このぺージは、南極半島を訪れる南極探検クルーズで「飛行機と客船を利用するコース」「客船のみ利用するコース」の違いについてご紹介します。

南極半島エリアは、圧倒的な美しさを誇る大自然や、夏の子育て中の野生生物を観察でき、南極旅行の中でも一番人気の高いコースです。このエリアでは南極観光、宿泊、食事、移動はすべて客船(耐氷船)を利用します。

 

南極半島の旅行には、大きく分けて下記2パターンの方法があります。

①客船(耐氷船)利用のコース

アルゼンチンのウシュアイアから客船(耐氷船)を利用

 

②飛行機+客船(耐氷船)利用のコース

プンタアレナス(チリ)からキングジョージ島(南極)まで飛行機で移動し、そこから客船(耐氷船)を利用します

 

特徴について

①客船(耐氷船)利用コースの場合

ウシュアイア港は南極の玄関口

●天候状況によってはドレーク海峡で揺れることがある(個人差があります)
 (注)ドレーク海峡横断はいつも揺れるわけではありませんが、時には海が時化て揺れる場合もあります。

●ドレーク海峡通過はおよそ片道1日半~2日間。

●南極に到達するまでに、船内でゆっくりと体調を整えることができる。

●船内では南極旅行の注意事項や南極講座などの内容が充実。

●スケジュール通りの日程でウシュアイアに戻ってくることができる。

●ウシュアイア発着コースは10日間より。

●荷物の重量制限は特になし。

船内で行われる南極講座は南極の知識をさらに深めることができます

 

②飛行機+客船(耐氷船)利用コースの場合

南極キングジョージ島に着陸する航空機

●ドレーク海峡で船酔いの心配がない

●片道約2時間のフライトで南極へ到着できる。

●非常に天候に左右されやすく、時間が大幅にずれることもあります。

●悪天候が続き飛行機が飛ばない場合、ツアーキャンセルになることもあります。
 ※その際、プンタアレナス発着の旅行代金は全額返金になりますが、日本からプンタアレナスまでの航空運賃は個人負担となります(返金がありません)

●フライトの遅延に備えて、帰国便は変更可能なチケットを購入、プンタアレナスでもう1泊する等、予備日を設けておくのが望ましい。

●プンタアレナスで事前に南極旅行の注意事項やパルカ、ゴム長靴の貸出が行われるので忙しい

●南極講座がとても少ない

●チャーター機を利用するため料金は高めになる

●プンタアレナス発着コースは8日間~(短期間で旅行が可能)

●安全規制のため、チャーター機に預ける荷物は15kgに制限(超過は不可。超過した場合ホテルに預ける必要があります)

飛行機を利用するコースは天候状況により飛行機が予定通りに出発できないことがあります。大幅な遅延で観光日数が短くなったり、最悪の場合はツアーキャンセルになるリスクがあります。

キングジョージ島の天候は非常に変わりやすく、雲や霧などが発生しやすい

これまでに数回、大変残念ながらツアーキャンセルになってしまったこともあります。全額返金にはなりますが、日本からプンタアレナスまでの航空運賃やホテル代はお客様負担となってしまいます。

また、南極から戻ることができず、帰国日が遅れてしまうケースもありました。

 

一方、船を利用するコースは、よほどのことがない限りスケジュール通りに運航しますので確実に南極旅行をお楽しみ頂くことができます。アホウドリの観察や氷山の発見、いよいよ最果ての南極に近づいてきた感動も船旅ならではです。

初めての氷山発見は、船旅でしか味わうことのできない体験です

 

アホウドリの観察もドレーク海峡横断クルーズでの楽しみのひとつです

 

お勧めとしては、やはりウシュアイアから客船(耐氷船)を利用したコースが一番かと思います。

ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。