南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • エリア: 南極
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ブラウン・ブラフ (Brown Bluff)

聳えたつ745メートルのさび茶色の崖と氷帽がこの景観の特異性を表しているホープ湾の14.5Km南にあるブラウン・ブラフは、タバリン半島の東側にあるジョナセン島の西に位置しています。北に面した3.2kmの浜は小石と灰で構成されアデリーとゼンツーペンギンの様子が存分に観察できます。ブラウン・ブラフは氷河火山の断片が顔をのぞかせている場所であり、凝灰岩の崖には多くの溶岩石が埋め込まれています。天気の良い日には突き出した絶壁と青空のコントラストが素晴らしいです。北アメリカの西部劇に出てきそうな『悪地』のようですが、岩間を縫うように歩き回るペンギンたちに心を癒されます。崖の上部のほうは浸食が進んでいて落石の恐れがあるため近づいてはいけません。小石の浜辺は傾斜があるため歩きにくく滑りやすいです。あまり多くの観光船が訪れない理由として、このあたりの海域の海図がいまだに少し不明瞭だったり、天候の影響を非常に受けやすい場所であることが挙げられます。
アデリーペンギンとゼンツーペンギン、ミナミオオセグロカモメ、マダラフルマカモメたちが営巣しています。ペンギンたちの営巣地は岩々を覆いつくすようにさらに高所へと広がっています。時としてアデリーペンギンたちも落石や地滑りで被害を受ける事があります。

1996年の1月22日の調査では20,000羽のヒナが生まれ、そのうち95パーセントが親の保護を受けずとも歩き回れるほどにまで成長できていたと調査結果が出ました。ユキドリもここで営巣しているため、周囲を飛び回る姿を見かけることができるかもしれない。オオトウゾクカモメはたまに見かけることがありますが営巣しているかどうかははっきりとしていません。ウェッデルアザラシが浜辺を訪れることもあります。固着地衣類、コケ類、そしてダイダイゴケも標高183メートル当たりの岩に繁殖している様子が見られます。コケ類も下降氷河のあたりに繁殖しています。

ブラウン・ブラフ (Brown Bluff)

基本情報

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