呼ばれたイギリス南極調査隊の廃屋後方、丘陵へと向かっていく小川沿いにはナンキョクアジサシが営巣しています。上陸地点近くの雪解け水の溜まった小さなプールにはオオトウゾクカモメたちが水浴びに集まります。ゼンツーペンギンやヒゲペンギンも浜に姿を見せることがありますがここで営巣しているわけではありません。ウェッデルアザラシやカニクイアザラシ、ナンキョクオットセイも夏が深まるにつれて姿を見せます。ナンキョクオットセイには危険なので近づかないようにし、彼らと海の間に立ってはいけません。コケ類、ダイダイゴケ、固着地衣類は、傾斜を少し上がったところで見られるかもしれません。他にもサルオガセ科コケ類もネプチューンズ・ウィンドウのあたりに見られます。ナンキョクコメススキはイギリス南極調査隊の小屋裏に分布しています。海岸沿いの海水は地熱により温められていて、茹だったオキアミが打ち上げられているのを見かけることもあります。

ホエーラーズ湾(WHALER’S BAY)

基本情報

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