南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

  • エリア: 南極
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フォイン・ハーバー(FOYN HARBOR)

南極半島中部西岸にある大きなウィルヘルミナ湾北部にあって、ナンセン島とエンタープライズ島に挟まれた捕鯨時代によく使われた係留地です。
爆薬付捕鯨銃の発明者であるスヴェン・フォイン(1809-1894)の名前が付けられた捕鯨母船が係留に使ったことからこの名前が付けられました。
ここの見どころは捕鯨時代の遺品が残る小さな入り江、小島、浅瀬の間をゾディアック・クルーズで回る事でしょう。なかでも忘れてならないのは、エンタープライズ島東部の小さな入り江、ガバナー・ハーバーで錆びついた舳だけを出して沈んでいる元捕鯨母船ガバナー号です。同号は従来の皮下脂肪だけでなく、骨や肉の処理も全て船内でできる第一次世界大戦前の時点で最新・最大の捕鯨母船でしたが、2年目の操業開始直前の1915年1月27日、それまでに貯まった5,050㎥の鯨油に火が付き大火災を起こしてしまい、今の価値に直して£440万(約7億円)が燃えてしまいました。他の積み荷を救うためにわざと座礁させた85名の乗組員は全員救助されました。今でも波の静かな日には残りの船体部分が水中に見えます。残骸を巣に利用しているナンキョクアジサシが忙しく船窓から出入りし、周辺海域は今でもザトウクジラやミンククジラなどが見られる可能性が高く、水辺の岩にはウェッデルアザラシやオットセイもよく見られます。

フォイン・ハーバー(FOYN HARBOR)

基本情報

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